寒波で水道管凍結の備え呼びかけ

強い冬型の気圧配置の影響で、関東地方は25日以降も厳しい冷え込みが予想され、東京都水道局は水道管の凍結に備えて対策を取ってほしいと呼びかけています。

東京都水道局によりますと、最低気温が氷点下を下回ると、屋外に露出している水道管が凍結する可能性が高まるということです。
目安として、氷点下2度を下回ると水道管の凍結が増える傾向があり、去年1月16日に都内各地で気温が氷点下まで下がり、練馬区で氷点下4.7度を観測した際は、水道管の破裂による修理が308件に上ったということです。
東京都水道局給水部の茨木延和担当課長は「凍結すれば水が出なくなり、場合によっては水道管が破裂してしまう。凍結を防ぐため、屋外で露出している水道管の冬支度を進めてもらいたい」と対策を呼びかけています。
具体的には、水道管に保温材として代用できる、タオルなどを巻きつけ、ヒモで固定した上からテープを巻くと凍結を予防できると説明しています。
水道管が凍結してしまった場合は、自然に解けるのを待つか、凍った部分にタオルを巻いて、ぬるま湯をかけて解かす方法もあるということです。
いきなり熱湯をかけると管が破裂することもあり、注意が必要ということです。
また、破裂した場合は修理費用は自己負担となり、水が漏れるケースもあるため、メーターボックスの中にあるバルブを閉める必要があるとしています。

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