新外国人・ジー「サポートしたい」　元メッツ右腕コンビで共闘

　記者会見前、屋内練習場のトレーニングルームに入ったジーは、旧友との再会に笑顔を見せた。「ダイスケの顔を見た瞬間、覚えててくれたことは分かったけど『僕を覚えているかい？』ってジョークで聞いたんだ。彼がくれたシューズのことやニューヨークで食べたスキヤキのことも覚えてて、ハグしてくれたよ」

　２０１３、１４年にメッツでチームメートだった松坂の入団が２３日に決まったばかり。「偶然の一致だね。彼のことはリスペクトしている。メッツでもロッカーが隣で、一緒にいい時間を過ごせた」と、再びチームメートとして戦えることを歓迎した。

　メッツなど４球団に所属。メジャー通算８年間で主に先発として１６５試合に登板し、先発で５１勝を挙げている実績豊富な右腕。メッツ時代に２度、シーズン２桁勝利を挙げ、松坂と同僚だった１４年には開幕投手も務めている。１４０キロ台半ばの速球とチェンジアップが決め球。「常にストライクゾーンで勝負し、少ない球数でイニングを終えることを考えている攻撃的な投手」と自己紹介した。

　５年連続Ｂクラスに低迷中で、昨季まで２年続けて２桁勝利を挙げた投手がいない中日にとって、エース格としての期待が大きい。「タフな場所で８年間戦ってきて、自分ができることをやれば誰にも負けないと思っている。チームの勝利に貢献したい」と、その期待を受け止める。