北大、東大、阪 大、京大はアイヌ民族差別研究を
謝罪し、遺骨を民族に返還せよ
野村洋子(ピリカ関東グループ)
「北大人骨事件」に始まる各大学・研究者によるアイヌ民族の遺骨略奪・アイヌ民族同化・抹殺政策の 推進を弾劾し、遺骨のコタン(郷土)への返還を要求する運動が開始されている。
北大が略奪・保有する膨大なアイヌ民族の遺骨の多くは、日本天皇制国家の15 年戦争の最中、日本学術振興会と日本民族衛生学会が合同で行った「アイヌの医学的民族生物学的調査研究」のために墓地を破壊して盗掘したものである。アイ ヌ民族を「劣等民族」として撲滅の対象とするファシズム思想(「不良素質者の制限と優良素質者の増加政策」)に基づくものである。
戦時下、富国強兵、「優良なる子孫」をつくりだすことは国策であった。
日本天皇制国家は、アイヌ民族から土地を奪い、言葉や文化、生活を奪い大量の餓死者を生み出すなど 民族浄化・大虐殺(ジェノサイド)を行った のである。同時にそれは日本労働者人民にも「単 一民族国家観」を押しつけ、民族差別、「障害者」差別の優生思想を根付かせるものであった。
各大学・研究者は、「劣等民族」撲滅の国策を推進してきたのだ。だから、アイヌ民族遺骨強奪と差別 研究の真相を明らかにし、謝罪と遺骨返還に応じることぬきに、学問の国家からの自立はありえない。
私たち日本労働者も、天皇制国家によるアイヌモシリ侵略、アイヌ民族同化・抹殺の責任追及とそこに 貫かれた優生思想や民族差別排外主義から の解放をかけたアイヌ民族連帯闘争ぬきに労働者の解放はありえない。
安倍政権は、今国会に自衛隊が米軍と共に世界中どこででも戦争できる侵略軍隊とする戦争法案を成立 させようとしている。そして来年にも明文改憲を果たそうとしている。
その中でアイヌ民族や琉球・沖縄人民への差別・同化攻撃が強力にかけられている。2018 年「開道150 年」祝賀の攻撃や白老「慰霊・研究施設」建設・ アイヌ民族遺骨収容によるアイヌ民族「人骨事件」の幕引き・アイヌ民族同化完了攻撃である。
同時に「国家のために役に立たない人間」は、「お国のために」死ぬことを強制される「尊厳死」法 の早期成立が目論まれるなど優生思想が強化されている。
私たちは今こそ、戦争法案阻止と同時に民族排外主義、優生思想と対決する「開道 150 年」弾劾、「慰霊・研究施設」建設阻止、民族自決権支持の闘いをつくりだそう。
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北大が略奪・保有する膨大なアイヌ民族の遺骨の多くは、日本天皇制国家の15 年戦争の最中、日本学術振興会と日本民族衛生学会が合同で行った「アイヌの医学的民族生物学的調査研究」のために墓地を破壊して盗掘したものである。アイ ヌ民族を「劣等民族」として撲滅の対象とするファシズム思想(「不良素質者の制限と優良素質者の増加政策」)に基づくものである。
戦時下、富国強兵、「優良なる子孫」をつくりだすことは国策であった。
日本天皇制国家は、アイヌ民族から土地を奪い、言葉や文化、生活を奪い大量の餓死者を生み出すなど 民族浄化・大虐殺(ジェノサイド)を行った のである。同時にそれは日本労働者人民にも「単 一民族国家観」を押しつけ、民族差別、「障害者」差別の優生思想を根付かせるものであった。
各大学・研究者は、「劣等民族」撲滅の国策を推進してきたのだ。だから、アイヌ民族遺骨強奪と差別 研究の真相を明らかにし、謝罪と遺骨返還に応じることぬきに、学問の国家からの自立はありえない。
私たち日本労働者も、天皇制国家によるアイヌモシリ侵略、アイヌ民族同化・抹殺の責任追及とそこに 貫かれた優生思想や民族差別排外主義から の解放をかけたアイヌ民族連帯闘争ぬきに労働者の解放はありえない。
安倍政権は、今国会に自衛隊が米軍と共に世界中どこででも戦争できる侵略軍隊とする戦争法案を成立 させようとしている。そして来年にも明文改憲を果たそうとしている。
その中でアイヌ民族や琉球・沖縄人民への差別・同化攻撃が強力にかけられている。2018 年「開道150 年」祝賀の攻撃や白老「慰霊・研究施設」建設・ アイヌ民族遺骨収容によるアイヌ民族「人骨事件」の幕引き・アイヌ民族同化完了攻撃である。
同時に「国家のために役に立たない人間」は、「お国のために」死ぬことを強制される「尊厳死」法 の早期成立が目論まれるなど優生思想が強化されている。
私たちは今こそ、戦争法案阻止と同時に民族排外主義、優生思想と対決する「開道 150 年」弾劾、「慰霊・研究施設」建設阻止、民族自決権支持の闘いをつくりだそう。
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