光体法

 幽体離脱をするにはエーテル体の感覚を強めて分離しなければなりません。エーテル体は液体的なので、それを入れる容器が必要です。容器は視覚化能力によって作る事ができ、それは想像によってうち立てた立体イメージにすぎないのに、なぜかエーテル体の器として機能します。この器の事を光体と呼びます。それは自分と同じ人型の器です。

 光体を作るにあたって、周天呼吸法という特殊な技法を使います。この呼吸法は視覚化によってオーラの上に形成した霊的中枢から大地と宇宙のエネルギーを体内に引き入れるもので、引き入れたエネルギーを光体に流し込んでチャージするんです。ですが、これはマスターするのに時間がかかるので最初は使わない事にします。このやり方については、別のページで紹介しています。とりあえず幽体離脱の手順を覚えた後で、練習に組み込んでゆけばよいでしょう。

 まずは自分が幽体離脱したときどういう姿形で行動したいかを決めます。これは一旦決めたら、後からあまり変更しないほうが良いです。どんなイメージが良いかですが、顔や身体は、普段の自分と同じものが良いでしょう。そのほうがイメージしやすいからです。もちろんまったく違うものでも良く、別性であっても、実際の年齢より若くてもかまいません。人間離れしたクリーチャーやフリークスのようなのはやめたほうが良いです。
 服装はご自由にどうぞ。どちらかというと普段の格好より、非日常的なハデな格好のほうが良いかもしれません。違う世界に行くんですから、意識の切替になります。
 絵に描いてみるとか、仮装して写真にとっておくなどすると、イメージしやすくなります。

光体を上空に視覚化する
  1. 寝床に横たわり目を閉じ、弛緩して呼吸法などもやった後で、光体のイメージ形成に入ります。
  2. 目を閉じてあらかじめ決めておいた光体をイメージします。光体は自分と向き合って宙に浮いています。自分から約一メートルくらい上空にあるとイメージします。微に入り細に入りできるだけ精密に、あたかもそこにそれがあるかのようにイメージします。
  3. 光体の顔の表情や手足、それがまとっている服装の質感など、全身に視点を移しながら、イメージがぼやけているところをみつけては、そこを補完してやります。

 光体のイメージは最初は漠然としたものしか思い浮かべることができないかもしれませんが、これは毎日の反復(数週間以上)によって、だんだんとリアルに視覚化できるようになってきます。

光体から肉体を見下ろす視点

 上図は模式図ですが、実際には右図のように上空にいる光体の視点から、床にある肉体を見下ろすように視覚化します。図では光体の手が見えています。
 あたかも本当に自分が天井に居るように、ありありと視覚化し、またそのように感じるように努めます。

 このメソッドは1日で成功してしまう人もいますが、何ヶ月もかかるのが普通です。短気を起こさずに根気づよく継続しましょう。


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