『飛礫』55号(2007年夏)を発行しました。/つぶて書房・吉田

2007-07-05 07:07:53 | 新刊・新譜情報
つぶて書房の吉田です。

『飛礫』55号(2007年夏)を発行しました。

 自衛隊はいま外国派兵・侵略戦争を〈本来任務〉とする国軍
に大きく踏み出した。「戦争の時代」への突入である。では、
この国軍は戦前と同じく天皇の軍隊となるのか。侵略戦争と天
皇が一体であった大日本帝国が同じように復活するとは思わな
いが、「戦争の時代」、自衛隊と天皇制は新たな関係を結びは
じめたことは確かである。(「特集にあたって」より)
 こうしたなかで今号は『戦争時代の天皇制と自衛隊』を特集
し、多方面から検討しようと考えた。その一弾である。ぜひご
購読を!

===目 次===

■《特集》戦争時代の天皇制と自衛隊
◇特集にあたって   『飛礫』編集委員会
◇天皇制とハンセン病問題
―『プリンセス・マサコ』出版中止問題から考えること 
   滝尾英二(人権図書館・広島青丘文庫)
◇天皇尊崇の策略と馴化 文学に象われた天皇認識の検証
   音谷健郎(元朝日新聞記者)
◇国体、天皇・皇后の歌碑と奴隷の思想
―歌碑「おことば」をあがめたてる奴隷根性を拒絶せよ
   藤岡正雄(もういらん国体!兵庫連絡会世話人)
◇戦時下の大阪
 ―地域の歴史の掘りおこしから見えてきたこと
   横山篤夫(関西大学非常勤講師)
◇戦争天皇制への転換と新たな皇軍(上)
   吉田宗弘(反戦反天皇制労働者ネットワーク)
◇「皇室外交」は「改憲」への道である 
 ―〔アキヒト・ミチコ〕天皇制の「旧ソ連圏」三国・スウェ
ーデン・英国「外交」
   天野恵一(反天皇制運動連絡会)
◇現代版国家総動員体制と闘おう!
 ―東京都・足立区総合防災訓練とは何であったか
   出原昌志(全関東単一労働組合)
◇軍事植民地・グァムの過去と現在
   松島泰勝(東海大学教員)
◇自衛隊は何を考えているか
 ―米兵・自衛官人権ホットラインの経験から
   小西 誠(米兵・自衛官人権ホットライン)
◆フォトレポート 
  2007年5月・沖縄 
   写真 本永貴子・西浦小夜子
■いま、最前線
◇3・25中大生協闘争弾圧を糾弾する!
   吉田比呂子(三多磨合同労組)
◇不当解雇策動をはねかえした闘い
   小川和則(千葉学校労働者合同組合)
◇ヤンバルの森を守れ!
 ―東村高江区ヘリパット基地建設反対闘争
   本永貴子(なはブロッコリー)
◇下地島空港の軍事利用発言に対する抗議声明 
◇目覚めるときは今!
 ―4・9改憲国民投票法案反対ストライキをたたかう
   城山孝雄(関西単一労組教学研究社分会)
■トヨタ方式、トヨタウエイとは何か(上)
 ―過労死と貧困を生産し、労働組合を破壊するトヨタ生産方
式の変質と反テロ戦争の一翼を担うトヨタウエイ
   吉田三郎(世界経済研究家)
■今「精神病」者は?
  ピープルファースト、まず人間であるという宣言を
   長野英子(全国「精神病」者集団会員)
■「世界陸上」の政治学
  レコードマシーンのアスリート
   岡崎勝(名古屋市立小学校教員/自由すぽーつ研究所)
◆〈翻訳資料〉
 敗北意識を振り切って、労働者政治の道に行きましょう!
   金スンホ(サイバー労働大学代表)
   翻訳:佐野通夫(日本植民地教育史研究会)
◆連載 ラテンアメリカ左翼政権誕生の背景を読む
  新自由主義経済政策とラテンアメリカ(その二)
   尾形淳(メキシコ先住民運動連帯関西グループ会員)
◆アイヌ民族の伝説 第12話
  鹿に化けた娘
   採録:山本多助/編集:山本一昭

■□購入の申し込みは□■
○『飛礫(つぶて)』は各号とも1000円+送料(100円
、2冊200円、3冊以上300円)
[『飛礫(つぶて)』年間購読(4冊)4400円(送料込み
)]
○購読の申し込みは下記にお願いします。
○ぜひ友人や知人にひろめてください。ご紹介いただければ見
本をお送りします。
◇1号につき3冊以上を購入される方は、「ステーション」と
して、2割引きをしています(送料も小社負担)。ぜひ「ステ
ーション」になってください。

●つぶて書房
 〒652-0804
 神戸市兵庫区塚本通5-5-23
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 郵便振替  00970-9-317034
E-mail tsubute@as.email.ne.jp 
http://www.mmjp.or.jp/tsubute/ 

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■「東学農民革命100年
  革命の野火、その黄土の道の歴史を尋ねて」
いよいよ7月発行。予約受付中!
○金恩正、文敏、金元容(「全北日報」東学農民革命特別取
材チーム)著
信長正義・訳  朴孟洙・監修
○定価 本体4800円+税
体裁 A5版 600ページ
発行 つぶて書房/発売 れんが書房新社
○予約販売 
 一冊 4000円+送料実費(1冊380円)。
 代金は現金または郵便振替にてお支払いください。
●本書は朴孟洙氏ら3名の研究者と「全北日報」記者3名が2
年間かけて月2回のセミナーと月1回以上の現地踏査をもとに
連載した新聞記事を単行本にしたものである。1994年末に
韓国記者協会から、アカデミズムとジャーナリズムを絶妙に調
和させた力作であると評価を受け、その年の「韓国記者賞」を
受賞。東学農民革命100年を期して1995年に単行本とし
て発行された。東学農民革命の復権を求める記者たちの熱い息
遣いを、日本でも広めたいと翻訳・出版した。反封建・反侵略
に決起した農民革命軍に血の弾圧を加えた日本帝国主義の天皇
の軍隊のありさまも克明に描かれる。ご購読をせつに願う。
●中塚明(奈良女子大学名誉教授)
 ――この『東学農民革命100年』は、日本人の歴史の見方
を変えるのに大きな力を発揮するにちがいありません。広く読
まれることを心より期待し推薦します。
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3 コメント

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Unknown (猫)
2007-07-06 23:36:07
アホか。
東学党を支援したのは日本だろが。。。
アホはお前だよ (薔薇)
2007-07-06 23:51:47
産経・正論文化人・学者のトンデモ本ばかり読んでないで、こういう本を読んで反省しなさい。
F22が、大変な情報収集型のハイテク機でねぇ、 (「双頭の豚」の軍事部門、守屋事務次官が今、米国に「陳情」に行ってる)
2007-07-07 22:04:51
とのニュースが入ってますが、米軍事マニアのサイトでは、試作機を短期間バクダッド上空と嘉手納でテストした事になってて、バクダッドでは地上にタップリ置かれてる米軍最新鋭の情報収集機器と干渉波を起こし、ハイテク部が壊れたんだそうですよ。
だから、日本の内と外とでは、この件でも大変な情報落差がある訳です、イラクのバラド基地には既に経野古モデルのV字型滑走路の実物がある、ってのとご同様に、ですね。
だって、高性能の情報収集をハイテク機で、如何専守防衛に使いますか?って考えれば簡単でしょ?日本の周りは言うまでも無く海ですよ?地上の(仮想)敵地視察に情報収集って、専守防衛じゃありませんよ?
ってのも、最近急速に進みつつある「米自情報共有化」は、ミサイル防衛網の場合、既に搭載されたイージス艦のMDを、日本が撃たなくても米軍が、つまり米大統領が撃てる事を意味するんですから。
海自のイージス以外にも、空自ももっと米軍の手足の輜重兵として、ドンドンばしばし使って下さいな!って「陳情」な訳ですよ(自衛隊じゃ、ありとあらゆる機密なんて、到底守れない事はさて置き、ですが)。

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