思わず乾杯をしたくなる「格別の乾杯」
2018年1月23日にエビスビールの限定醸造ビール「ヱビス with ジョエル・ロブション 格別の乾杯」が発売されました。エビスとフランス料理の巨匠がタッグを組んだ限定ビールは、2013年の「薫り華やぐエビス」から数えて6年目。エビスの限定ビールの中でも定番化してきているシリーズです。
2013年と2014年、2015年は「薫り華やぐエビス」、2016年と2017年には「華やぎの時間」と名前を変え、2018年には「格別の乾杯」とまた改名しています。ビールの特徴からビールを飲むシーンに名前が変わってきている感じですかね。中身は定番化しつつあるものの、名前の部分はまだ未完成といったところでしょうか。
フランス料理の巨匠、ジョエル・ロブションとエビスが作り上げたビールは白ワインやシャンパンを思わせる華やかな香りのビール。白ワインのような香りを生み出すホップ「ネルソンソ―ヴィン」に加えて、グレープフルーツのようなさわやかな柑橘系の香りを引き出す「ハラタウブラン」を組み合わせ、さらにはシャンパンの一大産地・フランスはシャンパーニュ地方産の単色麦芽を使用したビールとなっています。
シャンパーニュと聞くとブドウをイメージしますが、実は高品質な麦芽を生産している一大産地でもあるのです。
食前酒として飲みたいビール
缶をプシュっと開けると、ほのかにただようさわやかなホップの香り。グラスに注がれたビールは明るいゴールドの色をしています。泡立ちが良く、泡やホップのきめ細やかさが伝わってきます。
さっそく一口飲んでみると、ネルソンソ―ヴィンホップの白ワインのような香りに加えて、ハラタウブランのすっきりとしたグレープフルーツのような香りを味わうことができます。白ワインやシャンパンのような感じのビールですが、今年の「格別の乾杯」は柑橘系の香りもしっかり出ていてよりすっきりとフルーティな風味を楽しむことができるビールになっています。フルーティだからといって甘いわけではなく、控えめながらきりっとした苦味があるので、飲みやすいビールです。
実は缶で発売される前に、エビスバーで「格別の乾杯」の樽生を飲んできました!グラスや注ぎ方など、最高のコンディションで飲む一杯はまさに格別。
飲んでみて感じましたが「格別の乾杯」の風味を十二分に味わうには、食事と合わせるよりもタイトルの通り乾杯・食前酒として楽しむのがよいようです。華やかな香りは繊細でもあり、味の濃い食事と合わせるとその香りが追いやられてしまうこともあります。私はエビスバーでハンバーグと合わせてしまい、途中から香りが飛んでしまいました・・・(そりゃそうだ)。
ジョエル・ロブション氏も「金目鯛のカルパッチョやホタテのタルタルなど、白ワインに合うような魚料理がお薦め」と言っていますので、少し薄味の料理と合わせるのが良さそうですね。
そういえば最近シャンパンと餃子を合わせるのが流行っているとか?餃子と一緒に飲むのもいいかもしれないですね!?
ちょっと贅沢に、いつものグラスからシャンパングラスなどに移し替えて楽しみたい「格別の乾杯」でした!
新作ビールの発売日、まとめてます。お気に入りがみつかりますように。