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三方小に農水大臣賞 無農薬米栽培や湖岸清掃

田んぼで育てたコイやフナの稚魚を川に放流する児童ら=若狭町内で(三方小学校提供)

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 環境美化教育優良校 

 地域と連携して環境美化に取り組む小中学校などを表彰する「第十八回環境美化教育優良校等表彰」で、若狭町三方小学校が、最優秀校の一つの農林水産大臣賞に選ばれた。

 清涼飲料など飲料業界の六団体でつくる「食品容器環境美化協会」が主催する事業。今回は、各都道府県から推薦された三十七校の中から最優秀校四校が選出された。

 三方小はラムサール条約に指定された「三方五湖」が校区にあり、五年生が中心となって二〇〇九年から無農薬米を栽培。湖に流れるはす川の上流近くの田んぼで、田植えや稲刈りに励み、コイやフナの卵を田んぼに移し、除草のために稚魚になるまで育て、川に放流してきた。

 こうした長年の活動で、田んぼの生き物の成育環境が向上し、絶滅危惧種の水草「シャジクモ」などが確認されるまでになった。町や地域住民らとともに三方湖岸の清掃活動も実施。地域と協力した多様な自然環境への取り組みが認められた。

 表彰式は二十六日、東京都台東区西浅草三丁目の「浅草ビューホテル」であり、六年生の代表六人が活動内容を発表する。

 出席する松村龍之介君(12)は「今までやってきたことが認められて良かった」と話した。 (大串真理)

 

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