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GoogleにあってAmazonに無いものとは? Google対応スマートスピーカー徹底使いこなし[音楽編]

海上 忍

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2018年01月29日
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昨年秋から始まった「スマートスピーカーの陣」。事実上Amazon VS Googleという2強対立の構図だが、2月にはAppleが参戦することが決定、今後の展開は予断を許さない。今回は、「Google Home」などのスマートスピーカーを擁するGoogleアシスタント陣営を対象に、音楽再生をターゲットにしてその実践的な活用術を探ってみたい。

「Google Home mini」

Google アシスタント対応スピーカーのアドバンテージ

スマートスピーカーといえば音声コマンド、「○○を再生」とか「××をかけて」などと話しかけて音楽再生を指示できることが特長だ。この点は、Google アシスタント対応スピーカーでもAmazon Alexa対応スピーカーでも大差ない。

ではGoogle アシスタント対応スピーカーの何に注目すべきかというと、それは「Google Play Music」だ。

つい忘れがちだが、Google Play Musicはサブスクリプションサービス(聴き放題の楽曲)だけでなく、手持ちのデジタル楽曲をクラウド領域に保存/ストリーミング再生できるサービスも併せ持つため、後者を積極利用しようという算段だ。

再生可能なフォーマットはMP3のみだが、Googleアカウントを持つユーザであれば無償利用でき、アップロードできる楽曲数も最大5万とかなりのレベル。これこそがGoogle アシスタント対応スピーカーの、音楽系機能最大のアドバンテージではなかろうか。

手もとの楽曲をクラウドへアップロードし、Google Assistant対応スピーカーで聴こう

このクラウド保存機能、かつてはいろいろな音楽サービスが実施していたが、2018年1月時点では退潮傾向にある。たとえば、Amazonは「Amazon Music」のStorageサブスクリプションプラン廃止を発表、昨年12月からユーザが所有する楽曲をアップロードすることはできなくなった(再生/ダウンロードは2018年末まで可)。Appleも類似の「iTunes Match」を実施しているが、3,980円/年と有償なうえiTunesの利用が必須と使い勝手がよろしくない。

ただし、クラウドに保存した楽曲がサブスクリプションサービスの楽曲とまったく同様に(口頭の指示で)再生できるかというと、そうではない。次項では、この辺りの微妙な違いとエンドユーザが取るべき対策について考えてみよう。

手もとの楽曲をアップロードすると…

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