ユーザーの利便性を損なったり、不快な思いをさせる広告の規制に積極的なGoogleが、新たにリマインダー広告を非表示にできる設定を追加しました。
例えばあるネットショップを訪れた際、他のサイトでそのショップの広告が表示されることがあります。これがリマインダー広告です。
それ自体は決して悪質なものではありませんが、購入意思がないのに広告が表示され続けるのは、多少邪魔だったり不快に感じるかもしれません。
そこでGoogleは、リマインダー広告を一覧表示し、不要なものを最長で90日間だけ非表示にできるようにしました。少し短いようにも思いますが、リマインダー広告がユーザーを追跡する期間は、通常1か月とのことで、90日間あれば実質的に問題はないようです。
Googleは今後数か月以内に、この機能をYouTubeや検索ページ、Gmailにも展開していくとしています。
リマインダー広告の非表示設定は本日から提供開始とのことですが、この記事を書いている時点(1月26日16時)では、筆者のアカウントではまだ利用できませんでした。いつものように、全てのアカウントで利用可能になるには、数日かかるのかもしれません。
なお、非表示にできるのはGoogleの広告サービスを利用しているもののみで、他のサービスを利用している広告は引き続き表示されるとのことです。
このほか、広告の非表示機能を拡張し、スマートフォンで広告を非表示にすると、PCでも表示されなくなります。
この件とは別に、Googleは2月15日から不快な広告のブロックを開始すると発表済み。
広告が主要なビジネスであるだけに、いかにユーザーに受け入れられるか(優良な広告までブロックされないようにするか)に注力している様子が伺えます。