昔、個別指導で英語を教えてもらっていた女が自分のLINEのリストから消えているのに今更気づいた。
御三家の中高一貫校を卒業したあと、超高偏差値大学で経済をやっている女だった。
分厚い唇に、酷いくせ毛で、潰れた鼻、茶色の皮膚に、体型も小さく顔がでかい女だった。
ちょくちょくフェミニズムっぽい、それも新自由主義的な主張をしていた。
なんというのか、容姿が悪いと思想に夢をみるのだろうと感じていた。
彼女はマルクスの墓もあるロンドンの大学に留学に行くとか聞いていた。
その後、無事大学受験も敗戦して個別指導も行かなくなったし、女も既にロンドンに行ったのだろう。
大学入学直後に女のLINEのアイコンを見ると、なんかよくわからないがドレスを着て楽しんでいる。
何となくであるが、日本人女が海外で妙な自信を付けている様に見えたものである。
ここで、大事なのはこの女に必要だったものが何だったかである。
恐らく、最新の金融工学やら経済学者クルーグマンの本でもない。
自身の性的価値を感じるということではなかったのではないかと疑う。
個人的に親から贈与された1500万円のうち10万を溶かして考え中の自分は悟るものだ。
恐らく、下手な投資や投機をするよりも容姿がよくなる手段があればそれを行うべきだということだろう。
最終的に幸せを得る手段は政治や経済から切り離された容姿というものなのだろう。
運用の方針と、うまくいかないであろう就活で頭が爆発しそうだ。