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自動車保険の乗り換え方

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自動車保険が満期を迎えた際、保険会社の乗り換えを検討する方も多いのではないでしょうか。乗り換えを行うとさまざまなメリットを得られますが、併せていくつかの注意点を押さえておく必要があります。こちらでは、自動車保険会社の乗り換えに関する基礎知識をご紹介します。

自動車保険の乗り換え時に等級の引き継ぎはできる?

自動車保険の乗り換え時に等級の引き継ぎはできる?

自動車保険の乗り換えに伴う等級の引き継ぎは、基本的には問題なく行うことができます。ただし、こちらは損害保険会社間での乗り換えに限られ、共済保険に加入されている方は判定が異なるケースがあります。乗り換えを検討する際には、あらかじめ移行先に確認をしておきましょう。

等級の上下は、1年間無事故であれば+1等級されるのが一般的ですが、乗り換えの場合でも同様です。なお、+1等級になるのは前契約の満期日を始期とする契約が前提となります。
満期日まで無事故であり、そのタイミングで乗り換えを行えば、移行先でも+1等級の状態でスタートできます。満期日および始期日のタイミングを間違えると、せっかくの等級アップを逃してしまう可能性がありますので、余裕をもって乗り換えを行ってください。ちなみに満期日を過ぎてからの移行であっても、7日以内までなら等級アップが認められることがあります。

また乗り換え時には、移行先に正確な申告をしなければなりません。たとえば、1年間の契約期間中に事故を起こしていたにも関わらず、移行先に無事故と申告して契約したとします。契約段階で保険会社が契約者の事故経歴について知ることはありませんので、+1等級で加入することができますが、数カ月後に行われる移行元からの情報開示により、事故の有無が明らかになります。そうなると等級は下がり、その分の保険料を追加で支払うよう求められるのです。

告知義務違反は契約解除となる可能性があります。解除となると補償はなくなり、またノンフリート等級も引き継げなくなります。はじめから正確な情報を伝えたうえで乗り換えを心がけましょう。

※以下のページで、自動車保険乗り換え時の引き継ぎについて詳しく解説しておりますので、併せて参考にしてください。

>「自動車保険(任意保険)の等級の引き継ぎ」

自動車保険の乗り換えの手順

自動車保険の乗り換えは、満期日をもって行うことが望ましいです。通常、各保険会社は手続き開始可能な期間として、保険始期日の3ヶ月前から申込みを受け付けることが多いので、そのタイミングで乗り換え手続きの検討をすることをおすすめします。

手続きはウェブページ上の場合、専用ページの内容に従って選択肢を選んだり、必須事項を入力したりすれば問題なく進みます。電話の場合は、移行先の保険会社に乗り換えの旨を伝えることからはじめます。新規契約の認識ミスを防ぎ、等級の引き続きをスムーズに進める目的があるために、必ず伝えるようにしてください。

いずれも手続きを完了するにあたっては、「加入中の自動車保険の保険証券」「車検証」「運転免許証」の3点が必須です。万一紛失などで見当たらないときは、乗り換えを行うことができませんので、あらかじめ書類の有無を確認しておきましょう。

移行元の契約は、満期日をむかえた段階で更新手続きを行わなければ自動的に契約終了となるために、特別な連絡や手続きなどは不要です。ただし、満期日を迎えても自動的に契約更新される「自動継続特約」を付けている方は、保険会社に解約手続きの連絡をする必要があります。

自動車保険を乗り換えるメリット

自動車保険を乗り換えると、以下のようなメリットを得られます。

保険料が安くなる場合がある

保険会社によって補償範囲や補償の条件が違います。各保険会社でご自身の使用状況に合わせた補償に見直すことによって、保険料が安くなる場合があります。

自分に合った特約を得られる

保険会社ごとに提供している特約は異なります。たとえば、自動車事故の際にペットのケガを補償する特約、自動車事故以外でのケガを補償する特約、国内だけでなく海外でのケガにも適応できる特約などです。自分のライフスタイルに合った特約を用意する自動車保険会社を選ぶことで、より手厚い補償を受けられるようになるでしょう。

今より充実したロードサービスを受けられる可能性がある

自動車保険会社が提供するロードサービスは、各社それぞれに特色があります。無料レッカー距離の長さや応急処置の無料回数、帰宅宿泊費用の限度額など、さまざまな差異があります。乗り換えの際は、より充実したサービスを提供する会社を選択すると、今より補償範囲が広がる場合があります。

満期前に乗り換える場合の注意点

満期前に乗り換える場合の注意点

契約中の自動車保険会社の満期を迎えず、保険期間の途中で他の保険会社の契約に切替える場合は、注意しなくてはならない点がいくつかあり、あまりおすすめできません。

手続きやサービスの変更による手間が多い

満期日での乗り換えとは異なり、移行元の解約手続きを行う必要があるので、移行にかかる負担が増えます。ウェブページおよび電話などで解約の旨を伝え、解約申込書を送付してもらい、必須事項を記入した上で必要書類を添えて提出するのが、解約手続きの流れです。この際、自動車保険の空白期間をつくらないよう解約日と始期日を一致させましょう。

等級を引き継げないことがある

解約日と始期日が同一にならずに間が空いてしまうと、等級の引継ができずに大幅に保険料が上がることがあります。

無事故でも等級が上がらない

移行元での契約期間中に無事故だった場合、満期を迎えると+1等級されます。しかし満期前に乗り換えをすると、解約時点の等級がそのまま引き継がれ、等級は+1等級となりません。
乗り換え後の保険契約が1年間満了するまで、+1等級されないことになります。そのため、等級の進みが遅くなるデメリットがあります。

事故をした場合、解約時点で等級が下がることが多い

移行元での契約期間中に事故を起こし、満期前に解約をした場合、その時点で等級が下がります。等級が下がると、新規契約から1年後でなければ等級は上がりませんので、等級の進みが遅くなります。たとえば、移行元の保険始期日が4月1日であれば、翌年の4月1日に等級が上がるはずですが、満期前の乗り換えで8月1日に契約すると、翌年の8月1日に等級が上がります。

解約返戻金が日割り計算にならない場合が多い

自動車保険を満期前に解約すると、すでに支払っている保険料が残りの契約期間に応じて返還されます。これを解約返戻金といいますが、単純な日割り計算で返ってくることは少なく、「短期率」という各保険会社が設定する料率に従って計算した金額で返還されるのが一般的です。短期料率で計算された解約返戻金は、日割り計算よりも少なくなります。さらに、新規契約にかかる保険料も支払う必要がありますので、金銭面でのリスクは大きいといえるでしょう。

自動車保険の満期日に向けて準備を進めよう

自動車保険の満期日に向けて準備を進めよう

保険会社の乗り換えは保険期間途中ではなく、満期日をもっての切り替えをお薦めします。保険期間途中と比べて手続きはスムーズで、等級も引き継がれるため、保険料にかかる負担も少なく済む可能性があります。そのためには、あらかじめ乗り換えをするかどうか、いつ乗り換えるのか、乗り換え先はどこにするか、などといったポイントをよく検討しなければなりません。満期日直前に慌てて調べはじめても、良い結果にはつながりませんので、乗り換えは計画的にしましょう。

手軽に乗り換えの条件などを確認できるのは、通販型自動車保険です。ウェブサイト上で簡単に調べられるために、お客様の手間も最小限に済みます。通販型自動車保険のチューリッヒでも、乗り換えにおける見積もりサービスを提供しておりますので、乗り換えを検討中の方はぜひインターネット見積もりをご利用ください。

※ご契約の保険始期および契約条件によって、上記内容がお客様のご契約に適用されない場合がございます。
必ずお客様の保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。

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※1 当社商品・補償内容などが前契約保険会社と異なるケースも含まれますが、当社商品、保険料にご理解いただいたうえでご契約いただいた7,412人のアンケート集計結果です。比較対象は加入中の保険会社から提示された継続保険料と当社契約保険料の差額で、お客様の申告によるものです。(アンケート集計期間:2017年1月-2017年9月)

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※1 当社商品・補償内容などが前契約保険会社と異なるケースも含まれますが、当社商品、保険料にご理解いただいたうえでご契約いただいた7,412人のアンケート集計結果です。比較対象は加入中の保険会社から提示された継続保険料と当社契約保険料の差額で、お客様の申告によるものです。(アンケート集計期間:2017年1月-2017年9月)