新人にそういうのが一人いた
うちの会社は新人研修の一環として社内サポートデスクに一定期間就かせるわけだが、三日で出社拒否状態になってしまった
素人同然の人間に本番の業務やらせるわけだから、新人の電話応対は常に研修担当者がモニタリングしてるんだけれども、この手の電話を掛けてくる人というのはだいたいがパソコンの基本が分かってない人ばかりなので、電話もこんなのばかりになる。
「何のシステムですか?」
「…システム?いやなんか知らんけどログイン出来ないんですが」
「その画面の右上に会社のロゴマークがありますか?それとも星のマークがありますか?」
「…何もないです。真っ白です」
「では××管理システムですね。パスワードが分からなくなったようなのでリセットします。そちらのIDを教えて下さい」
「…ID?」
という感じのやりとりを一日中やる事になる。
ちなみに上記やりとりは「頻出パターン」で、ログインを上司や担当者が代わりにしてやるという運用の支店は結構多かったりする。
たまに「ログイン係」が休みだったり出張に行ったりすると、前日からのセッションが切れてログイン画面に戻され、右往左往して電話してくる、というパターンである。
意識高い系新人君は一日目は憤慨し、二日目は頭を抱え、三日目は昼過ぎに人気の無い階段の隅で泣いていた。
「こんなの耐えられない…」
入社当初から周囲の同期達に「自分は君たちとは違うんだ」オーラを出しまくっていたため、声を掛ける者も全くいなかった。
見下していた同期達が対応業務をそつなくこなしていく中、自分だけがうまくいかない、そんな状況に耐えられなかったのか、意識高い系新人君は四日目は出社してこなかった。
なんだかんだあって新人君はほどなく復帰し、ある程度性格もまるくなって業務に勤しんでいるわけだが、その話はまた別の機会に。
やっぱり挫折って大事だな・・・
単にせっかく雇った人間をつぶしかけた話を武勇伝のように語るなよ
低能が世間の厳しさを知りながらも挫折せずに復帰できたっていう成長話だろ まあ世間の厳しさを知りたがらず、ちょっとしたらすぐ挫折するから世の中の困難な挑戦から逃げまくって...
そいつ「状況に適応してシチュエーションごとに違うテンションで相手に接せられる俺まじ有能」モードに入ってる可能性あるから 性格は俄然意識高い系で全然性格丸くなってないかも...
悪い意味で日本だねー
はいはいネタお疲れ