2012年06月05日

昔の電気温水器にご注意!

古い区分所有等で建設当初からの電気温水器がそのまま残っている時には注意した方がいいことについて書きます。

これまでこの物件では2回退去を経験していますが、これまでは退去から1~2週間も空かずに次の方が入居していたので、気が付きませんでした。

昭和40年代築の物件で、オール電化、各室内に電気温水器がありました。

最近のものはステンレスですが、当時は鉄製が主だったのでしょうか。
ここの部屋にある電気温水器も鉄製でした。

今回いろいろあって3月退去になった部屋にやっと5月入居になったのですが、お湯をだすと赤水がでるというのです。

それまではそんな報告・クレームは一度もありませんでした。

管理会社に聞くと「他の部屋でもそういう事例は聞いたことがない(把握していなかっただけかも)。空室期間中にタンク内にサビが発生して水に染み込んでいる可能性もあるのでタンク内の水を全部流して確認してみてください」と言われました。

仲介業者、入居者に伝えて、タンク内の水を全部流してもらいましたが・・・
やはり赤水は止まらないようです。

業者を手配してみてもらいました。
すると、次のような回答が来ました。

『タンク内でサビが発生しており、赤水の原因となっているようです。現在設置の商品は【鉄製】で、使用しない期間は1ヶ月に1度程度水を循環させるよう説明書等に記載されているようです。修理・部品交換は出来ず、交換をご案内させて頂きます。またガス給湯器への交換ですが、こちらの物件はオール電化物件で、ガス配管の設置がないためご提案出来ません。』


水を循環させないと錆びる!!!

鉄製の電気温水器物件を保有するオーナーさんはご注意くださいね。

たったこれだけのことを知らないだけで、入居者にもご迷惑を掛けて、更に30万円以上の出費になってしまいました。。。




ほんとうはまだ言いたいことはありますが・・・










本当はは退去後、まもなく申込みが入っていました。

リフォーム業者に相談したら、2週間以上先の工事日程だったのですが、入居者の入居希望日も少し先だったのでそのまま工事発注しました。

なのに工事が遅延。。。

入居希望者には入居日ギリギリまで待ってもらっていたのですが、もう後がないという時期になってもリフォームが終了せず、キャンセルになってしまいました。

(入居希望者は迷ったうちのもう1室がその時点でも空室だったので、そちらで無事引越しはできました。そちらのオーナーさんはラッキーだったでしょうね)

募集止めしていたのを募集再開したものの、繁忙期も過ぎて、ご縁がないまま日数は経過。家賃4千円交渉且つ室内洗濯機置場設置要求があった方でご契約に至る。。

最初のリフォーム業者がちゃんと約束の期日でリフォーム完了させていたら、空室期間も3週間程度で、家賃も下がることなく、洗濯機置場設置で追加設備負担もなく、今回の電気温水器交換も必要なく済んだのにな。。。

空室期間3ヶ月弱。70千円×(3-1ヶ月)=140千円
家賃下落4千円。 4千円×平均入居期間4年=192千円
洗濯機置場設置。 130千円。
電気温水器交換。 330千円。

合計792千円。。。か

別のリフォーム業者を手配していたら、この損失はなかったかもしれません。2週間先と言われた時点で他の業者をあたるべきだったかもしれません。ちょっとした手間を省く、安く済ませようとして余計高いものにつくいい例だなと思いました。





追記)
入居者からはお湯をだすと赤水がでるので、赤水がなくなるまで日割り家賃で引いてほしいと要望がありました。ご迷惑掛けているので了承しました。半月分35千円ほど手取りが減ります。。

realoption at 11:30│Comments(0)TrackBack(0)0拍手投資用不動産 

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