こんばんは、えみりおです。
自分が普通だと思っているものが、世間では普通じゃない、特別だ、と最近SNSを通して感じております。『参考にしています!』などと声をかけてくださる方もいて、感謝。いつもありがとうございます。
さて、質問箱をやっているわけですが、こんな質問が届きました。
正直、気付いた時から料理をする環境にある私は、実家には調味料がたくさんあったし、今の一人暮らしの家にも調味料が沢山あります。『何を買ったらいいかわからない』という感覚はなく、「次これ試してみるか」と新しい調味料を買う、そんな感覚でした。
しかしこんな質問をいただいたのもなんかの縁…!というわけでわたしの調味料の整理がてら、『これを揃えておけばある程度作れんぞ!』という調味料を何回かに分けて紹介していきたいと思います。
➤ 基本のさしすせそ
一度は聞いたことあるでしょ。調味料の『さしすせそ』。こ!があれば和食はある程度作れます。
• さ:砂糖
• し:塩
• す:お酢
• せ:醤油(せうゆ→しょうゆ)
• そ:味噌
まあここまでは、言われんでも分かるわ!って言われちゃうと思います。なので、それぞれ数種類ずつオススメを紹介したいと思います。
✑ 砂糖のススメ
➠ 砂糖の王道、上白糖
まあこれを使っておけば正直、味わいとしては間違いない。しっかり甘さが出るし、色味にも影響しない。何も考えずにレシピ通りに作れば問題なし。わたしはスプーン印の上白糖が好きです。
BUT!!健康面で言うと、白いものはお勧めできない。どこかで聞いたことがある人は分かると思いますが、白いものは精製されてしまっているので、栄養などがあまりないとも言えます(例を挙げると白砂糖、小麦粉、精米された白米などなど)。健康志向の本の中で全粒粉だったり玄米をオススメされているのもそういう理由から。さらに白砂糖は食材界の麻薬とも呼ばれるほど、罪深いヤツ。食べたら食べた分だけ欲しくなるのです。そういう理由から、正直あまりおすすめはしません。
➠ 自然の甘み、甜菜糖
その点では、甜菜糖はおすすめです。白砂糖と違うところは、サトウキビからではなく、北海道産の甜菜(砂糖大根)から作られた砂糖であるというところ。見た目も味もちょっと変わります。また白砂糖は体を冷やしてしまう作用があるのですが、甜菜糖は体を温める作用があります。また、天然のオリゴ糖も含まれており、お腹の調子を整える作用も。
実用性の面でも甜菜糖は優れています。白砂糖は、湿気って固まりやすい。一方、甜菜糖は比較的サラサラのまま使えます。総合的に見てもオススメな甜菜糖。
➠ カルシウムたっぷり、素焚糖
今、わたしが料理用として使っているのはこれ。サトウキビは収穫されてからすぐに加工しないと糖分が失われてしまうという性質があるので、国内で販売されている砂糖の大半は外国産のサトウキビを原料糖にして加工したものから作られているのです。一方でこの素焚糖は、鹿児島県の奄美大島産のサトウキビだけを原料にした砂糖で、独自の製法で焚き上げられており、ミネラルをぎゅっと閉じ込めて作られています。カルシウムの含有量が100gあたり39.8mgときび砂糖の中でも一際高い砂糖なのです。
実用性でいうと、こちらもそこまですぐに湿気って固まることはなく、砂糖の甘みの伝わり方も白砂糖には負けるが、柔らかな甘みなのでちょっと多く入れてしまったとしても失敗した……と思うほど味の変化に影響はないように感じます。もちろん入れすぎは注意だけど。
➠ ミネラル豊富、きび砂糖
栄養価としては黒糖が上。しかしながらある程度ミネラルを残しつつ、クセや雑味を消したきび砂糖は、上白糖の代用にしやすく、料理などにとても使いやすいです。甜菜糖よりも、カリウム・カルシウム・リンなどのミネラル分を多く含んでおり、味わいにコクがあり、煮物などに用いると素材が持つクセを和らげてくれます。
実用性としては、本当に上白糖に近い砂糖です。湿気りやすいかも。味わいも甘みが伝わりやすい気がするので、料理をするときにレシピ通り作れるはず。初心者はここから初めてもいいかもしれません。
➤ 総括
わたしの今のおすすめは素焚糖ですが、初心者の方はきび砂糖から始めてみてもいいかもしれませんね。便秘気味の方はぜひ、甜菜糖を。保存するときは必ず除湿剤のようなものを入れてください。おすすめは珪藻土のチップ。塩にも砂糖にも豆達にも入れてるのでAmazonで何度も頼んでしまっています(笑)