トーンモバイルは1月24日、法人や団体を対象とするスマートフォンのカスタマイズサービス「TONE Factory(トーンファクトリー)」を発表した。同社のAndroidスマートフォン「TONE m17」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)のソフトウェアを要望に応じてカスタマイズできるもので、将来的には通信サービスのカスタマイズにも対応する予定となっている。受注は50台以上と小ロットから受け付ける。
TONE Factoryでは主に以下の項目をカスタマイズできる。
独自アプリはGoogle Playを経由せずに配信・アップデートできる。企業や学校のクローズド(外部非公開)アプリを使いたいというニーズや、通常のアプリでは利用できない「特別な権限」を使うアプリを使ってサービスを提供したいというニーズにも応えられるという。ただし、独自アプリは配信前にトーンモバイルで検証を行う必要がある。
TONE Factoryを利用する法人・団体には「ブランドID」が付与される。このIDに独自の「ソフトウェアツリー」をひも付けることで、ネットワークからカスタマイズ内容が配信され、自動的にアプリのインストールと端末設定が行われる仕組みとなっている。
そのため、工場や流通拠点段階でのキッティングやカスタマイズは不要だが、端末ハードウェアのカスタマイズには対応しない。
TONE Factoryのシステムは、TONEを取り扱うTSUTAYA(一部を除く)で実施中の「おためしレンタル」ですでに使われている。
現在、複数の企業とTONE Factoryの導入交渉を進めているという。早ければ2018年春には初の「外部導入」が実現する見通しだ。
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