更新日: 2017年11月04日(土)
- ビットコインの欠点を改善したアルトコインとは
- アルトコインを保存できるウォレットとは一体何か?
- アルトコインのウォレットは大きく分けて5種類
- アルトコイン用のおすすめウォレット
- パソコン上の財布(クライアントウォレット、ソフトウェアウォレット、デスクトップウォレット)
- インターネット上の財布(オンラインウォレット、ウェブウォレット)
- モバイル端末上の財布 (モバイルウォレット)
- 紙の財布(ペーパーウォレット)
- ハードウェアウォレット
- アルトコインウォレットの利用開始までの流れ
- 【ウェブウォレット・Jaxx編】
- 【モバイルウォレット・Dash編】
- 【ハードウェアウォレット・Leger Nano S編】
- アルトコインのウォレットは慎重に選びましょう
ビットコインの欠点を改善したアルトコインとは
ビットコインは最も取引されている仮想通貨ですが、多くの参加者が取引をする中で、使い勝手の悪い部分も見えてきました。
発行上限数が決まっている(2,100万枚)、コイン生成のための計算(マイニング=採掘と呼ばれます)に多くの時間とコンピューター能力が必要で、取引時にも承認に時間がかかるなどです。
そのため、使い勝手の悪さを補い、便利な機能を加えた仮想通貨が開発され、それがアルトコインと呼ばれています。
イーサリアム、リップル、ライトコインなど、1,000種類以上あると言われています。
アルトコインを保存できるウォレットとは一体何か?
ウォレット(お財布)は仮想通貨であるアルトコインを保管しておく、お財布であり、金庫であり、銀行口座のようなものです。
普通のお金は銀行口座に預けておき、引き出し後は金庫にしまい、外出時はお財布にしまって持ち歩きます。
実分が存在しない仮想通貨では、自分がどれだけのコインを持っているのかは、システム的に記録しておかないとわからなくなってしまいます。
ですからアルトコインを利用し、取引するためには、何らかのシステム的な手段で自分の持っているコインの量を記録し、保管するお財布役のシステムが必要になります。
これがウォレットです。
また、アルトコインを実取引の決済に使ったり、送金したりする時には、ウォレットが持っている「アドレス」が銀行の口座番号の役割を果たすことになります。
アルトコインを購入した取引所に預けておくこともできますが、マウントゴックス事件のような取引所の信用リスク・システムリスクを避けるには、自分のお財布に通貨を移しておく必要があります。
ですから、アルトコインの取引を行う時には、コインを取引所から購入したり、他の人から受取ったりする前にウォレットを準備しておくことが望ましいのです。
アルトコインのウォレットは大きく分けて5種類
仮想通貨のウォレットには各仮想通貨専用のものもあれば、複数の仮想通貨に対応するものもあります。
無料のものも、有料のものもあります。
ウォレットの形態で大きく分けると、の5種類があります。
- ①パソコン上の財布(クライアントウォレット、ソフトウェアウォレット、デスクトップウォレット)
- ②インターネット上の財布(オンラインウォレット、ウェブウォレット)
- ③モバイル端末上の財布(モバイルウォレット)
- ④紙の財布(ペーパーウォレット)
- ⑤専用の財布端末(ハードウェアウォレット)
アルトコイン用のおすすめウォレット
使い方で大きく分類すると、「オンラインにつないで使うか、オフラインで使うか」、「PCやモバイル端末にインストールして使うか、専用の機器上や紙に印刷して使うか」の2つの軸で分類できます。
ここからは、先ほど挙げた5種類のウォレットタイプごとに、主なウォレットを紹介していきます。
パソコン上の財布(クライアントウォレット、ソフトウェアウォレット、デスクトップウォレット)
「オンライン・オフラインで使う」&「PCにインストールして使う」タイプで、パソコン上にインストールして使用します。
インターネットにつないで使うことも、オフラインで使うこともできます。
後で紹介するインターネット上の財布に比べ、高機能なものが多いですが、PCの故障リスクや、インストール作業が面倒というマイナス面もあります。
Electrum
引用元: Electrum
◆日本語対応あり
◆対応OS:Windows/Mac/Linux
◆ライトコインに対応(Electrum-LTCのサイトからダウンロード。Electrumはビットコイン用なので注意)
◆無料
Electrumは軽量型のクライアントアプリケーションです。
仮想通貨の取引台帳であるブロックチェーンがサーバー上で保管され、ブロックチェーンを全てダウンロードしない分、ダウンロードやアプリの立ち上げが軽快という強みがあります。
また、仮想通貨ウォレットは英語のものが多い中、日本語に対応しています。
設定で日本語を選択すれば、日本語で利用することが可能ですので、日本人にとっても使いやすいウォレットと言えます。(インストールや日本語化の仕方を日本語で説明したサイトも多数存します。)
セキュリティ面でも優れていると言われています。
ElectrumはSeedという自分だけの暗号を記録しておけば復旧が可能で、PCやクラウド上にバックアップを残す必要がなく、ハッキングなどのリスクが小さいです(ただし、紙に記録したSeedを盗まれると、第三者がアクセスできてしまいますので、厳重に保管する必要があります)。
より高度なセキュリティを求めるユーザーには、コールドストレージ(取引に使う秘密鍵を普段使うオンライン環境のPCに置かず、別のPCに保管する)や二段階認証といった機能も用意されており、セキュリティ面は手厚く対応されています。
インターネット上の財布(オンラインウォレット、ウェブウォレット)
「オンラインで使う」&「PC・モバイル端末にインストールして使う」タイプです。
ウォレットを提供業者のサーバー上で管理し、ユーザーはインターネットを通じてアクセスします。
開設・設定が簡単で、インターネットがあれば、どこからでも、どの端末からでも利用できますが、ネット接続ができないと使えず、セキュリティ対策も業者任せの部分が大きくなります。
breadwallet
引用元: breadwallet site
◆日本語対応あり
◆対応OS:iOS/Android
◆現状ではビットコインのみ対応(ただしbreadwalletがベースでライトコイン向けのLoafWalletがあります)
◆無料
breadwalletはモバイル端末用のウォレットです。
お財布としての最低限の基本機能である受取と送金に機能を絞っており、インターフェースもシンプルでわかりやすいので、仮想通貨の取引の初心者にとって使いやすくなっています。(一方で、友人とモバイル端末同士でビットコインをやりとりする際に、受取側が金額を指定するといった“ちょっと便利な”機能はありません)
尚、breadwalletはApple Watchとも連携できますので、Apple Watchユーザーにとってはその点も魅力的かと思います。
アプリを利用するために、アカウント登録は必要なく、アプリをダウンロードすればすぐに使え、アプリをインストールした端末の利用者だけが自分のアカウントを管理できます(ウォレットアプリの管理者はウォレットの中身に関与しません)。
他のウォレットと異なり、ビットコインネットワークに直接つながっているので、運営者がハッキングなどの攻撃を受けても利用者のウォレットからコインが盗まれるようなことはありません。
Jaxx
引用元: Decentral Inc.
◆英語表記のみ
◆対応OS:Winndows/Max/Linux/iOS/Android
◆対応通貨:ビットコイン、イーサリアム、イーサリアム・クラッシック、ライトコイン、ダッシュ、オーガー、ジーキャッシュ、ルートストック、リスク
◆無料
Jaxxは多くの仮想通貨をカバーし、PCでもモバイル端末でも利用できるなど、多様なニーズに対応できるウォレットです。
黒い画面にシンプルな表記がされ、ユーザーインターフェースはわかりやすく綺麗で、操作もしやすいのですが、表記が英語のみで日本語に対応していないのはやや難点かもしれません。
多数の仮想通貨をこれ一つで管理でき、PCとスマホなど複数のデバイスで管理することもできるのは便利です。(ただし、iOS版では一部の通貨は対応していないので注意が必要です)
基本機能である仮想通貨の受取・送金に加えて、後述するペーパーウォレットの作成もできます。
さらに、仮想通貨間の両替サービスであるShapeShiftがリンクされており、起動ボタンを押すことで通貨間の両替を行えます。
NEM Microwallet
引用元: NEM.io Foundation
◆英語表記のみ
◆対応OS:iOS/Android
◆対応通貨:ネム
◆無料
NEM MicrowalletはGoogle Chromeの拡張機能です。
Chromeウェブストアからダウンロードしてインストールできます。
Chrome上で仮想通貨ネムのウォレットを使うことができますので、普段Chromeを使っている人には便利なウォレットです。
ネムのウォレットを専門的なスキルの無い人にも使ってもらえるように、シンプルな機能として、ユーザーの使い勝手にフォーカスした設計になっています。
多くの仮想通貨をカバーし、PCでもモバイル端末でも利用できるなど、多様なニーズに対応できるウォレットです。
逆に言うと、これまでネムのウォレットとして使われてきたNano Walletよりできることは限られますので、どちらかと言えばネム取引の初心者向けという位置づけになります。
現時点の主な機能は、ウォレットの作成、インポートとエクスポート、受取・送金(受取人、金額、メッセージを付けて送金)、アドレスや残高の表示、残高の自動更新などですが、今後、複数ウォレットの管理、複数サインアカウントの管理、QRコードの可視化など機能が追加されていく予定です。
モバイル端末上の財布 (モバイルウォレット)
「オンライン・オフラインで使う」&「モバイル端末にインストールして使う」タイプのウォレットで、スマートフォンやタブレットなどの端末上で使うアプリです。
持ち歩くことができますし、QRコードが利用できるので、アルトコインを実店舗での決済に使用するユーザーに向いていると言えます。
一方で、スマホ紛失リスクや、ウィルスやハッキングのリスクには注意が必要です。
Copay
引用元: copay site
◆日本語対応あり
◆対応OS:Windows/Mac/Linux/iOS/Android
◆現状ではビットコインのみ対応
◆無料
CopayはWindows、iOSなど多くのデバイスに対応しているウォレットです。
PC版もモバイルデバイス版も画面などに大きな違いはなく、デバイス間での移行も簡単にできるので複数デバイスを使いたいような場合には便利です。
日本語に対応しており、日本語のサイトもあってインストールから日本語で行えます。
残念ながら、現状はビットコイン用ですが、今後アルトコイン向けが開発さるかもしれません。
Copayを利用するために、アカウント登録は必要なく、アプリをインストールした端末の利用者だけが自分のアカウントを管理できます。
また、複数アドレスを一つのアプリで管理することができるので、個人用/仕事用、投資用/決済用などの使い分けが可能です。
さらに特徴的なのは、複数利用者で一つのウォレットを管理できることです。
家族や恋人、職場の同僚などと一つのウォレットを共有できます。
複数共有の設定では、送金の際に参加者全員の承認が無ければ送金できず、端末を紛失した、ハッキングで公開鍵を盗まれたというような時でも簡単に送金されないのでセキュリティが高まります。
Dash
引用元: The Dash Network
◆日本語対応あり
◆対応OS:iOS/Android
◆対応通貨:ダッシュ
◆無料
Dash WalletはDash FoundationによるDash向け公式ウォレットです。
Dashのホームページは日本語版もあり、ホームページからアプリをダウンロードし、日本語の説明を見てインストールすることができます。(勿論、直接App StoreやGoogle Playからもダウンロードできます)
breadwalletがベースになっているとのことで、こちらのウォレットもアプリをダウンロードすればすぐに使え、アプリをインストールした端末の利用者だけが自分のアカウントを管理できるなどセキュリティは堅牢になっています。
また消費電力も小さいため、モバイル端末で持ち歩いて利用するのにも適しています。
また、モバイル端末は紛失のリスクが大きいですが、リカバリーフレーズ(12個の単語)を控えておけば別の端末にダウンロードしてフレーズを入力することで、ウォレットを復活させることできます。
Dash Walletを使って、Dashの受取・送金、保管、残高確認をすることができます。
送金の際には匿名送金機能を使うことで、匿名での送金を行うことも可能です。
また、ShapeShiftもリンクされているので、仮想通貨間の両替も簡単に行うことができます。
手軽にDashの取引をするのに適したウォレットだと言えます。
紙の財布(ペーパーウォレット)
「オフラインで使う」&「紙に印刷して使う」タイプにあたります。
アドレスや秘密鍵を印刷し、紙で保管する方法です。
当然、盗難・紛失リスク、紙の劣化や印刷が読めなくなるリスクがありますが、インターネットから完全に遮断されるので、セキュリティはとても高くなります。
アルトコインを頻繁に利用するのではなく、長期保管したいニーズに向いています。
ハードウェアウォレット
「オフラインで使う」&「専用端末にインストールして使う」タイプです。
専用端末にコインのデータを保管します。
PC接続すれば簡単に使え、取り外せば完全オフラインになります。
端末にパスワードや二段階認証を設定すれば、セキュリティは更に高まります。
難点は、価格がやや高いこと、精密機械なので故障リスクも高いことです。
ペーパーウォレット同様、長期保管向きかもしれません。
Leger Nano S
引用元: Ledger
◆一部日本語対応
◆対応通貨:ビットコイン、リップル、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ダッシュ、ジーキャッシュ
◆8,000~10,000円程度
Ledger Nano SはフランスのLedger社が開発したウォレットで、AmazonやLedger社のサイトから購入することができます。
対応している通貨も多く、仮想通貨のハードウェアウォレットとして高い人気を誇っているウォレットです。
大きさは開いた時が98mm×18mm×9mm、折りたたむと長さは60mmになりますので、まさにUSBメモリサイズ。
充電も不要で、プラグ&プレイでPCにUSB接続して使えます。
設定方法もYouTubeに日本語の翻訳付きの動画がアップされているなど難しくありません。
複数の仮想通貨に対応しており、一台のLedger Nano Sに5つまでの通貨を保存することができます。
小さなディスプレイがついていて、現在処理している通貨の種類や、処理金額などがシンプルに表示されるようになっていますので、使いやすいウォレットと言えるでしょう。
送金時はPCに接続してPCのアプリで送金先などを入力しますが、最後にLedge Nano Sの側で承認を行うので、二段階認証のような形で安全に送金できます。
セキュリティ面では、PINコードを設定して所有者以外利用できないようにできますし、秘密鍵は完全に外部から隔離され所有者以外はわからない形になります。
TREZOR
引用元: SatoshiLab
◆日本語対応
◆対応通貨:ビットコイン、リップル、イーサリアム、イーサリアムクラシック、イーサリアムトークン、ライトコイン、ダッシュ、ジーキャッシュ
◆12,000円程度
TREZORはチェコのSatoshiLabs社のウォレットで、AmazonやTREZOR公式サイトから購入できます。
対応通貨も多く、ハードウェアウォレットとしてLedger Nano Sと人気を二分しています。
10cm×8cm程度のホームベース型の手のひらサイズで、色は白と黒があります。
充電不要で、コードでPCにUSB接続して使い、ウォレットの管理はGoogle Chrome上のブラウザで行うので、PCにソフトをインストールする必要もありませんし、日本語に対応しているので日本人でも問題なく使えます。
数多くの仮想通貨に対応しており、一台で複数の通貨を受取・送金、保存することができます。
通貨切替えのために通貨ごとにアプリ切替えが必要なLedger Nano Sとは異なり、TRAZORは切替えを管理ブラウザ上で行えるので、多種の仮想通貨を利用したいユーザーには便利な仕様になっています。
セキュリティ面も厳重で、送金はPCだけでは完結せず、TREZOR端末上のモニターに表示される数字や文字を入力する必要があるとか、送金時の署名の実行命令は端末からのみ行えるなど、ウィルスやハッキングといったセキュリティリスクに対する備えも堅牢です。
リカバリーも、24語のフレーズを入力することにより可能で、デバイスの紛失への備えも十分です。
Ledger Blue
引用元: Ledger
◆一部日本語対応
◆対応通貨:ビットコイン、リップル、イーサリアム、イーサリアムクラシック、イーサリアムトークン、ライトコイン、ダッシュ、ジーキャッシュ
◆35,000円程度
Ledger Nano Sの上位機種にあたり、サイズは98mm×68mmとクレジットカードより一回り大きいくらいで、片手に入る大きさです。
Ledger Nano Sとの違いとして、管理できる通貨数があります。
Ledger Nano Sが管理できる通貨が5種類までなのに対し、Ledger Blueは10種類まで可能です。
また3.5インチのカラータッチスクリーンがついているので、スマホ感覚でトランザクションの認証など操作を行うことができます。
USB接続の他、BluetoothでもPC接続が可能です。
更にモジュールタイプの先端的なオペレーティングシステムを採用しているため、暗号鍵アプリなど複数のコンパニオンアプリを簡単にインストールすることができます。
セキュリティについても堅牢で、デバイスをアンロックする度に4~8桁のPINコードの入力を求められ、所有者以外の不正使用を防止しています。
勿論、各種の暗号鍵は端末内に厳重に保管され、Ledger社を含めて所有者以外がアクセスすることはできないようになっています。
ただし、リチウムイオン電池で駆動するため充電が必要など、Ledger Nano Sのように簡単に使うというより、業務用に近い使い方に向いているかもしれません。
Keepkey
引用元: Key Hodlers, LLC
◆日本語対応なし
◆対応通貨:ビットコイン、ライトコイン、ドージコイン、ネームコイン、イーサリアム、ダッシュ
◆15,000円程度
初期に登場したタイプのハードウェアウォレットです。
特徴的なのは、そのデザインです。93mm×38mm×12mmのブラックのボディで、ディスプレイは本体ボディと一体化しているため、操作時にはボディに文字が浮かび上がってくるように見えます。
機能はシンプルです。受取時はQRコードが表示されるだけ、送金時はアドレスの入力欄がシンプルに表示されるだけ。
また、送金時は全額送るという機能が無いので、全額送金時は手数料を引いた額を計算して入力する必要があります。
他のハードウェアウォレットに比べると使い勝手は劣るという印象で、上級者向けでは無いかもしれません。
尚、KeepKeyを製造しているKeepKey社は先日、仮想通貨間の両替サービスを提供するShapeShiftに買収されました。
ShapeShiftがハードウェアウォレットから直接両替ができるプラットフォームを開発したとアナウンスしたことから、KeepKeyに仮想通貨を保有したまま他の仮想通貨に交換できるようになることが期待されます。
アルトコインウォレットの利用開始までの流れ
【ウェブウォレット・Jaxx編】
引用元: iTunes
(1).App Store、Google PlayやJaxxの公式サイト(https://jaxx.io/)からアプリをダウンロードし、端末にインストールします。
(2).新規作成(CREATE NEW WALLET)か複製・復元(PAIR/RESTORE WALLET)かを聞かれるので、新規作成を選択して続行(CONTINUE)します。
(3).簡易設定(EXPRESS)かカスタム設定(CUSTOM)か聞かれます。あとで詳細カスタム設定はできますので、とりあえず簡易設定でOKです。
(4).ADD WALLET画面で利用仮想通貨を選択して続行します。
(5).ADD CURRENCY画面で価格表示通貨(日本円JPYなど)を選択します。
(6).BACKUP PHRASEの画面で復元用のバックアップフレーズを確認するかを聞かれます。
スキップして進むこともできますが、リスク回避のため最初にきちんと記録しましょう。
確認する場合は、Yes, I understand how Jaxx backup worksの左のボックスをチェックして続行します。
(7). Your 12-word Backup Phraseと表示されて、バックアップフレーズの12個の単語が表示されるので、紙に記録しておきます。
(8).Confirm Your 12-word Backup Phraseと表示され、記録したバックアップフレーズの確認を求められるので、ボックスの中に先ほど記録た12個の単語(バックアップフレーズ)を入力します。
問題なければウォレットが立ち上がり、設定完了です。
【モバイルウォレット・Dash編】
引用元: iTunes
(1).App Store/Google Playからアプリをダウンロードします。
(2).アプリを開くと新規ウォレットか復元かを聞かれるので、新規ウォレットを選択します。
(3).「新しい復元フレーズを生成し、新規ウォレットを作ります」という画面が現れたら、「新規復元フレーズを作る」をタップします。
新しくウォレットが生成され、12個の復元フレーズの単語が表示されるので、必ず紙にメモします。(スクリーンショットしようとすると、警告が出て新しいフレーズを出し直すよう求められます)
「紙に書き留めました」をクリックします。
(4).4桁のPINコードを設定するように求められますので、PINを設定し、確認を求められたらもう一度PINを入力します。
(5).画面左上のメニューから設定を選び、通貨表示を日本円JPYにします。(円以外のドルやユーロ建て表示を好むなら、それらの通貨に設定します)
(6).初期設定は以上です。
Dashの受取り時は、「受け取る」の画面のQRコードやアドレスを送金元に送ります。
送金時は「送金する」の画面でQRコードをスキャンするかクリップボードにコピーしておいた送金先アドレスを指定します。
「受け取る」「送金する」の画面は、画面を左右にスワイプすれば変えられます。
【ハードウェアウォレット・Leger Nano S編】
引用元: Ledger
(1).本体を開いて付属USBケーブルでGoogle ChromeのインストールされたPCと接続します。
(2).PCに接続するとWelcome、続いてPress both buttons to beginと出るので、本体上の2つのボタンを同時に押します。
(3).Configure as new device?と聞かれるので、両方のボタンを押し確定します。
(4).4桁のPINコードを一桁ずつ入力していきます。左のボタンが数字UP、右がDOWN、両方で確定です。
(5).Confirm your PIN Codeと確認を求められるので、PINコードを入力し確定します。
(6).リカバリーフレーズを記録します。
Write down your recovery phraseと出たら両方のボタンを押すと、単語が1つずつ出てきます(ボタンで進みます)ので、付属の紙にメモします。
(7).24番目の単語をメモして両方のボタンを押すと、Confirm your recovery phraseと、確認を求められます。
任意の番号について聞かれたら、左右のボタンで候補から選び両方のボタンで確定します。これを2つの番号につき行います。
(8).接続したPCからChromeでLedger社のサイト(https://www.ledgerwallet.com/)を開き、Appsページを開きます。
WALLET APPSというエリアで必要なアプリをクリックし(イーサリアム、リップルライトコイン以外はLedger Wallet Bitcoin & Altcoinで対応します)、右上のGET THE APPSを押して、出てきた画面のChrome applicationの下のINSTALLをクリックします。
(9).画面右上のCHROMEに追加をクリックして、LEDGER WALLET BITCOINを追加しますか?と聞かれたらアプリを追加をクリックすれば、Chromeに追加処理され、Chromeからアプリを選択し使用できるようになります。
アルトコインのウォレットは慎重に選びましょう
ご紹介してきたようにウォレットには様々なタイプのものがあり、それぞれに強み・弱みがあります。
自分がどのような使い方をしたいのか(値上がりを狙って大きな金額を投資するのか、少額の決済に使いたいのかなど)を明確にし、その想定される使い方にあったウォレットを選ぶことが大切です。
また、ウォレットによって対応している仮想通貨が異なりますし、一つのウォレットでも対応通貨が短期間に増えることもありますので、関連サイトなどで最新情報をチェックした上で選ぶことが必要になります。
自分がどの通貨を持っているのか、今後種類を増やす意向があるのかなどを考えて選択しましょう。
自分にあったウォレットを選び、みなさんの大切な財産をしっかりと管理してください。
Ledger Nano S (レジャー ナノS)
Ledger Nano Sは、ビットコイン(Bitocoin)、ライトコイン(Litecoin)、イーサリウム(Ethereum)、
イーサリウムクラシック(Ethereum Classic)、リップル(Ripple)を始め、
数多くの暗号通貨に対応している仏Ledger社によるUSBトークン型ハードウェアウォレットです。
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