#212 岡田斗司夫ゼミ 1月7日『宮崎駿は、超科学をどう描いたか。「天空の城ラピュタ」をとことん語る！』
#213 岡田斗司夫ゼミ 1月14日『天空の城ラピュタ』解説の決定版！人間：宮崎駿の面白さにまで迫る！


宣伝も兼ねて。岡田さんのゼミを観る。いやぁ、勉強になる。
累計70回は観た『ラピュタ』だが、これだけ鋭い視点だと、まだまだこの作品に近づけていないなぁ、と痛感する。
特に「エロス」の解説、なるほど、と唸る。
まぁ宮﨑さんはその後『トトロ』以降、結構あからさまにエロスを表に出すようになるのだが・・・。


それはさておき、僕はそろそろまた冒険活劇を作りたいと思っている。
『フラクタル』の時は何より「護るべきもの」への不信感が強かった。ホントにこの「少女」は護るに値するのか？という気分が根底にあって、まぁそれはそれで作品の晦渋さを醸し出したのだけど、この空気を客に解れというのは確かに無茶だったろう。
それと「敵」の措定も曖昧だった。アニメにおける「敵」というのは、シャアにしてもムスカにしても、監督の投影だという。つまり僕は「悪」になり切れなかったのだ。

でも今は違う。「護るべき少女」も「悪」も描ける。
そう踏ん切りがつくまで時間がかかった。


しかし問題は、僕に『ラピュタ』以外作れるのか？ということだ。
これには学生の頃から悩まされた。
ファンタジー的なものを構想したり、小説を書いたりすると、全部『ラピュタ』になってしまうのだ。

だから今まではセカイ系やら日常系やらアイドルやら、その辺で食わせてもらっていた。
違う土俵で勝負するしかなかった。

でも、コンプレックスの克服ではないが、いつかはやる。
ぶっちゃけ何度失敗してもやろうと思っている。

次はもっと思い切った表現ができるという自信がある。
自信はあるが、アイディアがない。
困った。

宮﨑さんが『ラピュタ』を作ったのが45歳の時。だから50までにはやりたい。
何かきっかけが欲しいなぁ。最初のイメージが。


それと因みに、『ラピュタ』また観返して思ったが、やっぱり宮﨑アニメは（内容にもよるが）プロ声優の方が何倍もいいね。無論一流の声優がやれば、だが。
声そのものの強さがないと、画の強さに負けてしまうのだ。
まぁ近年実写の芝居が弱くなってるんじゃないの？とも言えなくもないが・・・。