白銀って歌うの好きだったの?
先週はカラオケ(という名目の合コン)に誘われて「歌うの得意じゃない」と言ってましたが、実は歌うの大好きなジャイアンなのでしょうか?
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい84話 「かぐや様は阻止したい」
何を思ったのか主人かぐやの命令を無視して「白銀を落とす」と暴走しだしたハーサカこと早坂。
二人で個室にこもりました。
合コンはカラオケ店を店まるごと貸切みたいにして開催されてたのですね。
大掛かりだなあー。
しかも監視カメラがなくて、なんというか、実に都合のいい店です。
先週白銀の級友たちが白銀を誘ったのは大掛かりでおいしい合コンに参加資格を得るために生徒会長みたいな箔のある男側メンツを揃えなくてはいけなかったのかもしれません。
暴走した早坂をとめるためにかぐやは意を決してカラオケ店に潜入して、部屋を突き止めたもののいろいろ葛藤したすえに、思いついた策がこの場に藤原を呼んでしまうというもの。
藤原は「かぐやが」「カラオケに」「誘ってくれた」ことが超嬉しいみたいで都合よく大急ぎで来てくれるとのこと。
彼女が来るまでに過ちが起きなければいいのですが。
しかし間に合わずに、個室からは早坂の悲鳴が。
冷静に考えると早坂のほうが悲鳴をあげるのはおかしいんですが、かぐやはそこまで頭が回らないようです。
個室に誘って誘惑してるのは早坂のほうなのですから、仮にそれで白銀が辛抱たまらん性欲MAXになって始まったとしても、そうなった途端に早坂のほうが「いや!」ってなるのは、なんていうか早坂筋が通ってません。
ともあれスッキリした白銀がトイレに行った隙にかぐやは個室に入って、放心状態で横たわる早坂を看ますが…まー、個室で行われたのはエロイことではなくてただ普通に歌ってただけ、というネタでした。
エロい会話してたけど実際はそうじゃなかったっていうのは、よくあるネタです。
ただここでちょっと気になったのは白銀が早坂の哀願を無視してまでしたことが歌だったってことです。
この個室に二人きりで入ったハーサカが言ったのは「お互いの演技じゃない本当の自分を見せ合おう」ということです。
つまり白銀にとってはノリッノリでラップを歌いまくることがありのままの本当の自分の姿だってことになります。
どっかのライブハウスで渾身のライミングでフリースタイル王者にでもなりたいのかと。
これはジャイアンというよりしずかちゃんかもしれないと思いました。
ジャイアンの音痴は有名ですが、実はしずかちゃんはバイオリン演奏することが好きなんですけどド下手クソでジャイアンレベルの公害の持ち主です。
でも、しずかちゃんはジャイアンと違って自分のバイオリンが不評であることを自覚していて(ただし自分が下手だとは全く思ってない)、大っぴらに演奏することを自粛しています。
白銀のカラオケのラップもそれと同じで、彼にとってはラップこそが自尊と不評の狭間で揺れ動く自我の根源なのかもしれません。
いや、まー、そうだったからといっても、だからなんだってことなんですが。
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藤原が到着しましたが、白銀の歌を食らった早坂の憔悴を見ただけで、何があったのかをすぐ理解して来た早々に逃げていきました。
ここ笑いました。
そしてかぐやも早坂も逃亡。
帰りのタクシーで早坂が暴走した理由が。
姉妹のように育った早坂の妹へのちょっとした稚気でした。と語られるほのぼのオチ。
残された白銀はそれこそ一人で思う存分ラップ歌ってればいいのに、って思いました!
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