オイコノミア「経済学でハッピー!人生100年時代」[解][字] 2018.01.24
それを楽しんでもらいたいなと思いますね。
面白いな〜。
(テーマ音楽)
(又吉)僕もとうとう100歳か。
もしも100歳まで生きることがわかっていたらあなたはどうしますか?え〜!すごい!確かにピンときませんよね。
でも人生100年時代は日本の未来を左右する問題。
2017年の流行語大賞にノミネートされるほど注目されています。
実際日本の平均寿命はず〜っと右肩上がり!40歳未満の多くが100歳まで当たり前に生きる時代が来ようとしています。
人生100年。
どんなことが変わるのか!?どんな備えが必要なのか?「ハッピーな人生100年時代」を送る秘けつを経済学で探りましょう!
(大竹)今日のテーマは人生100年時代ですね。
100年時代。
はい。
そんなにみんな生きるようになるって事ですか?そうですよ。
又吉さん今37歳ですからあと63年生きることになりますよ。
絶対無理だと思うんですけど。
いやいや。
そしてここですか。
はい。
何かすてきな感じですね。
そうですね。
ここは何ですか?行ってみましょう。
今回お邪魔したのは靴の作り方を学べる工房。
職人を目指す人だけでなく自分に合う靴を作りたいという人にも人気なんです。
そこで待っていたのは…。
あっ靴を作ってる方がいますね。
そうですね。
あれ?みうらさんじゃないですか?
(みうら)いらっしゃい!どうも。
いらっしゃい!すごい似合ってますね。
うん。
もうすぐできますんで。
はい。
片一方だけですけど。
はい。
できますんで。
今日のゲストはじゃあみうらさんですか?そうです。
私です。
(3人)よろしくお願いします。
でそれでなぜ…。
ええ。
靴屋?この場所もみうらさんも人生100年時代に大きな関わりがあるんです。
へぇ〜!みうらさんご自身も。
気になりますねそれは。
今回のゲストはみうらじゅんさん。
実は人生100年を生きるヒントをお持ちだとか。
人生が100年になると何が変わると思います?100年ですもんね…。
なかなかピンとこないというのもありますよね。
はい。
そこでねあれですよ。
ああガチャガチャ。
はい。
人生100年ガチャガチャ〜!これを使うと人生が100年になった時代私たちの生活のこんなことが変わる。
…ということがわかっちゃうんです!さあ何が出るんでしょうか…。
いいですね。
これ。
えへへっ…。
いいですね。
「大病する可能性が高まる!」。
いきなり暗いやつきましたね?病気ですか。
ああまあそれはそうか。
はい。
みうらさん大変ですよね。
立ってやらんとあかんから。
これシステムを間違ってますよね?
(笑い声)よし!若い友達?できますかね!ホントですか!?今でも全然いないですよ。
俺。
でももしかしたら若い子の間ではやるかもしれないですもんね。
100歳前後の。
ああ…が今イケてるみたいな。
はい。
はい。
「老後の貯蓄が尽きる」。
暗い話ばっかりですよね?そうっすよね。
ロクなことないっすよね?「若い友達ができる」のはいいんじゃないですか?そうか。
うん。
お金ですか。
明るいこともあんのかなぁ?明るいこと出てほしいですよね。
はい。
「およそ7万回カレーを食べられる」。
お〜!僕カレー好きなんですけど長生きすると7万回ぐらい食べれると。
そうですね。
あと63年ですか。
63年で7万回?毎日3食365日かけ算すると大体そのくらいですね。
嫌いになりますよね。
カレー。
でもまあカレーじゃないにしろ7万回ぐらい食事ができるって考えるとちょっと。
でも食事には金かかりますからね。
それ。
あ〜そうですね。
やっぱりお金ですか?そうなりますよね。
楽しみもあるけれどもちょっとつらさもあると。
うん。
他にも「たくさん恋愛ができる」。
「いまの仕事がなくなる」「宇宙旅行に行けるかも!?」など楽しみもあれば心配なことも…。
でもまあ…大変ですよね。
うん。
だから…100歳まで引き上げられたら。
ねぇ80ぐらいですよね?老体にむち打つはね?もう。
おっしゃるとおり。
それだとですね……いうふうに言われてるんですよ。
80代…。
はい。
そうなんです。
例えば人生が80年の場合二十歳で働き始め60歳で引退すると残りの人生ははい20年でした。
人生が100年になってもこれまでどおりの働き方をすると現役も引退後も共にはい40年!もちろん年金制度はありますが充実した生活を送るには働く期間を延ばす必要があると考えられています。
又吉さんくらいね貯金があれば人生が100年になろうと心配ないかもしれませんね?いや足りないでしょう?それは働かないと。
いやいや。
職場とかが爺くさくなんないんですか?それ。
みんな元気なんですよ。
雰囲気が悪くなることないですか?それ。
そうですね。
活性化してない職場のイメージがありますけどね。
なるほど。
上司がずっとおるというのも嫌ですよね?そういうのも工夫してないとダメでしょうね。
はい。
まあ確かに…会社の寿命よりも長く働かないといけないということが起こるかもしれない。
うん。
はい。
それから今ね人工知能それから技術革新がどんどん起こってますから仕事の作業内容も大幅に変わる可能性がありますよね。
常に新しい事ができるようにならないといけないし健康を維持するってのも必要ですよね。
ずっと働きづめで健康診断にも行けないっていうことだとそんなに長く働けないということにもなるかもしれない。
老後のためのお金を稼ぐには仕事が必要で仕事をし続けるためには健康に気を付けてでも健康を維持するにはお金もあったほうがいいしこれを同時に備えるって…大変ですよね!?なるほど。
どうしたらいいんですかね?もうあの世に行ったほうがいいんじゃないですか?これ。
これね…市場で売買できないけれども長期的には利益をもたらすものということなんですけど無形資産の反対の概念というのは有形資産ですよね。
「有形資産」はお金や不動産など形のある資産。
これに対し「無形資産」は文字どおり形のない資産でお金では買えないけれど人生100年時代に欠かせないと言われています。
無形資産は大きく3つに分けられます。
まず生産性資産。
仕事につながるスキルや人脈など金銭的な所得を生み出す能力です。
又吉さんみうらさんさあチェックしてみましょう!「長年かけて身につけたスキルや知識がある」。
どうなんでしょうね。
18からお笑いの世界入って今のところ劇場立ったりはしてるんですけど。
これはあるでしょう。
う〜ん。
みうらさんは?僕小学校の時から仏像好きだったんでそれはスキルだと思うんですけどね。
なるほど。
仏像の知識。
ええ。
はい。
「仕事仲間や仕事に関する人脈がある」。
これどういうあれですか?転職とかしても面倒見てくれる人とか。
まあ転職まで考えなくても今所得につながる…。
そしたらまああるんですかね。
あるでしょう。
あると言っちゃうとその人がいなくなるような気がするから無いことにしといたほうがいいと思います。
わかりました。
3つ目は「自分を知らない人にも伝わる評判を得ている」。
つまり面識のない人にも評価されているかがポイント。
これはまあお二人なら当然ありますよね。
又吉さんとみうらさんの生産性資産好成績です!2つ目は活力資産。
家族や友人との良好な関係健康や幸福感など活力の源となるものです。
幸福っていうのも比較でしか生まれないじゃないですか。
うんうん。
誰かの比較で自分のほうが幸福だとかっていうことだから本人はわからないですよね?そうですね。
ただまあいろんな研究でわかってるのは…統計が出てるんですか?はい。
そうなんですね。
じゃあ活力資産見ていきましょう。
「健康だ」。
まあまあ調べてないですけど。
あの恥ずかしいほど健康だと思います。
実は。
はい。
「友人がいる」。
友人はまあいますね。
はい。
俺もそれはいますね。
「家族と良好な関係だ」。
はい。
はい。
これはそうだと言っておかないと困りますからね家もね。
はい。
はい。
僕一人っ子だったもんでやっぱり友達を家に呼んで帰さないっていうね。
さみしいから。
は〜は〜。
ええ。
そいつがちょっと飽きそうになった漫画とか読んでたら違うやつ出してきたり自分でスクラップとかもして怪獣の写真とかいろいろ貼って再構成したやつを友達に見せるように途中から変わってきたんですけども。
それ友達のために?そうです。
へぇ〜!なるほど。
ええ。
友達に居てほしいという思いが活力資産を生みそれが原動力となって生産性資産が育まれ今の仕事につながっているんですね。
活力資産を育める住まいがあります。
こちら2015年に造られた集合住宅。
お部屋は25m^2の個室が14室。
更に共有スペースが盛りだくさん!足が伸ばせる大浴場に屋上。
住人同士の交流もできるダイニングキッチン!すてきですね。
(瑠璃川)こちらはSOHOとして会社さんに入って頂いてます。
(ノック)・はい。
1階の4室は会社も入居可能です。
(宮崎)必ず朝とかもお会いしてご挨拶もできるし…会社の隣には住人だけでなく近所の人にも開放しているスペースがあります。
そこでは健康相談やレクリエーションなどさまざまな世代が交流できるイベントが開かれています。
例えば管理栄養士のレシピが学べるお食事会。
これなんでしょうね?それはフェンネル。
ああフェンネル!またある時は…。
小さい子どもを持つお母さんたちの集いの場に。
元気に駆け回る子どもたち!会社があるスペースの目の前まで来ちゃっていますが仕事に支障はないのでしょうか?
(相田)逆にいつもこう平均年齢80代以上とお話をしてるのでホントに若返る気持ちでいっぱいです。
このユニークな住まいを作った瑠璃川正子さん。
世代を超えた交流を目指す活動は共感を集めご近所から専門家まで続々と支援してくれる人が集まってきました。
(中澤)住宅っぽいけども下のところは何かやってるよね?っていう感じでええすばらしいと思いますねはい。
私は共鳴しましてねそれでご協力してます。
(澤岡)よく高齢者の方が子どもから力をもらうっていう話よく伺うんですけど多分高齢の方々からも子どもたちは刺激とか元気をもらっていてお互いがこうやっぱり力の循環ができているとすごくすてきな地域になっていくはずで。
だから私をこうちょっと…活力資産が育つ住まい。
これいいんじゃないですか?最後は変身資産。
柔軟性や勇気自己分析力など環境の変化に対応するための能力です。
そこで…でも自分に変身資産があるかどうしたらわかるのでしょうか?「自分のできること好きなことを知っている」。
う〜ん。
できないことはわからないんですけど。
うんうん。
好きなこととかは知ってますね。
そうですね。
もうみうらさんは当然ですね?俺好きなことを極力外して生きてるんで。
はい。
へぇ〜!意外と俺好きなことやってるように思われてるんですけど苦手なこととかをするのが仕事なんで。
ああなるほど!はい。
だけど一応知っているということですよね?その逆で言うと。
ちょっとしつこかったですよね?俺ね。
はいすいません。
知ってます。
はい。
「新しい情報を得られる多様性に富んだ人間関係がある」。
全く違う分野の人知り合いがどのくらいいるかという事ですね。
どうなんですかね?経済学者はたくさん知ってますよね?この番組のおかげで。
まあそこまででも芸人以外の人と何ていうんですか仕事の話とかすることはないですね。
じゃここは書かない?そうですねぇ。
僕も無いからこの仕事してるんだと思うんで無いです。
なるほど。
はい。
最後。
「新しい経験に積極的な姿勢だ」。
面白そうとか好きそうってことに関しては積極的なんですけどそれ以外はもうホントに消極的ですね。
これはどっちになるんですか?どっちになるんですかね?新しいか新しくないかでは選んでないって事なんでしょうね。
なるほど。
悩みますね。
だから積極的じゃないのか。
はい。
俺も新しい事はしたくないんですけど極力したくないと思ってるんですけどしかたなくっていう事があるんで。
これはそうすると結果的には…。
いや。
積極的じゃないです。
ホントは嫌です。
ホントは嫌だ。
新しい機械とかどうですか?全然興味ないです。
僕もそういうのはできないんで。
なるほど。
新しいっていう事に拒否反応がすごいあるんで。
わかりました。
意外ですね?外から見てるとどんどん新しい事にチャレンジされてるように思うんですけど。
いやこんな古くさい髪形してる人間がそんなわけないと思うんですけど。
はい。
ええ?ホントですか!?お二人とも変身資産ありそうですよね?みうらさん今までやっていらっしゃったことって…何かあるものとあるものをくっつけてさも新しいように見せてるだけのことなんでオリジナリティーの新しさではないと思います。
でもそれもねやっぱり立派なイノベーションなんですよ。
それイノベーションって言うんですか?「新結合」っていう日本語の翻訳があるぐらいですから。
既存のものと既存のものを組み合わせるだけでも今まで無かったんでそれはやっぱり新しい製品新しいサービス。
A+Bができる限りABにならないようにしてるんですけどね。
それがCになったりするようなのが商品として出回れば自分のやった意味はあるなとは思うんですけど。
なるほど。
ふんふん。
いらないものがどれだけいらないかってことを説明するほうがいいような気がするんですが。
すごい発想ですよねでも。
僕らどうしてもいるものとか。
ホントはこれ好きだけどみんないらんやろなで名残惜しいけど別れたりするじゃないですか?それをいらないものとして紹介するっていう。
はい。
土産はもらって基本的にうれしいものじゃないとダメなのにみやげ物屋に行くとほぼ「いやげ」が多いということに気が付いたんで「いやげ」だけを集めたりっていう。
嫌なみやげ物で「いやげ物」。
みうらさんはそれを大量に集めて展覧会まで開きました!誰もやっていないことをやる。
これも立派な変身資産なんです。
うん。
チャレンジみたいな意識はおありなんですか?いらない木彫りとか買うんですよ。
ええ。
いらないんですよ。
ホントにいらないんだけど……やっぱり。
俺まともな人間なんで。
値札を見なくて即持っていくみたいな。
それはねやっぱ毎日の訓練がいるんですよ。
かなりでもショック受けますよね?ものすごい高いときはショックなんですよ。
大ショックなんですよそれ。
そこに失敗を恐れずチャレンジすると。
だから…でも失敗もネタですから。
なるほど。
それがやっぱり6万円とかするとまた失敗感がいいんですよね。
グッとくるっていうか。
なるほど。
安いより高いほうがおかしいじゃないですか。
あいつひどい目に遭ってるほうが面白いわけだから。
なかなか人にはマネできないですね。
なかなか。
でも話を聞いてると面白いじゃないですか。
結局いらんもんがいるもんになってるというか。
小学校の時とかいろいろモテる人とか賢い人とかいたじゃないですか?僕は割と家も貧乏だったんでそこのレースというか。
そこでやって卑屈になってもしょうがなかったんで割と制服は汚ければ汚いほうがかっこいいとかみんなとつるんでるより1人でおるほうがかっこいいとか自分で思うようにはしてましたけどね。
…というのはやってきましたね。
自分洗脳ですよね?そうですね。
そう思い込むってやつですもんね。
俺もね何かいろいろ…へぇ〜!まずいとこが良いってなると2倍よく思えるっていうか。
ええ。
なるほど。
すごくお二人共通してますよね?そういう経験のところは。
かもしれないですね。
髪形だけじゃなかった。
そういう考え方はやっぱりとてもいいんですよね。
人生100年ですから転職したり起業したりということで柔軟な働き方をしないといけない。
その時には…それからまあそういう木彫りを買ったという人がめったにいない中でその道の第一人者になるということで。
そうです。
それをいろんな自分が抱えている連載で同時に同じネタを書くと一誌しか見てない人はさもはやってるような気になるというそういう1人電通なやり方はやってきたんですけど。
なるほどね。
それはだから…それが意外だと思われるっていうことの仕事だと思うんですけどね。
はい。
既にお気付きだと思うんですけれども…うん。
でただ3つをバランスよく持ってるといくつになっても生き生きとやっていける可能性があると。
そういうお手本のような方が日本にいらっしゃるんですよ。
へぇ〜!60歳を過ぎて新たな挑戦を始めた方がいます。
若宮正子さんは世界最高齢のプログラマーと言われ今注目のコンピューターおばあちゃん。
(若宮)It’sverycoldtoday.Don’tyouthinkso?「Don’tgetyoucold.Youcanbuyarug」。
遊ぶのにはいいですね。
ええ。
銀行を定年まで勤め上げた後お母さんの介護に専念すると決めた若宮さん。
退職金でパソコンを買いました。
その目的は?当時はまだインターネット普及してませんからいわゆるパソコン通信っていうものをやるわけですね。
その中に早く…パソコンは友人という活力資産とスキルという生産性資産をもたらしました。
それから20年。
若宮さんはプログラミングを覚えシニア向けのアプリをリリース!ひな人形を正しい位置に並べるゲーム。
シニアの苦手な早い指使いや時間制限をなくし誰もが楽しめると評判になりました。
(ブザー)変身資産を活用している若宮さん。
ITシニアのカリスマとして世界から引っ張りだこに!更に新しい挑戦をしたいのだそうです。
年寄りが生き生きと活躍してるテレビドラマを作りたいんですね。
子育てが終わったとか男性だったら定年とかそのあと何かロスタイムみたいに思ってらっしゃるらしいんですけどそうじゃないんですよ。
もう一度あるんですよ。
だからそこはロスタイムじゃなくて本番なんですね。
失敗を恐れないでいろんな経験をたくさんやって。
だから……どんどんやってみたらいいんじゃないでしょうか。
80代でも新しい挑戦をできるということですよね。
そうなんですよ。
その原動力となるのが無形資産なんですね。
うんうん。
無形資産はやっぱりその定義上ねお金で買えないっていうものですからお金が無くても手に入れることはできる。
でも時間と意志力が必要だと。
まあ今日あしたで作れるものじゃないと。
もうお笑いだけやってたらあかんとかよく言われて僕らの世代とかもっと後輩とかプラス何かをって言ってみんな半日ぐらいで取れる資格取ったりしてるんですけど。
それじゃ何ともならんやろって思うんですけどついついやっちゃうんですよね。
みんな。
なるほどね。
まあ一気にやろうとするから無理が出る。
少しずつ時間をかけて築いていくというのがやっぱり大事ですね。
そうですよね。
だから働きながらもその先のことを考えて。
そういうのをまあねえ準備しとかなきゃいけないってことですよね?働きながら無形資産を作るって案外大変ですよね。
どうしたらいいんでしょう?そこで今私が注目しているのは副業なんですよ。
副業?はい。
今年は副業解禁元年っていうふうに言われてるんですよ。
今までそれは禁止されてたんですか?法律では禁止されてなかったんです。
でも日本の企業では原則副業禁止っていうところがほとんどだったんですよ。
モデル就業規則っていうのが変わるんですよ。
従業員数10名以上の会社は就業規則の作成が義務づけられ多くの会社がもとにしています。
これまで「副業・兼業の規定」の項目には「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」と書かれていたのが2018年度の改定案では「勤務時間外において他の会社等の業務に従事することができる」となっています。
自分で一から作るとまあ誰かからね「これ法的に大丈夫なんですか?」とか「誰がこんな規則を作ったんだ?」っていうふうに文句を言ってくる人がいるじゃないですか?はい。
その時に「厚生労働省のホームページにこれがありました」って言うと何かみんな納得しません?なるほどなるほど。
トラブルになりにくいから?そうなんですね。
これに…これが変わったら多分変更する企業が多くなる。
これが変わったっていうのもその時代の流れとかが関係してるんですかね?そうですね。
まあ1つはね仕事の中身が変わってきて必ずしも長時間働いたほうが生産性が上がるわけじゃないということも出てきましたよね?はい。
長くネタ考えてたらいいネタが浮かぶかどうかわかんないじゃないですか?うん。
そんな事はないですもんね。
あんまり考えたりするとつまんないですね大概。
ええ。
あと何か会社が潰れやすいとかもあるんじゃないですか?ああなるほどね。
自分の会社だけに頼らないでくれという事ですか?はい。
あのおっしゃるとおりそういうのもあると思うんですよ。
でも……が目的で1つの企業だけで働いているよりも複数の企業で働いたほうが生産性が高くなる可能性があるということなんですよ。
複数の企業で働くとイノベーションが起こるかもしれない?そういうことなんですね。
これねやっぱり論より証拠っていうことで又吉さんちょっと見てきてください。
行ってきます。
又吉さんがお邪魔したのは企業向けのソフトウェアを作るIT企業。
案内してくださったのは副業を担当する人事部のお二人。
面白い会社ですよね。
(青野)動物がいっぱいいます。
わくわくしますね。
でもね。
こちらの会社子連れ出勤もOKなんだとか。
大人も子どもも楽しいオフィスですね。
うふっ。
これどう使うんですか?これ乗って…。
はい。
向こうを見ると景色がいい感じで仕事ができると。
あ〜。
ああこれ気持ちいいですね。
スカイツリーを見て。
パソコンでも持って仕事をするとか。
ああなるほど。
ここでも仕事するんですね。
そうです。
気分をこう変えながら。
ちょっと変えてというか。
なるほど。
自由な働き方を推進するこちらの会社では2012年から副業を認めてきました。
なんと会社に申請が要らないため多くの人が実践しているのだそうです。
他の会社だけでなくユーチューバーやカレー屋さんなど副業先もバリエーション豊か!更に人事の青野さんも…。
ご自身も副業しようと。
はい。
私はしてます。
されてるんですか?はい。
何をしてるんですか?私NPO法人で働いてますね。
へぇ〜!スケジュールはどうやって管理しているのでしょうか?
(武部)この人は副業してるよっていうのがわかるようになっていたりとか。
あっこれ皆さんのスケジュールが見れるんですか?
(2人)そうですね。
こういうふうにちゃんとスケジュール管理しとけば副業のほうの何かがたまってしわ寄せが来るみたいなことはなさそうですね?
(青野)そうですね。
あとはみんなにオープンにしとくってことですね。
副業でいないよと。
そうですね。
社員はやっぱり自立していくって事だと思います。
自分が会社というブランドが無くても自分がどんなスキルがあるのかっていうのを副業していいよって言われた瞬間にやっぱり自分で見つめ直さなきゃいけないので。
なるほど。
(武部)退職しなくてもいろんな経験積めるっていうのは会社にとってもすごくメリットだと思っていて何か新しい事やりたいって社員が言いだすと辞めるっていう選択肢にどうしてもなるじゃないですか?でもそれは辞めないでも他のことを一緒にパラレルでやっていけるってなると私たちとしても辞めてもらわなくてよかったっていうことになるのでそういうことはプラスだなと思いますね。
農業している社員がいるんですけど週末に。
農業でもうちのサービスが使えるんじゃないかっていう事でそういうの提案したりとかってやってました。
へぇ〜!ああそうか。
それぞれ生かせる部分があるんですね?
(青野)何かしら結びつくかもしんないですね。
じゃ今後も副業っていうのはすごく当たり前の時代がやってくるんですかね?うんそうですね。
今だいぶ解禁する会社も増えてますので。
はい。
どんどん多くなるんじゃないかと思いますね。
仕事っていうものがつらいものとか大変なものっていうイメージがずっとあるじゃないですか?でも例えば自分の趣味の延長でやる事ってきっと楽しい事だし何かこう楽しい事で埋める事もできるんじゃないかっていう。
何かこうそういうイメージは私は持ちましたけどね。
なるほど。
ありがとうございます。
はい。
ただまあ制度的には課題があって…でも優秀な人材を確保するためにも副業をはじめ企業側も働きやすい環境っていうのを整備していかなきゃならないっていう時代になってきたんだと思いますね。
う〜ん。
あんま本業って思わないことはいいんじゃないかなと前から思ってて。
自分漫画家でデビューしたんですけど僕デビューした雑誌「ガロ」って言ってねもう書いてあるんですよ。
「デビューする方へ。
原稿料はもらえません」って書いてあるんですよ。
それってデビューじゃないじゃないですか。
そもそも。
そのままいってるからなんかすごくそれを極めるとかそれあんまり強いことを思わないできたような気がして。
ああ。
ええ。
それでも僕も何か芸人さんで誰かここの雑誌お金は払えないんですけど名前は出ますよみたいな。
「告知代わりになるからどうですか?」っていう仕事が全部僕に来てたんで。
ノーギャラで毎月なにかしら400文字とか800文字とか書く場所だけ与えられてて途中でおかしいって気付くんですけどこれ誰でもいいはずなのになんで俺が執筆せなあかんねんて思うんですけどだからこそ好きなことがそこまで責任感も無くできてたっていうのは…。
お金もらってたらもうちょっとなんか真剣に考えすぎてたかもしれないですね。
なるほどね。
だからそういうふうに副業を考えるときはあんまりお金にこだわらないっていうのが1つなんですね。
ただまあもうひとつはやっぱり自分の手持ちの能力を生かすっていうのはやっぱり大事ですよね。
それで新しい事を考える。
これ経済学で名前があって「範囲の経済」って言うんですよ。
まあ例えば又吉さんの場合は小説を書くっていうことは芸人の仕事の枠の外っていうふうに見えるんですけれども実はお笑いのネタを考えるのと文章を書くっていう意味では使ってる能力は一緒だというふうには言えますよね?割と近いですよね。
そうですね。
架空の人物を頭の中で動かしてセリフを言わすっていうのがお笑いのコントも小説も全く一緒っていうね。
あとやり方がだいぶ違うんですけど。
そこは一緒なんでそこは子どもの頃からずっと遊びでやってきたことなんでね。
なるほどね。
「範囲の経済」っていう名前やめてもう「又吉」っていう名前にしたらわかりやすいんじゃないですか。
「又吉の経済」?もう「又吉」でいいんじゃないですか?アハハッ。
どっちの又吉かでまたややこしくなってきますね。
マタヨシ…。
ここまでまあいろいろ話をしてきて人生100年時代に希望を持てるようになりました?まあなんか100年もあると大変だなと思うんですけど楽しいこともあるかもしれないと。
そうですね。
何となく人生1回きりっていうね考え方があってもうこの職業就いたらこれってなってたのがもうちょっと上60歳になったらできんのかなって考えたら今の時間も実はできるのかなとか。
そうですね。
還暦がもっとあと倒しになるからいいなと思いましたけどね。
やっぱり今まで言ってるそういう定年とかの言葉があと倒しになってどんどん先のほうにいくんだからやっぱりちょっと悲観的な言葉のイメージあったんでその定年とか還暦とかっていう言葉って。
それがそんなに悲観的ではない気にはなるんじゃないかなと思いますけどね。
なるほどね。
還暦変えてもらったらいいですね。
還暦もう80ぐらいですよね?そうなってくるとね。
そうか。
いいですね。
そうすると結構ね明るい展望がいろいろ出てきますね。
はい。
寿命が長くなるっていうのは私たちの資源が増えるっていうことですよ。
時間っていう資源が。
ですからみうらさんのようなまあ自由な発想で自分のやってみたいことにどんどんチャレンジしていけばまあ人生100年時代も怖くないんじゃないかと。
もう暇潰しだと思って人生。
何かやりがいとかそういうこと言うからしんどいけど暇潰す。
どうにか潰さなきゃなんないって考えたほうが気楽なんじゃないかなって僕思うんですけどね。
結果を残そうと思いすぎないほうがいい?結果なんてもう暇潰しの1つなんだから。
そうですね。
ギャンブルとかも割とそうですよね?楽しめてる人って勝てるとあんま思ってないというかどっちにしろその時間を楽しんでて。
でもホント苦しそうな人って何か勝てると思ってるというか。
その差はおっきいですよね。
まあね。
学問も暇潰しっていうのが1つの目的ですからね。
ああそうなんですか?う〜ん。
だからそういう意味では経済学暇潰しのために勉強してもらってもいいんですけど。
なるほど。
ああそうか。
みんなそうなんだな。
ところで又吉さん?この場所の意味わかりました?靴を作ってる場所ですよね?そうなんですよ。
どういうことでしょう?ヒントがあるんです。
あちらです。
ほう。
わらじですか?そうなんですよ。
なるほど。
副業。
二足のわらじということですね?そうなんです。
はい。
そのために国立来てるんですよ。
そうですよね。
NHKで撮ってるのかなと思ってたんですけど。
はい。
いやまあこれねわらじを時代に合わせてアップデートしたと。
二足のわらじではなくて二足の靴と。
ああ。
二足どころじゃないですからね。
そうですね。
ここはね。
まあここはねえっと靴の工房なんですけれども教室もやっていて自分に合う靴を作ることができるんですよ。
自分で自分の靴を作ったりすることもできるってことか?そうなんです。
ですから自分に合った靴を作るように自分に合った人生をデザインしていく時代だということなんですね。
それで国立まで来たんだ。
すごい深い意味が。
ねえあったんですね。
ええ。
自分で作ると。
無いものを作るっていう。
なるほど。
勉強になりました。
人生100年時代又吉さんはどんな未来が見えましたか?2018/01/24(水) 22:00〜22:45
NHKEテレ1大阪
オイコノミア「経済学でハッピー!人生100年時代」[解][字]
人生100年時代になれば、37歳の又吉直樹はこれから60年以上生きることに!?健康は?お金は?シゴトは?経済学の知恵を使えば楽しく生きる方法が見えてくる!
詳細情報
番組内容
2018年に還暦を迎えるゲスト・みうらじゅんは「還暦が80歳になればいい」と語る。100年生きるとすれば残りの人生40年。どうすれば楽しく生きられるのか?経済学が提唱するのが「無形資産」。お金で買う事ができず、時間と意志力があればだれでも獲得できるという。一体どんなもの?どうすれば手に入るの?無形資産が築けるという住宅や、実際に手に入れた人、30代・40代からの備えなど経済学で徹底分析。
出演者
【ゲスト】みうらじゅん,【出演】又吉直樹,【講師】大阪大学教授…大竹文雄,【語り】朴ろ美
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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