［EVO Japan］防御の重要性を強く感じた大会だった――「鉄拳7」部門優勝，Knee選手合同インタビュー

　2018年1月28日に行われた「EVO Japan 2018」決勝トーナメント「鉄拳7」（PC / PS4 / Xbox One / AC）部門から，優勝したKnee選手へのインタビューをお届けする。
　EVO Japanのメイン競技種目の中でも，とくに国際色が豊かだった同部門。世界各国の強豪を押しのけ，鉄拳強国・韓国の威信を守ったKnee選手は，今回の優勝に何を思うのか。優勝直後のKnee選手に聞いてみた。
　なお，本インタビューは決勝直後に行われたメディア合同インタビューとなる。時間も限られた中のインタビューであることをお断りしておく。

［EVO Japan］「鉄拳7」部門の優勝は韓国勢KNEE選手に決定

――優勝おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください。

Knee選手：
　EVO2016，2017とファイナリストには残れていたのですが，優勝はできない状況が続いていました。今回こそ優勝を，とは思っていたのですが，自分自身でもそれを信じることできないでいたんですね。でもこういう結果を残せて，すごく嬉しく思っています。

――優秀するまでで，一番印象に残っている試合というと，どれになるでしょうか。

Knee選手：
　Saint選手との試合が一番印象に残っています。彼にはいつも決定的なところで負けてしまっていたので。でも，今回は勝つことができました。

――ファイナリストの8人のうち2人は日本人でしたが，その2人についてはいかがでしょうか。

Knee選手：
　決勝トーナメントで日本人選手と当たらなかったので見ていた印象になりますが，タケ。選手は防御に優れていると感じました。防御技術の高さは非常に重要ですので。

――韓国国内にも古くからの「鉄拳Crash」を始めとしたさまざまな大会がありますが，そうした大会とEVOにはどんな違いがあるのでしょうか。

Knee選手：
　韓国の大会は参加者が限られているのに対し，EVOは世界各国から選手が集まるので，参加者がものすごく多いのが特徴です。韓国の大会は人数が少ないですが，皆ものすごく強いので，勝つのはすごく難しい。一方，EVOは参加者が多いゆえに大会進行に時間がかかり，体力勝負になるところがあります。

――昨今はe-Sportsという言葉が取り沙汰されていますが，その点にどんな印象をお持ちでしょうか。

Knee選手：
　選手にスポンサーが付くことは自体は，望ましいことだと思っています。ただ，ストリートファイターシリーズなどと比べると，鉄拳はその数が少ないですね。それが残念だった時期もありましたが，最近は徐々に増えているようなので，それが拡大していって欲しいです。

――来月は闘会議がありますが参加されるのでしょうか。

Knee選手：
　初めて聞きましたが，もし機会が与えられるなら参加したいですね。

――8月にラスベガスで開催されるEVO2018には参加されるのでしょうか。されるのであれば，意気込みをお願いします。

Knee選手：
　ぜひ参加したいと思っています。今大会では，先ほども話しましたが防御の重要性を強く感じたので，自分ももっと防御技術を高め，EVO2018に望みたいと考えています。

――最後に，応援しているファンに向けたメッセージをお願いします。

Knee選手：
　今回の優勝は，自分一人の力ではないと思っています。皆さんの応援が聞こえたからこそ，頑張ることができました。本当にありがとうございました。

――本日はありがとうございました。

「鉄拳7」公式サイト