朝鮮日報

米原潜の釜山入港、「韓国が難色」で取り消し

 米国の原子力潜水艦「バージニア」(7800トン)1隻が18日、釜山海軍作戦基地(釜山市南区)に入港しようとしたが、できなかったことが明らかになった。この原子力潜水艦は補給・休息のため釜山に立ち寄るとして韓国政府と協議していたところだった。

 政府関係者は「原子力潜水艦の入港前に韓米間で協議したが、韓国側が『北朝鮮に圧力となるメッセージを与えるのでないなら、入港しない方がいい』との意向を伝えたと聞いている」と語った。釜山ではなく、代わりに鎮海港(慶尚南道昌原市)に立ち寄るよう提案したが、米軍側は「それなら入港しない」と断ったという。米海軍は「バージニア」を2004年から実戦配備しており、現在計13隻が運用されている。米海軍の攻撃用原子力潜水艦の中で最も新しい型で、巡航ミサイル「トマホーク」や魚雷「MK48」、特殊部隊の進攻のため小型潜水艇なども搭載されており、対テロ戦で活躍が期待される。

ユン・ヒョンジュン記者
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