その昔、
『島原大変 肥後迷惑』
という大災害が起きたことがある。
その崩れた山の土砂が有明海まで到達し、
大津波を引き起こした災害だ。
残念ながら、報道されているように日本の人気取引所の1つコインチェックがハッキングをくらい約5億XEMが不正に送金された事が明らかになった。
これはNEMコミュニティにとっては非常に迷惑な事である。
まるでNEMのセキュリティに問題があったかのような報道も繰り返されると思う。
どんな暗号通貨でも『秘密鍵』が漏れれば残高を盗むことは可能だ。
NEMのセキュリティは突破されていない。
今回のケースはコインチェックの秘密鍵が漏れた、もしくは内部のシステムがやられて不正送金されてしまったと思われる。NEM自体のセキュリティに問題があればもっと多額のXEMが格納されているアドレスから奪うことができるので、それは明らかだろう。
(更に付け加えるならば、大事にならないように個人のアドレスから盗むはず)
今回、XEMの総発行量の5%以上を犯罪者に盗まれ、日本国内の多くのXEMホルダーが打ちひしがれている。何より犯罪者が持っているというのが気に食わない。
しかし一番悲しいのは、かつてのマウントゴックス事件と同じで、多くの日本人が暗号通貨に不信感を募らせることだ。これが一番迷惑な話だ。
今回のXEM盗難の件は対岸の火事だから非ホルダーのアンチNEM達や、コインチェックを使っていないような人間にはメシウマだろう。
しかし傍から見ればどれも一緒。
大局を見渡せば暗号通貨に関わる人間すべてにとっての悲劇だ。何一つ良い事はない。
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とはいえ、
今までコインチェックが日本の暗号通貨界にどれだけ貢献してきたことか。
そういうのは別で考えておきたい。
あと
コインチェックのアフィリエイトでさんざん儲けてきた奴らが、突然手のひら返して批判しているのを見ると、
なかなか虫唾が走る。