人文系のM2。先日修論を提出し、報告会も終え、修了がほぼ確定した。
修論の出来はひどい。本当にひどいものだ。半永久的に地層処分するレベルでひどい。
それでも通して(追い出して)くれた先生方のご厚情に感謝するしかない。
これから友達作って、BBQでも行って、嫁さんもらって子供つくって暖かな家庭を……
悪くない。
ぜんぜん悪くないのだが、
近い将来、「俺の人生こんなもんじゃねえ!!!」って自意識が暴走しそうで怖い。
それで、暴力的なまでのコンテンツ集積力がある東京、の大学に進学した。
迷わず演劇サークルに入った。外部のワークショップや公演に顔を出し、名を売ろうとした。
小劇場界で見たものは、死屍累々だった。演劇しか残っていない人たちが、不安をかき消すために日夜狂乱する。
ここは無理だ、と見切りをつけた。
卒論では専攻内の賞をいただき、周りからだいぶ褒めそやされた。
でも「研究」って何をすればいいかわからない。誰も教えてくれない。
その分野の古典的な理論書に手を伸ばしてみた。さっぱりわからず投げ出した。
それからしばらく錯乱状態に入り、最小限の仕事だけ済ませて実家に避難した。
帰ろう、と決めた。
それから公務員試験の勉強を始めた。たぶん人生でいちばん勉強したと思う。
最終合格が出たM2の9月まで、研究にはほとんどノータッチだった。
就職が決まったのはいいものの、M2の11月で研究テーマがほぼ決まっていないという惨憺たる状況だった。
何とかテーマをこじつけて、ボロボロに疲弊した頭を使い、無残な論文(らしきもの)をぶん投げた。
こいつがとにかく煽ってくる。
「院まで行って公務員かよ~www」「ドクターひよったのか~www」
なんせ隠してた思いを、全部引き摺り出してくれたのだから。チクショウ!
そうでもしないと、劣等感に押しつぶされて首でも吊りそうだ。
諦められるかな?無理そう?
黴臭い小劇場に、味気ない研究室に、新宿の雑踏に、私の屍が舞い戻りやしないか、切実に恐れている。
後輩に煽られて黙ってるとか情け無いのう
暴走するなよ。 世の中には価値のないゴミが山ほどいて、成功者の人生を滅茶苦茶にする。 安泰というものは、何事にも変え難く、誰にも譲るべきものではないのだ。
まだ働いていない増田に言ってもあれだけど地方の役所って安泰なの?ブラックそうにしか思えないが。 都内のそこそこの大学出たなら、普通に都内の企業に就職した方が辛いことあっ...
適度に人がすくないとこだと死ぬほど暇そうなイメージ
地方公務員とか超勝ち組じゃん。理系、しかも工学系でもドクターはキツイのに、文系のドクターとか怖すぎる。そもそも文系はドクター取れる人が少なすぎるし。マスターでそんな状...