警視庁保安課 クラブ「青山蜂」経営者ら3人を逮捕
音楽を流して客にダンスをさせるクラブを無許可で営業していたとして、警視庁保安課は29日、東京都渋谷区渋谷4、クラブ「青山蜂」経営、後藤寛容疑者(47)=目黒区碑文谷1=と従業員ら計3人を風営法違反(特定遊興飲食店の無許可営業)容疑で逮捕したと発表した。2015年の同法改正でクラブの深夜営業は許可制になったが、同店は許可を受けていなかった。同課によると、改正後の摘発は初めて。
逮捕容疑は1月28日午前2時20分ごろ、都公安委員会の許可を受けずに「青山蜂」で客に酒を提供してダンスなどをさせたとしている。3人は容疑を認めているという。
同課によると、後藤容疑者は07年から同店を引き継ぎ、経営を始めた。法改正後も無許可で営業を続け、昨年7、8月に警視庁から警告を受けていた。同11月には同庁渋谷署に町内会から苦情が寄せられていた。後藤容疑者は「店の歴史やスタイルを守りたかった」と供述しているという。【安藤いく子】