こんにちは!チョコベイビーです!今日、1月27日(土)にMt.RainerのCrystal Mountain(クリスタル・マウンテン)という場所で2年ぶりのスキーに行きます。2年ぶりのスキーなので感覚を完全に忘れてしまいました(笑)。早く感覚を取り戻せると良いですが... さて、今回は日本人留学者数が年々減少している事について言及したいと思います。
日本人留学生の減少
最近、「グローバル化」という言葉をよく耳にします。実際、私の以前通っていた高校ではそのグローバル化の流れに乗るべく、英語プログラムの強化に取り組んでいました。しかし、そんなグローバル化が注目される社会とは裏腹に、海外への日本人留学者数は年々減少傾向にあると言われています。皆さんご存知でしたか? 私はつい最近まで知りませんでしたよ!
文部科学省のデータによると、日本人留学生の減少を裏付ける結果となった。2010年の日本人留学者数は5万8060人とその前年(2009年)の5万9923人と比較して約3.2%減少した。さらに、ピークの2004年の8万8060人と現在(2010年)を比べると、なんと約30%も減少している。
さらに、IIE(国際教育委員会)による日本からアメリカへの留学者数の推移は、2011年のアメリカへの日本人留学生の人口は1万9966人であるのに対し、前年の2010年の2万1290から約6.2%も減少。また、ピーク時の1997年と比較すると約半分以下にまで減少している。また、2007年から減少スピードがさらに増している事が見て取れる。
理由
日本人留学者数が減少している理由として、下記の4つを挙げてみました!
1、留学費用の高騰
2、内向き志向
3、少子化による学生の減少
4、外国人教授による英語授業など、国内の大学の国際化
留学費用の高騰
留学している私自身がまず述べたい理由は留学の経済的な面です。ハッキリ言って、「留学生=お金持ち」これは事実です。お金が無ければ留学はできません!実際、アメリカの大学の学費、生活費は年々高騰しています!
このグラフは2007年のデータですので、最新のグラフではありませんが、公立・私立の大学共に年々授業料が高騰している事が見て取れます。留学費用が払えず留学を諦めたという人も多いはずです。コミカレ留学でも年間最低約300万円、4年制大学では年間最低約450万円以上掛かります。実際、私の友達は留学費用が足りなくなり、留学途中で帰らざるを得ない状況に陥り、日本に帰国してしまいました。
内向き志向
OECD(経済協力開発機構)によると、近年日本人留学生の人口が減少している理由として、「内向き志向」と「海外に出るリスク」を挙げています。さらに、アメリカのワシントン・ポスト紙に掲載された日本人の留学生を喩えた記事の一部には↓
"I am a grass-eater," Otani said wistfully, using an invogue expression for a person who avoids stress, controls risk and grazes contentedly in home pastures.
日本語意訳
ストレスを避け、リスクを予めコントロールし、日本国内での生活に満足している
つまり、最近の若者はストレスを避け、リスクを恐れている事によって、海外への留学を考えず、日本国内の生活に満足している傾向にあるようです。私は高校を1年で退学し、アメリカのコミカレに留学している一人のチャレンジャーですが、最近の学生はチャレンジする事を恐れているようです。まるで、井の中の蛙ですよね?!是非とも、海外に視野を広げ、留学を通して世界的に活躍できる人材になって欲しいものです。
少子化による学生の減少
実際、留学者数は相対的に判断すると減少しているものの、留学適年齢期人口全体の内、海外へ留学している人の割合は、1990年代と比較して大きく上回っています。海外留学の割合から言うと、以前より日本人留学生は増加しています。あくまでも、減少しているのは「留学適年齢期の人口」です。つまり、留学者減少の最大の原因は少子化です。現在、留学費用の経済負担の観点から留学を断念する学生は増加していますが、負担の少ない高校・大学協定に基づく交換留学生や短期留学生は年々増加の傾向にあります。つまり、日本人留学生の減少の根本的な理由は「留学適年齢人口の減少」によるものだと言えます。
外国人教授による英語授業など、日本国内の大学の国際化
日本・秋田県に位置する国際教養大学は海外とのコミュニケーション能力を重視したカリキュラムが組まれた画期的な国際化の大学です。実際、国際教養大学の理念は
英語をはじめとする外国語の卓越したコミュニケーション能力と豊かな教養、グローバルな専門知識を身に付けた実践力のある人材を養成し、国際社会と地域社会に貢献すること
と掲げられています。国際教養大学を筆頭に様々な大学が海外へのコミュニケーション能力を重視し、グローバル化しています。その結果、4年制大学やコミカレに留学する日本人留学生ではなく、大学からの交換留学プログラムを利用した日本人留学生は近年上昇しているそうです。
まとめ
今回は日本人留学生の減少についてとその理由を4つ挙げてみました。最初、私も日本人留学生の人口は増加していると思っていた一人です。しかし、留学の留学費用の高騰や、少子化による学生の減少、日本国内の大学の国際化、学生の内向き志向などの観点から年々日本人留学生の数は確実に減少しています。そんな、現況の中で留学させてもらえている自分はどれほど幸せ者なのか!? 身を粉以上に働いて、高い留学費用を捻出していただいている両親に感謝でいっぱいです!ありがとうございます!