うちの子「サイレントベビー」かも…と悩んでるママへ
うちの子あまり泣かないし、目もなかなか合わせてくれない…。もしかしたらサイレントベビーかも…という悩みはないでしょうか。
・初めての赤ちゃんで基準が分からない…
・二人目だけど上の子と違い過ぎて不安…
・泣かずに指しゃぶりして寝ちゃう…
体はすくすく成長していても心の成長が歪んでいる可能性もあり、不安でいっぱいのママも多いと思います。
最近はサイレントベビーと思われる子供が増えているようです。
共働きの夫婦が増え、産後2~3ヶ月で職場復帰するママも珍しくありません。
また、スマホの普及もサイレントベビーを加速させる原因になっています。
ただ、病院ではっきり診断される病気とは違うので、対応も難しくどうすればいいのか不安な毎日を過ごすママもいますよね。
ママの不安は子供に必ず伝わってしまいます。
そこでここではサイレントベビーに焦点を当てて紹介しようと思います。
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サイレントベビーとは
サイレントベビーとは、その名の通り「静かな赤ちゃん」。
あまり泣かず手のかからない赤ちゃんですが、その実けっして見過ごしてはいけない危険な状態と言えます。
手がかからないというのは結果であり、問題は「なぜ手がかからないのか」にあります。
サイレントベビーの特徴
赤ちゃんは手のかかるものです。
泣くことでしか意思表示ができないため、事あるごとに泣いてママを困らせるのが普通。
ママもストレスがたまり、性格によってはイライラし、声を荒げるママもいるかもしれません。
でも、それが普通です。
ところが、その「普通」が当てはまらない赤ちゃんがたまにいます。
あまり泣かない、笑いもしない、目を合わせようとせず、反応も鈍い…。
結果だけを見れば手がかからず、ママもやりたいことをする時間ができます。
「うちの子なんて親孝行なのかしら」なんて思っていてはいけません。
もしかしたらサイレントベビーの兆候の可能性があります。
サイレントベビーの特徴には次のようなものがあります。
- あまり泣かない
- あまり笑わない
- あまり視線が合わない
- 反応が薄い
- あまり手足を動かさない
- 言葉が遅い
つまりは、表情に乏しく、感情をあまり表現しないという大きな特徴があります。
サイレントベビーの原因とは
そのように感情表現をしなくなる原因は、完全に育て方にあります。
どのような育て方をしたかによって、赤ちゃんの感情表現が大きく歪む可能性があるのです。
別に脅すつもりはありません。
でも間違いなく事実です。
ただ、同じような症状があるからと言ってサイレントベビーと容易く判断するのはいけません。
前述した特徴は、サイレントベビーじゃない赤ちゃんにもある特徴と言え、専門家でも判断することは難しいです。
ではどのような育て方をするとサイレントベビーになりやすいのでしょうか。
ママの愛情をどれだけ感じれるか
もちろんパパも大事ですが、それよりもママのほうがより大事です。
同じ「親」には違いありませんが、赤ちゃんにとってママは特別な存在です。
そのママの愛情を感じることができないと、赤ちゃんは心を閉ざしてしまいます。
泣いても自分をかまってくれない…
話しかけても無視される…
微笑んでも表情を変えない…
赤ちゃんの感じ方に個人差があるのは当然ですが、それよりも大きな影響を与えるのがママの接し方です。
赤ちゃんが泣いてても、手が離せなくてかまえないのか、それとも泣くことにストレスを感じてかまわないのか。
赤ちゃんにとってはその双方に違いはありません。
親の都合など関係ないのです。
赤ちゃんにとっては「泣いてもかまってもらえない」という思いだけ。
言葉の発育も大きな個人差がありますが、仮に「ア~」「ウ~」しか言えなくても、ママに向かってるならそれはママに対する感情表現。
何が言いたいのか分からないかもしれません。
でも、その言葉に対して全く反応がなければ、上述と同じく「無視される」ことと変わらないのです。
この場合も「何が言いたいのか分からない」ということは関係ありません。
反応があるかないか、ただそれだけです。
赤ちゃんの歪んだ発育
そのような状況を繰り返すと、赤ちゃんは「泣いてもかまってもらえるわけじゃないんだ」「話しかけたからって必ずしも返してくれるわけじゃないんだ」という歪んだ発育をします。
そう、サイレントベビーは歪んだ発育なのです。
赤ちゃんなりに「泣いてもムダ」ということを覚えてしまい、その結果泣かなくなるのです。
泣くことしかできない赤ちゃんが泣かなくなったら、どうなるでしょうか。
赤ちゃんとは思えないほど静かで、ママのストレスも少ない子供、サイレントベビーです。
サイレントベビーと自閉症の違い
自閉症という病、名前だけは聞いたことがあると思います。
単純に言うと自分の殻に閉じこもってしまう病で、赤ちゃんにもあります。
症状はサイレントベビーと非常に似ていて、小さなころは判断がつきません。
でもサイレントベビーと自閉症には決定的な違いがあります。
それは「原因」です。
赤ちゃんの自閉症は「先天的」なものが原因で、親の育て方は関係ありません。
反対にサイレントベビーは「後天的」なものが原因で、育て方に大きく依存します。
だからと言って対策が大きく変わるわけではありません。
サイレントベビーかも…と思った時にすべき対策
原因はママの愛情不足が大きく、やむなく愛情が足りなかった場合もありますし、問題ないと思ってたことが思いのほか悪影響を及ぼしていたということも。
最近ではスマホの存在がとても大きく、スマホ片手に授乳するママもいるほど。
ママ自身はしっかり飲ませているのだから問題ないと感じるかもしれません。
でも赤ちゃんは何となく片手間に飲ませてもらってると感じてしまうかもしれませんよね。
それを何とも感じない赤ちゃんもいますし、サイレントベビーの原因になってしまう赤ちゃんもいます。
子育ては数学のようにはっきり白と黒に分かれるものではなく、正しいか正しくないか判断のつかない微妙なことを、手探りで良かれと思うように育てるもの。
それが正しかったのか正解が出ることもありません。
そんな繊細なことを、スマホ片手にできるはずがないと私は思います。
最も大事なことは愛情を与えること
赤ちゃんに「あなたは世界で一番大事な人だよ」と、全ての手段を使って伝えること、これがとても大事です。
赤ちゃんが泣いていれば泣いた原因を探り、それを解消する努力をしてあげる。
反応がなくてもいっぱい話しかけてあげる。
どんな些細なことでもいいので、とにかく愛情を注ぐことが閉ざした心を開くカギになります。
遅すぎることはありません。
気が付いた時点が最も早いタイミングなのです。
スマホ依存に注意
スマホのことはさきほど触れましたが、スマホには依存性があることをご存知でしょうか。
ネット依存という言葉は聞いたことがあると思いますが、子育てのママにとってスマホは依存性が強い道具と言えます。
大きなストレスのかかる子育てにおいて、いちいちパソコンを立ち上げてネットサーフィンなどしてる時間はありません。
好きなブログを読む時間もなく、知りたい情報を調べる時間さえないことも多いですよね。
そんなストレスの中で大きな息継ぎができるネットは、自分が思っている以上に依存している可能性も。
ママ友とのチャットでストレスを発散、好きなブログに大きく共感、しかも最近ではツイッターなどの登場で自分の意思を表現する方法が増えています。
ストレス発散も共感も、依存性を大きく左右する感覚です。
自分ではそんなことないと思っていても、どんどんスマホをいじる時間が増えている可能性も。
旦那などに客観的に見てもらうと、少なくとも自己判断よりは正確にわかります。
サイレントベビーのその後
サイレントベビーの状態が改善されないまま成長すると、どのような影響があるでしょうか。
いい影響が出ることは期待できません。
もしかしたら乳児期の人見知りが生涯続くかもしれませんし、我慢・忍耐力が欠如し家庭内暴力に手を染める子供になるかもしれません。
集団生活に馴染めなく、いじめや登校拒否の可能性も。
いずれにしても気が付いた時点でしっかり対策をすることが大事で、体の成長と違って目で見えないので、より多くの時間接することが解決のポイントと言えます。
まとめ
サイレントベビーは、言葉こそ最近できたかもしれませんが、けっこう以前から問題になっているはず。
いわゆる「切れやすい子」などは、サイレントベビーのまま大人になったのかもしれません。
赤ちゃんに愛情をしっかり「伝える」ことが大事で、大人の事情は関係ない事を意識しなければいけません。
抱き癖など気にせずいっぱい抱っこしてあげるのが大事です。
⇒新生児の抱き癖はつけるほうがいい!も参考にしてください。
ただ、少しの兆候で必要以上に気にしすぎるのは良くありません。
・授乳のときにしっかり目を見てあげる
・いっぱい抱っこしてあげる
・いっぱい話しかけてあげる
このような「基本的なこと」を意識することが最も重要なことと言えるのではないでしょうか。
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