トランプ大統領、ダボス会議で演説 「米国第一」を強調

2018.01.27 Sat posted at 09:57 JST

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スイス・ダボス(CNN) トランプ米大統領は26日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、「米国第一」のメッセージを打ち出した。一方、米国内では、トランプ氏がマラー特別検察官の解任を図ったとの報道が出ていた。

トランプ氏はこの報道には触れず、演説は米国のビジネス環境の良さを強調するという原稿に沿ったものだった。マラー氏は大統領選中のトランプ陣営とロシアの結託疑惑や、司法妨害の可能性を捜査している。

トランプ氏は今回、セールスマンとしての姿勢を前面に打ち出し、ダボス会議の場を利用してグローバル化を非難するよりも就任1年目の成功を自賛。「米国でビジネスを行うのにこれほど良い時期はない」と強調した。

また相手国が米国の国益を尊重する限り、「米国第一」の方針は2国間通商協定の交渉を妨げるものではないと主張した。

ただ、演説終了後はビジネス寄りの無難な発言から離れ、メディアや民主党を批判。「卑劣で偏狭、フェイク」とメディアを嘲笑したが、聴衆からはブーイングややじが上がった。

トランプ氏は演説の大部分で抑制された調子に徹し、選挙戦でグローバル化を非難するときに見せた熱意とは対照的だった。ただ、その言葉は前向きで、米国への投資を増やすようグローバル企業に要請。減税や規制改革などに触れ、「米国は復活している。今こそ米国の未来に投資すべき時だ」とした。

米国が離脱を表明した環太平洋経済連携協定(TPP)については、「全参加国の利益になるのであれば個別もしくはグループでも」交渉を検討すると述べた。

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