有望そうなICO案件があったので、将来性の検証をかねてご紹介します。
ブロックチェーンを活用したダイヤモンド取引所CEDEXです。
ICOは3/17 午前4:00(朝早い・・・)とまだ先ですので、まだまだ検討の時間があります。
が、1/24現在、プレセールのホワイトリスト登録期間ですので、興味があればまずは登録だけでもしたほうが良いかと思われます。
本稿では、技術的なポイントというよりもビジネス面、開発状況等をご紹介したいと思います。
目次
CEDEX(セデックス)とは
本家の情報は下記です。
プロジェクトの概要
ダイヤモンド取引の透明性、流動性を高めるとともに、資産としての価値を明確にすることを目的としています。
個人が保有するダイヤモンドをトークン化し、C2C(個人間)でのダイヤモンド取引の仕組みを作ることを目指しています。
もともとダイヤモンドは傷つきにくいが割れやすく、熱にも強くないため、金などに比べると資産としての位置付けが弱かったようです。
また、ダイヤモンドの価格は重量以外にも様々な要素(いわゆる4Cや需給など)に左右されるため、価格の決定が(少なくとも素人には)難しいです。
実際私もコモディティ取引等にチャレンジしていた10年ほど前、ダイヤモンドは見なかったような気がします。
CEDEXプロジェクトでは、難解なダイヤモンド取引を簡単にするとともに、信頼性を高めることで、個人間の売買を活発化させようとしています。
- ダイヤモンドの値付け:機械学習を活用
- 信頼性向上:ブロックチェーン(取引履歴が見れるので、偽物が混じらない)を活用
また、CEDEXは、すでにダイヤモンド取引として使われているIDEX(国際ダイヤモンド取引所)と提携しており、決して独りよがりのプロジェクトではないことが伺えます。
ここは主観ですが、ホームページをざっと見ただけでも第一印象は良いです。
・ホームページのクオリティが高い(日本語訳もクオリティが高い)
・プロダクトの簡易版(α版)がすでにリリースされており、開発が進んでいる(ように見える)
・クラウドセールで売れ残ったコインはburnされる(消える)ため、開発側が計画以上に持つことはない
→ CEDEXプレセールの登録はこちら
プロジェクトロードマップ
昨年からすでに本プロジェクトは始まっており、ダイヤモンドの取引プラットフォームは2018年秋頃を予定しています。
開発が一定程度進んでいるようなので、そこは安心材料です。
※以下、ホームページより抜粋していますが、英語の原文から一部手を加えています。
- 2017年 第1四半期
- ダイヤモンド市場調査
- 技術面のフィビジリティー(実現性)評価
- 学習機能付アルゴリズム"DEX"の開発開始
- 2017年 第2四半期
- 開発チームの組成
- 事業戦略の立案
- ブロックチェーン技術の実装
- 2017年 第3−第4四半期
- ダイヤモンド取引のスマート・コントラクトの開発
- マーケティング戦略の立案
- トークンセールに向けたセキュリティ監査
- DEX α版の提供開始
- 2018年 第1四半期 <-----------今ここ
- トークン・プレセール開始(2018/3/17)
- トークン・セール開始
- CEDEXプラットフォーム(取引システム)の開発
- CEDEXコインの利用開始
- 2018年 第3四半期
- CEDEXプラットフォーム稼働開始
- 2019年第1四半期
- 投資手法の拡大: 空(信用)売り(いわゆるショート)、ETF取引、レバレッジ取引・ローン取引
- 販売地域の拡大
ダイヤモンド取引とは
価格のつけられ方
金などの金属と違って、重量以外にも価格に影響する要素があります。
ダイヤモンドを買う際に説明される4Cなどもそうです。
- Cut(カット:研磨)
- Clarity(クラリティ:透明度)
- Carat(カラット:重量)
- Color(カラー:色)
そのため、貴金属とは異なり、同じ重量(カラット)であっても価格が異なる、ということが起こります(買ったことがある人であればご存知ですよね)。
そのほかにも為替動向や採掘動向などにも左右されます。
さらにさらに、流通形態も複雑で、多数の利害関係者が存在するため、どのような流通経路を通ったかによってもマージンの乗り方が変わり、最終販売価格に影響していきます。
うーん、難しい。
歴史的な背景や流通については下記記事が面白いです。
国際相場(CEDEXとの提携)
ダイヤモンド相場は国際相場IDEX(International Diamond Exchange)などが提供しています。
参考URL:
この主要な国際相場IDEXとCEDEXは提携しています。
CEDEXは、IDEXが持つダイヤモンドの知識とリアルタイムのダイヤモンド価格を活用して、先物取引の顧客に情報を提供する。IDEXは、CEDEXの技術を利用して、ダイヤモンドのプロ市場の投資環境を改善する。
(出所:時事ドットコム)
プロジェクトを順調に進めていることが伺えます。
宝飾品(ダイヤモンド)市場
日本においては、国内宝飾品市場規模は縮小傾向にあります。
2016年の国内宝飾品(ジュエリー)小売市場規模は、前年比97.1%の9,413億円と前年に続き、マイナス成長となった。
(出所:矢野経済研究所)
小売向けのダイヤモンドとしては婚約時の需要が多いそうですが、少子高齢化が進む日本では、この需要はさらに減っていくことが想定されます。
(そもそも婚約時のダイヤモンドを資産として見直すことがありえるのか・・・)
一方、最近ではインスタグラム等で”見せる”ことが流行っており、宝飾品への関心が高まっているということも考えられます。
一方、 海外では、特に新興国を中心に宝飾品市場規模は成長を続けています。
中国などは個人の収入増に引っ張られる形で宝飾品市場規模も成長しています。こういったところではダイヤモンドを資産として見直すこともありうるのではないかと推察されます。
気になる点
整理しきれていないだけかもしれませんが、シンガポール・ダイヤモンド投資取引所(SDiX)もブロックチェーン導入を検討しているそうです。
したがって、CEDEXだけが唯一の取り組み、というわけではない可能性があります。
ですが、CEDEXのホワイトペーパーによると、SDiXはB2B(法人間)の取引をターゲットしているので、C2CをターゲットにしているCEDEXとは棲み分けられている、という整理のようです。
トークンセール概要
プレセール参加者は購入数の30%をもらえるので、参加しようと思った場合はまず登録することをお勧めいたします。
プレセール開始日 | 2018/3/17 午前4:00 - 4/14(日本時間換算) |
価格 | 1 ETH = 500 CED(CEDEXコイン) |
最低購入数 | 500 CED |
供給トークン数 |
100,000,000 (内訳) トークンセール:50,000,000(未販売分は消滅) 早期参加者への(プレセール)ボーナス:15,000,000 開発者その他への配布:35,000,000 |
ハードキャップ | 10,000ETH 4,000万ドル(約45億円)* |
プラットフォーム | ETH(イーサリアム) |
プレセールボーナス | 30%ボーナス |
*当初のハードキャップは10,000ETHだったそうですが、ボラティリティが高いため、ドルでハードキャップを設計することにしたそうです。
したがって、1CEDは0.8ドル以上という設計になります(売れ残った分は供給されず消滅するため、母数のトークン数が減る)。
登録方法
まずは登録ページにアクセスします。
※上記からアクセスした場合、購入数の2%をさらにもらうことができます。
ページを少し下にいったところで、下記画面の赤枠をクリック。
次の画面では個人情報を入力します。
注意点は、パスワードの文字制限があり、最長15文字までのようです。
すべて書き終えたら"REGISTER" をクリック。
下記が注意点です。
- 最低購入量は500CEDですので、それ以上を記入してください。
- イーサリアムウォレットのアドレスには、取引所のものを使わないでください。FAQにも書いてありますが、開発はイーサリアムを受け取れますが、支払った人は取引所でCEDEXコインを受け取れなくなるので注意が必要です。
※私はMetaMaskを使いました。
どちらも記載したら"COMPLETE REGISTRATION"をクリックします。
あとは登録したメールアドレスにメール(差出人のアドレス:support@cedex.com)がきますので、本文にある「メールアドレスの承認のためにはここをクリック」をクリックすれば完了です。
最後に(私の投資判断)
私はテーマとしても面白いので、それなりの枚数を投資しようと考えています。
Telegram上では日本の取引所を始め、申請を始めている、といったコメントも見られました(真偽の検証はできませんが)。
投資判断の参考になれば幸いです(最終的な決断は自己責任ですが・・・)
円からイーサリアムETHを調達するために
日系取引所を使う必要がありますが、だいたいどの取引所でも扱いがあります。
なお、取引所の比較については下記をご参照ください。