エフェクターノート

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エフェクターの電池駆動時とACアダプター使用の検証〜BOSS DS1〜

エフェクターの電池駆動時とACアダプター使用の検証〜BOSS DS1〜

こんにちは。

今回は「エフェクターの電池駆動時とACアダプター使用の検証〜BOSS DS1〜」について書きたいと思います。

BOSS DS1

ふと部屋に転がっていたエレハモのキャラが濃い9V乾電池を見つけました。気になってしまったので、久しぶりにエフェクターを電池駆動で音を出して見ましたので、簡単にまとめておきたいと思います。

 

【今回使用する機材】

PRS CUSTOM 22(ギター)→BOSS DS1(改造)→Roland MICRO CUBE(ミニアンプ)

 

 【MICRO CUBEとセッティング】 

MICRO CUBE

COSM AMPLIFIER=JC CLEAN(全く歪まないクリーンチャンネルです)

GAIN=2

VOLUME=2(自宅では音量が出せないため、1mくらい音が聞こえる程度の音量にしています)

<EQUALIZER>

TREBLE=5

MIDDLE=5

BASS=2〜3(低域をややカットしてあります)

REVERB=2〜3

 

【電池駆動させたエフェクター

BOSS DS1e

BOSS「DS1」(改造)を使って、試してみました。歪みはMAX、音量はアンプのクリーンとエフェクターONにした時の音量に差がないセッティングにしました。

BOSSエフェクターと乾電池

ネジを緩めて、パカッとフタを開け、9V電池をセットします。不思議とガッツが出てきそうな感じがします。(ネジのゴムリングが劣化して一部欠けていました)

 

【BOSS DS1を電池駆動させた感想】

BOSS DS1

久しぶりにBOSS「DS1」を電池駆動してみましたが、普段のACアダプター→分岐ケーブル(5つ)で供給してある時のサウンドを比べると、思っていたよりも音がハッキリして元気な感じがしました。もしかすると、分岐ケーブルによる電流がやや足りていない状態のため、音量が小さい原因になってしまっているのではと考えました。また、BOSSエフェクターは乾電池を入れた分、ペダルの踏み込みが浅くなります。グッと詰まったような踏み心地になるので、電池を入れない時と入れる時とでは、かなり使用感が違います。

 

【BOSS専用ACアダプターで駆動してみた】

BOSS ACアダプター

今度は、試しにBOSS専用ACアダプター 「PSA-100S」を使って電源供給させてみました。

BOSS ACアダプター

9VのジャックにACアダプターを直接挿しました。

 

【BOSS専用ACアダプターで駆動させた感想】

BOSS DS1

BOSS専用ACアダプター PSA-100Sを使って、電池駆動と同じように音を出してみました。電池駆動て比べると、あまりサウンドに差はないように感じました。やはり、分岐ケーブルに繋いでいた時は、空間系エフェクター(デジタルディレイ)やデジタルエフェクターに消費してしまい、BOSS「DS1」の音が小さくなっていたように感じます。BOSS専用ACアダプター1個につき、エフェクター1個は供給は充分にできます。また、電池駆動とペダルの踏み心地を比べると、電池が入ってない分、スイッチの踏み込み幅があるため、踏みやすいです。

 

【今回のまとめ】

今回は、エフェクターを電池駆動してみましたが、適切な電源供給をすればサウンドには大きな差は見られませんでした。分岐ケーブルを使って、電源を分けてしまうと繋いでいるエフェクターによりますが、多少音量の差は出てしまうのかなと思いました。またこのことについては検証して見ようと思います。

 

【電池を使うかACアダプターを使うかについて】

ACアダプターを調べた時に知ったことになりますが、9V使用のエフェクターに対して、新品の電池駆動だと、初めは9.6Vの電流を供給しているそうです。その時の新鮮な電流感(?)みたいなものはサウンドからは出るらしいですが、今回は、自作エフェクター時にチェックで使っていた電池を使ったのであまり新鮮さは感じられなかったかもしれません。9V仕様のパワーサプライで、9.6Vの電流を供給するパワーサプライもありますが、エフェクターは電源が命でなので、こういった電池供給にも配慮することも大事な要素なのかなと思いました。

電池駆動については、乾電池は消耗品なので、長期的に考えると専用ACアダプターやパワーサプライを使用した方がコスト的に良いと思います。まだ、パワーサプライを知らなかった時期は、エフェクターを全て電池で使用していましたが、特に空間系エフェクターデジタルディレイ)の消費電力が激しく、スタジオ練習毎に電池を交換していました。そういったことを考えると、基本的には、ACアダプターやパワーサプライを上手く使用した方が良いと思います。電池駆動にすると、DCケーブルなどの配線がなくスッキリするので、オーバードライブディストーションをスタジオに1個だけ持っていく時は電池駆動でも良いと思います。(デジタルエフェクターの場合はACアダプターの方がベター)ペダル単体使用では、乾電池の方が持ち運びはラクになるので、ケースバイケースで、電源供給の仕方を選べはいいのでないでしょうか。

 

以上、「エフェクターの電池駆動時とACアダプター使用の検証〜BOSS DS1〜」についてでした。 

 

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