・解糖経路

かいとうけいろ glycolytic pathway［化］

酸素を消費することなくグルコースを代謝してATPを産生する経路をいう. ほとんどすべての生物に共通するエネルギー獲得の形式で，最終産物は乳酸またはエタノールである. 1モルのグルコースから2モルのATPが得られる．哺乳類では筋組織で活発である．赤血球のATPはほとんどこの経路で供給される．酸素の供給が十分になるとパスツール効果により代謝速度が著しく抑制される．3つの不可逆反応を含むが，別の酵素により逆向きの経路が可能で，ピルビン酸からグルコースの生成がなされる．この逆向きの経路は糖新生とよばれる.

→乳酸脱水素酵素， ピルビン酸

 

 

・外套象牙質

がいとうぞうげしつ mantle den [組]

→外表象牙質

 

（出典）新常用歯科辞典 第3版 医歯薬出版株式会社