118/118
第八話:回復術士は【斧】の勇者と一騎打ちする
ジオラル城の脱出路を俺たちは走っていた。
そこで、敵の一団と遭遇する。
その中には、ジオラル王に挑み敗北した三勇者の一人、【斧】の勇者がいた。
【翡翠眼】でステータスを見ようとして、見れなかった。
黒い瘴気が濃いと稀にこういうことが起きる。
【砲】の勇者ブレットと再会したときも、奴のステータスを確認できなかった。
……強大な敵かつ、正しく力が把握できない【斧】の勇者をセツナたちに戦わせるのは危険か。
重要な戦力であり、俺の大事な所有物だ。
俺が相手するしかないようだ。
「【斧】の勇者とは俺が戦う。セツナたちは残りを片付けてくれ」
するどく叫ぶ。
それが今のパーティであれば最適解だろう。
フレイアたちが、それぞれの武器を手に取り頷く。
グレンの炎が俺の剣にまとわりついている。
「ああああああああああああああああああああああうううううううううううううう」
【斧】の勇者は言葉を忘れてしまっているらしい。
気持ち悪いうめき声をあげて俺を睨みつけている。
見上げるほどの大男でブレットよりもさらに大きく、全身が筋肉に包まれている。
上半身が異様に膨れ上がっており、下半身とのアンバランスさが気持ち悪い。
そして、非常に端整で少年のような顔立ちでそちらにも違和感がある。
殺される前は、その瞳に活力が溢れていたのだろうが、今はうつろで死んだ魚のような目だ。
武器は俺の背丈ほどもあるハルバード。
こんなものまともに使えるとは思えないが、この体格と筋肉なら使えるだろう。
ハルバードは槍と斧が一つになったような武器で、打突も斬撃もこなせ攻撃パターンが多い。
だが、デメリットもある。単純に槍や斧と比較した場合に重量が増える。
もとより、巨大な武器であるため取り回しは極めて難しいうえ、さらに重くして振りを遅くするなんてどうかしている。
重さは威力面ではメリットになるのだろうが、当たらなければ問題ない。
常に先手を取り続けて圧倒してみせよう。
そう考えて、一歩踏み込み、戦慄する。
「なっ」
まるで瞬間移動ような速度で敵が距離を詰めてくる。
こちらの想定の数段上、速いのは踏み込みだけじゃない。腕の振りもだ。
その巨体で、その武器で、俺以上の剣速だと。
回避は不可能剣を斜めにして流すことを試みる。
【斧】の勇者が咆哮した。
「がああああああああああああああああああああああああああああ!」
空気が震える。
完璧に流した、斜めにした剣の上をハルバードが滑り地面に叩きつけられ、大地が爆発して吹き飛ばされた。
追撃をいれられると思ったが、こんな攻撃をしてくるとは。
「バカ力だと思ったが、これほどとはな」
剣をうまく流して九割型の衝撃は殺したのに、肩が外れ腕が砕けた。
【自動回復】で直しながら支えられたが、もし【自動回復】がなければ、押しつぶされていただろう。
【斧】の勇者が笑う。
そして、こんどは横薙ぎの一撃。
相変わらずの神速。
だが、その速度は見た。
もう、油断はしない。飛び上がり、空中で体をひねり蹴りを叩き込む。
首を折るつもりで放った一撃が筋肉で止められた。
足を掴まれかけたので、反対の足で押すように蹴り距離を取る。
後ろに跳ぶが、それより敵の踏み込みが早い。しかも、今度はハルバードの性質を生かし、突進突き。その穂先を躱せば、そのまま斧の刃で横薙ぎに移行。
攻撃が続き、息をつく暇もない。
このままじゃじり貧だ。
攻撃を受け流しながらも、どんどん不利になっていく。
やばいな、この間合い、この速度、次は受けすらまともにできない。
……少しだけ無理をする。
こいつにはブレットと戦う際の練習台になってもらおう。
「【限界突破】」
対ブレット用に開発した魔術を使う。
速度を上げる際、今まではパラメーターを速度に特化させたが、広範囲に光弾をばらまき絨毯爆撃してくるブレットを相手に防御力を犠牲にするなんて真似はリスクが高すぎる。
奴と戦うためにはパラメーターの配分を変えずに、そのままで早くなる必要があった。
それこそが【限界突破】。
その名の通り、脳のリミッターを外し、脳内麻薬を垂れ流し、限界の運動を体にさせる。
ありふれた考え方かつ、魔術的にも実現が容易な技だが、誰もやろうとしないのは肉体を傷つける諸刃の剣になるからだ。
一瞬だけ早く動こうが、すぐに限界が来るし、最悪なのは意図しないタイミングで行動不能になること。
だけど、俺には【自動回復】がある。
無理をして壊れながら動く体を常に癒し続けることができることで、速度を維持できるし、壊れることもない。
俺だからこそ、このデメリットだらけの欠陥技を完璧に使いこなせる。
体が加速する。
必中のはずの【斧】の勇者の攻撃が空ぶる。チャンスだと理性が叫び前に出ようとし、本能が警鐘を鳴らし、俺はその場で足を止める。
【斧】の勇者は空ぶった横薙ぎの攻撃を止めずに、加速しながらそのまま一回転。吹き込んでいれば叩き斬られていた。
さらにそのまま捻り、踏み込みながら横の回転運動を縦に変換。
その攻撃には当たらないが、地面にぶつかると爆発が起こり、石が礫となって飛んでくる。それらをはたき落とす。
「……これほどの勇者がいたとはな」
一見力任せに見えて、【斧】の勇者は素晴らしい技巧の持ち主だ。
斧を自らの体の一部とし、全身の力で振るう。
驚くべきは、この斧は特別な武器ではなくただの丈夫な斧であること。
もし、彼が正気であればお互いの技と力をぶつけ合う、最高の勝負ができたのに。
残念だ。
そろそろ終わりの時間が近づく。
いくら早かろうが、技量が優れていようが、黒い力に侵された奴には駆け引きなんてものはない。ただ全力で叩き潰そうとするだけ。
もう、タイミングは掴んだ。
今の【限界突破】した状態であれば、倒せる。
初めて俺から距離を詰める。俺の瞳から緑の燐光が漏れる。
【翡翠眼】を限界まで強化する。
極限の動体視力により、周囲の景色がゆっくりになる。
【斧】の勇者の神速の一閃すらも捉えた。
【斧】の勇者が選んだのは迎撃の横薙ぎ。
猫のように姿勢を低くし、さらに【斧】の勇者の横薙ぎを下から剣の柄で叩き跳ね上げる。
突風が頭上を通りすぎる。
手首をひねると剣を振り上げた形になる。そのまま渾身の力で振り下ろし袈裟切りにする。
グレンの浄化の炎が黒い靄を断ち切り、血が噴き出る。
たたらを踏んで下がる【斧】の勇者めがけて、追撃の突きで心臓を貫く。グレンの炎が内側から、瘴気を燃やし尽くす。
剣を引き抜く。
巨人が膝をついた。
彼のうつろでなにも映っていない目が理性の輝きを取り戻した。
彼の眼が俺を見る。恨み言でも言うのかと思ったら、微笑んだ。
「……ありがとう。俺を殺してくれて」
驚いた。
黒い靄を浄化の炎で払ったことは何度もあったが、正気を取り戻したのは彼が初めてだ。
彼はもう敵じゃない。癒そう。いや、もう手遅れだ。
彼は死んでいる。俺の【回復】は生きてさえいれば、どんな傷だろうが病だと治すことができるが死人だけは癒せないし、記憶を奪うこともできない。
彼がこうして話すことができたのは黒い靄の欠片が体内に残留しているからだ。
だが、その残留している黒い靄も、浄化の炎で駆逐されつつある。
「教えてくれ、おまえほどの男がなぜ負けた」
黒い力で強化されていたとはいえ、レベル二百オーバーの俺と渡りあえるような男が、まともな相手に負けるとは思えない。
ブレットであれば、【斧】の勇者を殺せる可能性はあるが、三人の勇者がジオラル王に挑み敗北した時期は俺がブレットと再会した時期と一致する。
つまり、こいつを倒せるなにかが王の配下にいる。
「俺を殺したのは、じょうお」
そこで、彼の中にあった黒い残滓が燃え尽きた。
彼の言った、「じょうお」。途切れたが、そういう存在があると確信できた。
面白い。その正体不明の敵も倒してやろう。
「ケアルガ様、こっちは終わった」
「グレンの浄化の炎があると楽ね」
俺が【斧】の勇者と戦っている間、他の雑魚どもを相手していたセツナたちが戻ってくる。
ここの敵は片付いた。
これで先に進める。
ここから先には、残り二人の勇者、そして【斧】の勇者を殺した何かが待ち受けている。
今まで以上に気を引き締めないといけないだろう。
ジオラル王の首が見えてきた。一秒でもはやく殺したいものだ。
いつも応援ありがとうございます。面白ければ、画面下の評価をいただけると嬉しいです。
12/1に角川スニーカー版の二巻が発売しております! なろうでできないエロや凌辱、書き下ろしもある文庫版もぜひお楽しみください!
12/1 角川スニーカーから回復術士のやり直し 二巻が発売
書き下ろしは過去での妹姫との出会い!
そして二巻もなろうでは書けないエロと凌辱をしおこんぶさんのイラスト共にお送りします!
限界を超えてアウトな一冊、是非、ご予約を!
↓の画像をクリックで特設ページに!

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-
世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全178部分)
- 15715 user
-
最終掲載日:2017/12/28 04:15
蜘蛛ですが、なにか?
勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全534部分)
- 18855 user
-
最終掲載日:2018/01/15 22:46
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~
とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。
彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。
そうして導き出された//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全175部分)
- 22802 user
-
最終掲載日:2018/01/26 15:30
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~
『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。
あらすじ ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全824部分)
- 16563 user
-
最終掲載日:2017/12/24 00:00
賢者の孫
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全126部分)
- 19330 user
-
最終掲載日:2017/12/24 06:11
二度目の人生を異世界で
唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。
「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」
これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全389部分)
- 17684 user
-
最終掲載日:2018/01/22 12:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ
※タイトルが変更になります。
「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」
異世界召喚に巻き込まれた俺、向//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全401部分)
- 23173 user
-
最終掲載日:2018/01/23 00:01
望まぬ不死の冒険者
辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全394部分)
- 16600 user
-
最終掲載日:2017/12/25 18:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを
ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全221部分)
- 18056 user
-
最終掲載日:2017/11/30 20:07
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。
運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。
その凡庸な魂//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全363部分)
- 16823 user
-
最終掲載日:2018/01/07 20:00
八男って、それはないでしょう!
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全205部分)
- 19148 user
-
最終掲載日:2017/03/25 10:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )
◆カドカワBOOKSより、書籍版12巻、コミカライズ版6巻発売中! アニメ放送は2018年1月11日より放映開始です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方にお願い//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全564部分)
- 22938 user
-
最終掲載日:2018/01/28 20:46
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -
34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全286部分)
- 19010 user
-
最終掲載日:2015/04/03 23:00
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1625部分)
- 16267 user
-
最終掲載日:2018/01/28 18:00
LV999の村人
この世界には、レベルという概念が存在する。
モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。
また、誰もがモンス//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全358部分)
- 17798 user
-
最終掲載日:2018/01/25 21:03
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~
書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!
魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする
だが、創造の魔王プロケルは絶望では//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全214部分)
- 23365 user
-
最終掲載日:2018/01/26 18:48
私、能力は平均値でって言ったよね!
アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。
自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全259部分)
- 17286 user
-
最終掲載日:2018/01/26 00:00
そのおっさん、異世界で二周目プレイを満喫中
中年冒険者ユーヤは努力家だが才能がなく、報われない日々を送っていた。
ある日、彼は社畜だった前世の記憶を取り戻し、かつてやり込んだゲーム世界に転生したと気付く。//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全70部分)
- 17376 user
-
最終掲載日:2018/01/28 19:03
カット&ペーストでこの世界を生きていく
成人を迎えると神様からスキルと呼ばれる技能を得られる世界。
主人公は二つのスキルを授かり、それをきっかけに英雄と呼ばれる存在へと成り上がる。
そんなありきたり//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全255部分)
- 15956 user
-
最終掲載日:2018/01/26 06:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~
柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全116部分)
- 16684 user
-
最終掲載日:2018/01/09 00:01
村人ですが何か?
飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。
転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の農家で普通に貧乏だった。
ゴブリンやらドラゴンやらが闊歩する//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全96部分)
- 16195 user
-
最終掲載日:2017/12/27 00:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む
魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。
彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全134部分)
- 18301 user
-
最終掲載日:2018/01/28 08:43
Re:ゼロから始める異世界生活
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全443部分)
- 17218 user
-
最終掲載日:2017/06/13 01:00
ありふれた職業で世界最強
クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全302部分)
- 24901 user
-
最終掲載日:2018/01/27 18:00
転生したらスライムだった件
突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全303部分)
- 19939 user
-
最終掲載日:2016/01/01 00:00