穏やかな冬の一枚
前回のダイサギを撮った池なのですが、連日の寒気で徐々に氷が広がっています。
水の流れのある場所を探して水鳥が集まっていました。
穏やかな冬の日の一枚です。
荒れた冬の一枚
すると3日後大雪が…。
これも撮っておこうと思ったのですが、完全にホワイトアウト。
もはや何の写真なのかも解りません (笑)
暫く車の中で待機し、小降りになった所を待ち再度撮り直しました。
街灯が良い雰囲気だったので画像をしっとりと加工すると、絵画のような一枚に。
思い出した拙い想い
自分、昔から絵画のような写真を撮るのが好きでした。
学生当時は『フランソワ・ジレ』の写真を、真似て撮るのがマイブームだった時期があります。
写真が絵画のようになる、その魅力にハマっていました。
ところが自分の恩師は
「写真は写真。敢えて絵画のように撮る必要はない。それなら絵画を見た方がいい」
そう言われ、自分の作品を一蹴したものです。
良い写真とは
大手の写真コンテストで大賞を取った作品を見ると、思わず唸るくらい凄いと思うものがあったりします。
大胆な構図に一瞬を切り取った貴重な一枚。
見た人の多くが素晴らしいと思うことでしょう。
また大賞を逃してしまった作品の中に、個性を感じ、いいなと思う写真があったりもします。
大賞には届かない『何か』が足りなかったのでしょうが、それが大賞を取った作品に比べて劣っていると言えないと思うのです。
今は誰もがスマホやカメラで写真を撮り、簡単にInstagramやSNSで発表出来る時代となっています。
良い、悪い、は誰が決めるのでしょう。
見た人それぞれの好みなのだと思います。
その写真を見た人が、好きか嫌いかを判断する。
ただそれだけです。
つらつらと考えるに…
著名なカメラマンが撮った写真を見ても、どうも好きになれないという事もあります。
ツイッターを見ていて、多分スマホで撮ったであろう写真でも、あぁこの写真好きだなぁ…と思うものもあります。
撮る方も、見る方も、それぞれの感性。
そこに良し悪しなどないのです。
今なら恩師に対して
『自分はこの写真が好きなんです』
そう言えるのですが…
当時は言えませんでしたね。
それは、自分の写真に自信を持つ事が出来なかった未熟さだったのかもしれません。
かと言って、今は自信がある訳ではないのですが。
好きなものは好き。理由はない。
そんな開き直りに近い感じでしょうか。
仕事では、個人の好みは横に置いておき、クライアントの好みにいかに近いものが撮れるか、それが求められます。
その為に、技術や経験が必要になります。
なので楽しいながらも、結構大変な作業だっりするのです。
『そこはそうじゃないな』と思っても、折れなくてはいけない事も多々ありますし。
それはどんな仕事においても同じなのだと思います。
写真は好きなものを好きなように撮るのが一番楽しい。
楽しんで撮ったものは、写真に出る、そう思うのです。
これは自分の勝手な考えですから、反論は受け付けていません (笑)
低気圧による強風が低い唸り声をあげる中、 竜巻のように舞い上がる白い雪を眺めつつ、そんな事をつらつらと考える、危機感の薄い自分なのであります。
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