生鮮食品宅配のオイシックスドット大地は1月30日、NTTドコモと業務提携することで基本合意したと発表した。ドコモはオイシックスドット大地が実施する第三者割当増資を引き受ける形で出資し、子会社のらでぃっしゅぼーやをオイシックスドット大地に売却する。
昨秋からドコモと共同事業について協議し、食材をセットにしたミールキットを主軸にしたEC事業で提携することに合意。ドコモ子会社化のらでぃっしゅぼーやをオイシックスドット大地に売却することでグループ化し、経営資源を集約することが有効と判断した。
ドコモは2月28日払い込みで実施する総額6億3000万円の第三者割当増資を引き受ける。増資後のドコモの保有比率は約3%になる。オイシックスドット大地は、らでぃっしゅぼーやの全株式を2月28日付で10億円で取得する。
ドコモの吉澤和弘社長は同日行われた決算発表で「らでぃっしゅを買収した時点では、有機食品市場はもっと伸びると考えていたことも事実。今回は売却するという決断に至ったが、手放したという認識はない。オイシックスドット大地とらでぃっしゅは同じ事業領域ということもあり、タッグを組むことでシナジーの創出を期待したい。今後は出資という形に変わるが、引き続き有機食品市場のさらなる発展に向けて支援していきたい」と話した。
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