中学生が学校の水銀持ち出し 自宅でこぼし土壌汚染 静岡
静岡市は、中学生が昨年学校から持ち出した水銀により、同市清水区にある生徒の自宅の大気や土壌から基準値を超える水銀濃度が検出されたと発表した。大気中の水銀濃度は平均の4倍程度、土壌の濃度は環境基準の20倍程度(いずれも速報値)だった。短期間であれば人体への影響はない数値で、今のところ健康被害の報告はないという。27日から専門業者による土の除去が行われている。
生徒は学校に対し「自宅で実験してみたかった」と話しているという。
生徒が中学校の理科準備室から水銀を持ち出したのは、平成29年9月25日。授業で使用後、教諭が薬品保管庫に戻さず放置していた水銀入りのガラス瓶を、ポケットに入れて持ち帰った。生徒は自宅玄関付近で瓶を落とし、水銀約500グラム(約40ミリリットル)が地面にこぼれた。連絡を受けた学校などが現場の土約53キロを処分するとともに、専門業者に検査を依頼。今月26日になって結果が判明した。
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