【仮想通貨の『ブームの終焉は来るのか?』予想してみた】なんてタイトルを書いてみましたが、コレは投機としての予想ではありません。
今後どのように仮想通貨が世の中に浸透していくのかを、色々な材料を積み重ね個人的な主観で予想してみました。
現状の投機的な仮想通貨のブームの終焉にもつながる話ですが、興味の有る方は暇潰し程度の気持ちで読んでみてください。
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投機としての仮想通貨
私は仮想通貨を使用してみたいと考えていました。
それは投機目的ではなく、今の国が関与する通貨では出来ない事が、仮想通貨では出来るのでは無いかと思っていたからです。
2018年1月26日に仮想通貨の取引所コインチェックにて580億円分の仮想通貨「NEM」が流出しましたね。
それに伴い「NEM」以外の通貨も下落し、被害の受けた取引所以外でも出金制限を設けたり、サーバがダウンしてるなどもう大混乱です。
その後、1月28日コインチェックが流出分に対し日本円で返金する方針を打ち出した事で落ち着きを取り戻し、被害を受けそうになった方には朗報で何よりです。
まぁどちらにしても、【仮想通貨=危ない金融資産】というイメージを世間一般に植え付けるのだけは勘弁願いたいところですな。
仮想通貨のおさらい
ビットコインなどの仮想通貨は、ブロックチューンの『分散型台帳技術』を使用し、インターネットを通じて不特定多数の間で物品やサービスの対価に使用できるシステムです。
日本銀行のような新たに通貨を発行する管理者が不在のため発行数は一定で、欲しい人が多いほど価値が上がります。
個人間で仮想通貨をやり取りするには、手数料が安く済む上、手続きが早く済む事から主に海外送金の利便性が挙げられてましたが、それ以外にも自国の通貨が危ない時に預金の逃げ道としても使われました。
そして値動きが激しい事から中国と韓国で投機対象としてブームとなり、その後日本にも飛び火したところで、中国と韓国の政府が仮想通貨の取引を制限したため下落、気がつくとビットコインブーム真っ盛りなのは・・・・
あれ?冷静に考えると高値掴みなのかな?
銀行が仮想通貨を流通させると何が変わるか
今、日本の三大メガバンク(それ以外も有りますが省略)は仮想通貨の発行にしのぎを削ってます。
【メガバンクの動向】
- 三菱東京UFJ銀行・・・2018年度内に開始予定
- みずほ銀行・・・Jコイン構想中
- 三井住友銀行・・・2018年10月に開始予定
これらの銀行が手がける仮想通貨の最大の特徴は[1仮想通貨=1円]という固定レートです。
だったら普通に円のままでいいのでは?と思うかも知れませんが、銀行の預金を個人間でやりとりする場合、どうしても振り込み手数料がかかりますよね。これを仮想通貨を使用すると、
- 手数料(多分)無料
- 即時決済(即時送金)
という仮想通貨の利便性だけを取り入れてるため、あたかも現金のようなやり取りを個人間で簡単に可能となるのです。
レートの変動の無い通貨に信頼性が生まれるため、個人だけで無く企業としても決済方法として取り入れやすく、多くの企業が参入してくるでしょう。
〈参考〉
幅広い業種の19社 デジタル通貨の取引所やサービスで連携 | NHKニュース
既存の仮想通貨はどうなるか?
銀行の仮想通貨が流通し始めると、海外送金を目的とした人は安心感のある方を選び、企業もリスクが低い方を優先するでしょう。
そうなるとどうなると思います?
そもそも仮想通貨はもともと世界中の個人間の資産のやり取りを、銀行を介せず低い手数料と利便性が売りだったはずですが、その価値が無くなると人々はこの何にも紐付けされない電子データに何を見いだすのでしょうか?
手持ちのデータに何の価値があるのかな?
この銀行版の仮想通貨は世界中の銀行で導入を検討しているため、普及が進めば既存の仮想通貨は単なる投機専門の通貨となる事でしょう。
まだ現状はいいかもしれません。しかし新たな投機先が生まれた場合、ちょっと現状の仮想通貨は危ういかもしれませんね。
仮想通貨の未来について
私の個人的な予想ですが、今後仮想通貨の銘柄は一新すると思います。
そして、銀行や企業が発行する沢山の仮想通貨が、お金に変わりどんどん流通する事を考えるとワクワクします。
ちょっと話が逸れますか地域通貨としての電子通貨が発行されはじめましたね。
これが普及すると地域内だけで流通するため、地域の活性化にもつながるかもしれません。
なぜなら、地域通貨は現金と異なり長期間溜め込む事には意味の無い通貨のため、人々はすぐに使用して地域通貨を手放し、結果として地域の流通通貨が増えるためです。
うまくいけば、人々の賃金も増えるでしょう。
そんな仮想通貨から明るい未来が来る事を予想と言うのは、楽観的すぎかもしれませんが正直ワクワクしますね。
私、ホルスタインおじさんは仮想通貨からこのような未来を予想しましたが、実は仮想通貨の投機ブームに乗り遅れたのが理由の大半を占めますので、話半分程度で受け取ってください。
ちなみにこんなのも書いてます。