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サケ 帰ってこいよ 庄川で稚魚放流

川へ放流するため、雪の積もったふ化場からトラックの水槽へ移されるサケの稚魚=射水市広上で

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 庄川沿岸漁協連合会(射水市)による今季のサケの稚魚の放流が三十日、同市広上の庄川右岸で始まった。初日は体長五センチ、重さ〇・五グラムほどに育った二十二万匹を川へ放った。三月中旬までに七百万匹を放流し、一部が三~四年で庄川へ戻るという。

 昨年十月から十二月までに、高岡市石瀬の川沿いでサケの成魚を捕獲して採卵。台風でヤナ場が一部壊れた影響で、例年より三百万粒ほど少ない七百三十六万粒になった。

 連合会のふ化場で生後三十~四十日間育て、自力で餌を取れるようになった魚から順次、川へ帰していく。

 連合会の職員らが雪の降る中、稚魚をふ化場からトラックの水槽へ移し、河川敷へ運んで川へ放った。稚魚は一週間~一カ月で富山湾に出た後、北上して北太平洋で成長。放したうちの0・4%が庄川へ帰ると見込む。

 連合会の高木秀一さん(35)は「台風の被害はあったが採卵数は確保できた。放流は続くので、健康な魚を育てていきたい」と話した。 (山本拓海)

 

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