越路吹雪物語 #15[解][字] 2018.01.26
でもこの子がいるうちはね。
そうですね。
見送らなきゃいけないんですってね。
そうなんですよね。
どうもありがとうございました。
(拍手)
(ピアノ)
(天代麗)「うるわしの思い出」
(一同)「モン・パリわがパリ」
(麗)「たそがれどきの」
(一同)「そぞろ歩きや」
(麗)「ゆきこう人もいと楽しげに」「恋のささやき」「あの日の頃のわれを思えば心はおどるよ」
(一同)「うるわしの思い出」「モン・パリわがパリ」「パリ」はいじゃあ休憩。
はい。
(松尾セツ)みんなで一緒にご飯行くからコーちゃんも行こう。
私はいいや。
適当になんか買って食べる。
え〜行こうよ。
にぎやかなほうがいいじゃない。
そういう気分じゃないんだよね。
ええっ…?あっタカちゃんのだ。
タカちゃん!忘れ物!えっ?手ぬぐい。
ああ忘れてた。
ありがとう。
あっよかったら一緒にすみれに行かない?久しぶりに紅茶おごってあげる。
いいの?うんもちろん。
あっでも取材の間だけちょっと待っててね。
取材?
(森継男)今回はここに座ってもらって正面から撮ってください。
(田村彰夫)わかりました。
お願いします。
なんか緊張しますね。
君が緊張してどうするんだよ。
はい。
あっお待たせ。
どうも。
あっお時さんもいる。
コーちゃん。
ああ新人さんね?はい。
お時さんって呼ばれてるんだ。
よろしく。
よろしくお願いします。
(森)じゃあ先に写真いいかな?
(麗)ええ。
ここでいい?ええ。
はい腰かけてください。
はい。
足組んで頂いていいですか?かっこいいなあ。
本当…。
(田村)では撮ります。
(カメラのシャッター音)
(田村)次お願い致します。
(カメラのシャッター音)
(田村)次のポーズお願いします。
(カメラのシャッター音)
(田村)では最後お願いします。
(カメラのシャッター音)ありがとうございました。
ありがとう。
お紅茶用意していいですか?お願いします。
あっこの子のは私につけといて。
はい。
じゃあ私そこで待ってるね。
あらそこにいたらいいじゃない。
ねえ構わないでしょ?ええ。
静かにしていてくれれば。
はい。
してます。
(森)じゃあ早速今回の公演の事から。
はい。
(森)ずばり今回の見どころは?そうですね今回の公演は男同士の友情を描いているんですけど物語の最後に大きな立ち回りが控えていて…。
新しい天代麗をご覧頂けると思うので一人でも多くのお客様に劇場に足を運んで頂きたいです。
はい以上です。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
プハーッ!ああ黙ってるのってつらいね!
(麗)アハハ…そんなに大変だったの?しゃべったら駄目って言われるとしゃべりたくなるもんじゃない。
コーちゃんそんな口の利き方。
(麗)ああいいのいいの。
私もそのほうが楽だから。
ああ…。
ねえところでお時さんってさ…。
はい。
『歌劇』の「読者のページ」にいつも載ってた人でしょ?ええっ!?ご存じだったんですか?稽古場で最初に名前聞いた時にピンときたの。
ほら私の事も書いてくれてた事あったじゃない?覚えてる?もちろんです!そうなの?これがいい文章でさあ。
すごい嬉しかった。
ありがとうございます!ウフフ…。
ねえちょっと森ちゃん。
さすがに『歌劇』編集部は見る目があるわね彼女入れるなんて。
まあね…。
あっみんなお昼まだでしょ?サンドイッチ食べない?私がおごるから。
やったー!いや…。
僕たちはもう戻らないとならないから。
え〜せっかくなのに。
それは残念。
行くぞ。
はい。
取材ありがとうございました。
じゃあお先に。
お疲れさま。
失礼します。
お疲れさまでした。
しょうがない。
2人で食べようか。
いただきます!
(森)いいか?はい?これからもおごってもらったりするんじゃないぞ。
あっはい。
どんなに親しく話してても一線っていうのが必要なんだ。
はい。
はあ…しかしどうしてすぐおごりたがるかねえ。
うわあ…うわあ〜!ウフフフフ…。
なんなのだこれは!アハハハ…。
うわあ〜これみんなタカちゃんの本?そう。
あっコーちゃんに見せようと思ったのは…。
よいしょ…これ。
うわあ…見ていい?もちろん。
きれい…。
ほら私たちは男役でドレスとは縁がないでしょ?だからたまに巡り合う娘役の時ぐらいビシッといい衣装作ってもらいたいじゃない?そのためには知識も持っとかないとなんないからさ。
それでこんな高そうな本買ったの?古本屋でだけどね。
へえ〜。
あっそうだ!母屋行ってくるね。
珍しいクッキー頂いたのがあるの。
あっじゃあ私もごあいさつしに…。
ああいいって。
今は母もバタバタしてるだろうから。
あっ本好きなのあったらどれでも読んでて。
はい!
(旭爪明子の声)「それはまさしく本物の初恋ね」ただいま。
(岩谷秋子)おかえりなさい。
(岩谷雄三)おかえり。
お父さん起きてて大丈夫なの?ああ今日は調子がいいんだ。
そうよかった。
今日ね…。
うん。
(秋子)ねえお夕飯もうちょっと待っててね。
うんありがとう。
今日ねタカちゃんとしゃべっちゃった。
(秋子)ええっ!?時ちゃんと?タカちゃんが?ちょっと…秋さん包丁危ないよ。
ああっごめんなさい。
で何話したの?タカちゃんどうだった?もう…お母さん。
とりあえず一回包丁を置いてきたら?あっそうよね。
すぐ来るからね。
待っててね。
(時子・雄三)アハハハハ…。
あっ!ここからはもうわかるから大丈夫。
今日はいろいろごちそうさまでした。
ありがとうございました。
どういたしまして。
またいつでも遊びにおいでね。
そうだ…今度は泊まりに来ればいいよ。
離れだから気兼ねいらないし。
本当にいいの?来ちゃうよ?いいよ。
う〜!ウフフフフ…。
あっあとこれお借りします。
どうぞどうぞ。
でもコーちゃんがそれを選ぶとはねえ。
いや深い意味はなくて…。
ありがとうございました!
(秋子)ああ〜いいわねえ。
タカちゃんと一緒に紅茶なんて。
もうお母さんそれ何度目?それに仕事だもの。
友達みたいに話すわけじゃありません。
そりゃそうだ。
何しろあちらはスターさんなんだから少しは気を使わないとな。
うん。
今日もちょっと話しただけで先輩ににらまれちゃったし。
あらそんな怖い先輩がいるの?うーん…怖いってわけじゃないんだけど。
言ってる事も正しいと思うし。
ただちょっと…。
ウマが合わないか。
まあそんなとこ。
働くって大変ね。
うん…。
別に働くのが嫌だって言ってるわけじゃないのよ。
仕事は楽しいし。
(雄三)働けない僕に気を使わなくてもいいんだよ。
時ちゃんのおかげでこうして食べられてる。
治療も受けられる。
僕はねその事に素直に心から感謝してるんだ。
私もよ時ちゃん。
僕だってね前は働いてたんだよ。
時ちゃんの気持ち少しぐらいわかるんだから愚痴なら聞いてあげるよいくらだって。
いつだってね。
ありがとう。
(手拍子)
(加治信子)あら珍しい。
(明子)本当。
(ドアの開く音)おかえりなさい。
お茶。
はい。
(カバンを叩きつける音)まったく…。
おい。
はい。
月組の琴衣はるかの取材次から君が行け。
えっ?あいつまた遅刻してきたんだ。
これで何度目だよ!こっちは仕事が詰まってるっていうのに!言うに事欠いて稽古が長引いただ?この前も同じ事言って実は遊んでたくせに!ああ戻っていいよ。
これだから女は困るんだよ。
ニッコリ笑って謝ればなんでも済むと思って!甘えてんじゃないよ!はあ…そんなに楽がしたきゃなさっさと結婚でもすりゃいいんだ!ちょっと言いすぎなんじゃないでしょうか。
はあ?確かに琴衣さんの遅刻は良くない事だと思います。
でも今日は本当に稽古が長引いただけなのかもしれないじゃないですか。
そこのところちゃんと確認してから怒ってらっしゃるんですか?なんだいきなり…。
ああ君は女だから女の味方するよな。
女はつるむのが得意だからな!そういう問題じゃないでしょ!大体森さんはいつでも何かっていうと「これだから女は」とか「女のくせに」とか「女は得だよな」とか言うけど女だとか男だとか言う前にみんな一人の人間なんですよ!それに女は楽するために結婚するわけじゃないし。
私もこの仕事腰かけでやってるわけじゃありません!みんな真剣に生きてるんです!頑張ってるんです!それを勝手にグチグチ言ってんじゃないわよ!このあほんだら!!
(平山文章)お時…落ち着け。
はっ!あっ…あっ…。
あの…私…。
(電話)ちょ…ちょっと…。
いいいいいい。
俺が出る。
(電話)
(平山)はい『歌劇』編集部です。
(平山)はい。
(平山)ああはいはい。
どうもお世話になっております。
はい少々お待ちください。
お時お母さんからだ。
えっ?ああ…。
(信子)ちょっと!大丈夫?はあ…大丈夫。
急に自主稽古するなんて何かあったの?初恋…。
まさか振られたの?違う。
『初恋』って本読んだらなんか踊りたくなった。
『初恋』ってツルゲーネフの?本って面白いんだね。
初めて知った。
(笑い声)八重ちゃん!?
(片桐八重子)コーちゃん!八重ちゃんだ!
(医者)お父さん残念だけど明日の朝までもつかどうかわからない。
2018/01/26(金) 12:30〜12:50
ABCテレビ1
越路吹雪物語 #15[解][字]
名曲「愛の讃歌」を世に送り出した戦後の大スター・越路吹雪と作詞家で越路吹雪の生涯のマネージャー・岩谷時子。昭和の時代を背景に偉大な2人の友情と波乱の人生を描く。
詳細情報
◇番組内容
無事に宝塚音楽歌劇学校を卒業した美保子(瀧本美織)は、歌劇団の「花組」へ配属される。そして、父・友孝(尾美としのり)が、新潟の思い出から名付けてくれた“越路吹雪”と芸名を決める。同じ頃、岩谷時子(木南晴夏)も『歌劇』編集部で働き始め、新人ながら大事なページを任されるが、先輩部員・森継男(崎本大海)と大喧嘩をしてしまう。一方、美保子は食堂で見かけた大学生・福本亮一(町井祥真)に一目惚れをし…
◇出演者
瀧本美織、木南晴夏
市川由衣、原日出子、佐戸井けん太
咲妃みゆ、早織、中川知香、音月桂
飯田基祐、崎本大海
◇ナレーション
真矢ミキ
◇脚本
龍居由佳里
◇演出
今井和久(MMJ)
◇主題歌
瀧本美織『幸福を売る男』(ユニバーサル ミュージック)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】藤本一彦(テレビ朝日)、布施等(MMJ)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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