2018年1月29日

【集中力低下?儲けているのに辛い?】仮想通貨「常にチャートが気になる病」とどう向き合うか

2017年12月以降、車内広告やテレビCMなどの影響もあり、仮想通貨取引所の新規口座開設数が一気に増えました。これまで投資経験すらなかった人も、「友人に勧められて」「何十倍にもなると聞いた」と参入してきているようです。実際、周囲の友人と話していても仮想通貨の話題になることが多くなりました。


仮想通貨疲れ

「深夜に目が覚めてチャートをチェックしてしまう」

ところで、仮想通貨を購入した人たちにとっての「あるある」のひとつが、

「常にチャートを見てしまう問題」

ではないでしょうか。

投資歴半年 友人(26歳・女性)の悩み

私の知り合いで、広告代理店で事務の仕事をしている友人(女性・26歳)がいます。彼女が仮想通貨を始めたのは2017年7月で、具体的な金額はわかりませんが、30万円ほどの元本でそれなりに儲けたようです。

前回会ったときは嬉しそうに話していたのですが、先日はある悩みを抱えているようでした。

「仮想通貨を始めてから、深夜3時頃に突然目が覚めることが多くなって、またすぐに寝ればいいものを、ついついチャートを見ちゃうんだよね。見ないと落ち着かなくて。

あともっと良くないのが、電車の中。昔は小説を読んでたのに、最近はチャート見てばっかり。上がってたらホッとして、下がってたらちょっと不安になって、全然落ち着かない。

始めの頃はビットコインしか見てなかったけど、今はいろんなアルトコインを持ってるから、それぞれの取引所をチェックしなきゃいけないじゃん?見たからって、それで何かするわけでもないのに、なんかバカだよね〜。でも電車内を見渡してると、結構チャート見てる人増えた気がする」

「何のために生きているんだっけ」

チャートを見るたびに一喜一憂して、精神的に疲弊しているんだなと感じました。

ブロックチェーンや仮想通貨の技術的な価値は揺るぎないものだと思っていますが、常に相場を気にしてしまうことにより、依存症や集中力の低下など、精神面に悪い影響を及ぼし社会問題に発展することも十分に考えられます。

チャートばかりを見ていて、「何のために生きているんだっけ」と人生の意味を見失ってしまっては本末転倒です。

確かにお金持ちになってやりたいことがあるでしょうが、人生の時間が有限であること、時間も貴重な財産の一部であることを忘れずにいましょう。

長期保有すると決めれば乱高下も怖くない

かくいう私も、昔は同じくチャートを見てばかりで集中力の低下を感じ、これは問題だなと感じた時期がありました。

効果的だったのは、「一度買ったら基本的に手放さない」と決め込むこと。つまり長期保有です。

経験のある投資家など、短期トレードをしている人はいいかもしれませんが、会社員などのようにメインの仕事があって、仮想通貨はちょっとした遊び感覚で買っているのであれば、ぜひ長期保有をお勧めします。

コインチェック事件のように急激な下落があった場合は別ですが、基本的に相場は乱高下を繰り返すもの。

ちょっとした下落でいちいち不安になっていたら、精神が持ちません。仮想通貨技術がもたらす未来への投資と思って、気長に構えるくらいが初心者にはちょうどいいでしょう。

長期的に見れば価値は上がっていくと信じて、チャートは時々チェックするくらいにとどめてみてはいかがでしょうか。

現在の私の場合は、一日3回ほどしかチャートを見ません。売り買いが必要なほどの急な変動があればTwitterですぐに話題になるので、反応の速いTwitterアカウントをチェックするようにしています。

「常にチャートが気になる病」に思い当たる節のある方は、依存症の可能性もあるので、しばらくスマホの電源を切って過ごしてみたり、適切な距離を置くよう意識してみてはいかがでしょうか。

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