Gmailユーザーの90%、2段階認証を使っていない!Googleが発表
Googleのエンジニアが、Gmailユーザーの約9割が2段階認証を使っていない、と発表しました。パスワード以外の方法で本人認証を行う2段階認証は、スマートフォンなどと組み合わせることで、より強固なセキュリティを確保することができます。
Googleが2段階認証を強制できない理由は?
Gmailユーザーの9割が2段階認証を設定していないことは、Gmailユーザーの大半が、パスワードが流出しすると多くのデータが盗み出されてしまう危険性に晒されていることを意味します。
GoogleがGmailユーザー全員に2段階認証を強制しない理由を尋ねられたGoogleのエンジニア、グルゼゴーズ・ミルカ氏は、2段階認証を強制した場合、使いやすさに影響が出るほか、Gmailの使用をやめるユーザーが出ることが懸念されているため、と説明しています。
Googleは設定を推奨
「2段階認証」や「2ステップ認証」は、本人認証をパスワードだけで行なっていた従来型の認証に加え、スマートフォンなどに認証コードを送信することで、より強固な本人確認を行い、悪意のある第三者による不正ログインを防ぐものです。
Googleは、ヘルプページで2段階認証プロセスを有効にする手順を解説していますので、まだ設定していないユーザーは、ぜひ設定することをお勧めします。
Googleは、より高度なセキュリティを確保するための手段として、USBメモリを使った2段階認証のプロセスを導入しています。
Appleも設定を推奨、ぜひ設定を!
Appleも最新のセキュリティ手段として、2ファクタ認証の設定をユーザーに呼びかけています。
設定の手順は簡単で、設定することで最近多発しているフィッシングメールに騙されてApple IDを盗まれる被害を避けることができるようになります。
Source:The Verge, Apple, Google
(hato)