散るろぐ

こころふるえる感情メディア

勝間和代が強すぎて

一時期のアフィリエイトブームも去って、はてなブログにも、ふたたび平穏な日々が戻って来ました。つるはしを売っていた人気ブロガーたちは、大陸で見つかったビットコインを掘りにいったようです。

僕は、静かになった村の片隅で、庭のタンポポに水をあげていました。するとホッテントリの方から5〜6人の村人たちが火だるまになって転がり込んできたのです。僕はあわててジョウロの水をかけ、なにがあったのか聞きました。

しかし、くわしい事情を話す間もなく、村人は息絶えてしまいました。これはタダごとではないと感じて、僕は納屋に置いてあった手斧を手にとると、ホッテントリの丘へ向かったのです。


僕がホッテントリにたどり着いたとき、そこはもう火の海でした。いくつもの火柱があがり、あたりはドス黒い煙で包まれ、可憐なきんぽうげの花が無残に踏む潰されていました。

僕は、ふつふつと湧く怒りに身をまかせ、全速力で頂上へ駆け上がりました。そこで見たのです。巨大な勝間和代が、はてなブログに馬乗りになって、雄叫びをあげながらドラミングしている姿を。

その足下では、女こどものはてな民が、勝間和代のメルマガを、むしゃむしゃと口に運んでいました。そんなものを食べても消化できずに便秘になるだけなのに。

僕は、拳を振り上げ、巨大な勝間和代へ向けて「写像ってなんですか!」と叫びながら手斧を投げつけました。しかしそれは、和代の屈強なシックスパックに弾かれ、乾いた音を立てて砕け散ったのです。

はてな民の手斧をあびて、さらに巨大化した勝間和代は、親指シフトでキーボードをへし折り、今度は口から生み出したLOGOSを手で丸めて、次々と投下し始めました。それは2ヶ月で200エントリーに達し、はてなの原野をくまなく焼きつくしたのです。

僕は、その勢いに恐れおののき、ふもとへと逃げ帰ってきました。やっと平穏の訪れたはてなブログに、まさかあんな怪物があらわれるなんて…。年端もゆかない、幼いはてなブロガーたちは、もう勝間和代に感化されはじめています。

さっきも僕の家の前を「シュガーフリー!シュガーフリー!」と、シュプレヒコールをあげながら通り過ぎていきました。はてなブログは、このまま勝間和代の独裁国家になってしまうのでしょうか。

僕はその様子を、ここから静かに見守りたいと思います。