FX初心者のための入門講座/始め方からおすすめの会社まで解説
- 投稿日: 2017/07/18
- 更新日: 2018/01/15
FXは初心者でも始めやすい投資法として知られています。この記事では、FXのトレードを始めようとしている初心者の方に、FXについてわかりやすく解説します。
FXは「外国為替証拠金取引」のこと
FXはForeign Exchangeの略で、日本語では外国為替証拠金取引といいます。FXの特徴は下記の5点が挙げられます。
- 通貨を売買したときの差分で利益を狙う取引
- 金利差でも利益を出すことができる
- 少ない資金でも始められる
- 24時間取引できる
- 円高でも円安でも利益を得られる
FXは、平日であれば24時間取引が可能なため、時間を選らばずライフスタイルに合わせて取引をすることができます。そのためビジネスマンにぴったりの投資といえます。
また少ない資金で取引を開始できるため、初心者でも比較的始めやすい投資です。
上の図では、わかりやすくするために日本円を売って米ドルを買う取引を例に挙げましたが、FXでは外貨と外貨を取引することも可能です。
少額投資については「FXは少額投資に向いているか/少額投資の戦略と注意点を徹底解説」をご覧ください。
FXの特徴は「FXとは?FXの仕組みと特徴・用語をわかりやすく詳細解説」で詳しく紹介しています。
初心者が知っておくべきFX用語
FXで取引をするためには専門用語をある程度理解しておかなくてはなりません。ここでは初心者が最低限知っておくべき用語について、ご紹介します。
売値と買値の差「スプレッド」
FXには会社ごとに買値と売値に差が設けられています。これをスプレッドと呼んでいます。スプレッドがFX会社にとっての利益になっています。
ユーザーにとってはできるだけ狭いほうが取引の利益を確保しやすくなります。スプレッドはFX会社によって様々に設定されていますので、自分が取引する通貨ペアで狭いスプレッドを提供している会社を利用するようにしましょう。
国内では個人投資家の多くが米ドル/円で取引をしているため、FX会社にとってユーザー獲得の競争が厳しい米ドル/円のスプレッドは、かなり狭く設定される傾向にあります。
スプレッドについてさらに知りたい場合、「FXのスプレッドとは?仕組みとトレードスタイル別の影響を徹底解説」をご確認ください。
2つの通貨の金利差「スワップポイント」
スワップポイントはFXの売買による為替差益とは別に得られる利益で、2つの通貨の金利差のことです。
通貨にはそれぞれの国や地域が定めた政策金利が設定されています。金利の安い通貨を売って金利の高い通貨を買うと、ニューヨーク時間終了時まで保有することで1日分のスワップポイントを受け取ることができます。
いつから保有し続けても、ニューヨーク時間が終了となる朝6時(冬時間は朝7時)を超えれば、毎日このスワップポイントを獲得できます。
しかし、高金利通貨を売って低金利通貨を買った場合、逆にスワップ分の金利を支払わなければならないので注意が必要です。スワップポイントもスプレッド同様、FX会社によってそれぞれ設定されています。
スワップポイントについては「FXのスワップポイントとは?計算方法からおすすめの会社まで解説」で詳しくご紹介しています。
取引できる最低金額が決まる「取引通貨単位」
取引通貨単位とは、一度の取引で注文できる最小の通貨の数量のことです。ロット(lot)と呼ばれることもあります。多くのFX会社で1,000通貨単位、または10,000通貨単位を採用しています。
FXは、国内でビジネスがスタートした当初、10,000通貨単位で売買することが基本となっていましたが、利用者の拡大を狙い現在では多くのFX会社で1,000通貨単位から売買できるようになっています。またごく一部の会社では、1通貨単位や100通貨単位から取引が可能になっています。1通貨単位や100通貨単位であれば、わずかな証拠金でも十分に取引が可能です。
国内の個人投資家に圧倒的な人気を誇る米ドル/円の取引であれば、レバレッジ(後述)25倍を利用すると、1ドル100円の場合10,000通貨単位では40,000円の証拠金が必要になります。しかし、1,000通貨単位であれば4,000円から売買できます。そのため資金的なハードルを大きく下げた取引が可能です。
1,000通貨単位のFX会社でレバレッジを利用すれば、1万円程度の小額資金で取引をスタートすることができます。
ロットについてさらに詳しく知りたい場合、「FXのロットとは?会社によって異なる最小通貨単位と適正なロット」をご確認ください。
取引する通貨の組み合わせ「通貨ペア」
通貨ペアとは、通貨の組み合わせのことです。米ドル/円、豪ドル/円、ポンド/円などが主要な通貨ペアです。円との組み合わせだけでなく、ユーロ/米ドルなどの通貨ペアも存在します。
通貨ペアによっては、相場の動きが激しく、リスクの高いものも存在します。そのため初心者の方は、まず米ドル/円、豪ドル/円、ポンド/円などの主要な通貨ペアで取引することがおすすめです。
ちなみに米ドル/円以外の円と外貨の組み合わせのことを、「クロス円」と呼んでいます。
通貨ペアは「FXの通貨ペアとは?通貨ごとの特徴と選ぶ上で考えたいこと」で詳細を解説しています。
証拠金の数十倍を運用できる「レバレッジ」
レバレッジとは、口座に預けた証拠金の数倍から25倍までの金額の取引ができるようになる仕組みのことです。レバレッジ(leverage)はテコという意味の英単語です。
レバレッジを利用すれば少ない金額で大きな取引が可能になります。1万円の利益がでる取引をした場合、25倍のレバレッジをかければ25万円の利益を獲得でき、効率のよい運用ができます。ただし、損失にもレバレッジがかかるため、証拠金の管理に注意が必要です。
国内ではCFDなどほかのデリバティブ商品でもレバレッジをかけられるものがいくつか存在します。そのなかでもFXは、最大25倍のレバレッジが認められており、国内の商品としては最大の運用効率を実現しています。
レバレッジについては「FXのレバレッジとは?/少ない資金で取引できる魅力と注意点を解説」でさらに詳しく解説しています。
通貨売買の基本「ポジション」と「決済」
FXでは売買を行うことをポジションを持つといいます。
たとえば米ドル/円で、米ドルが上昇する方向を目指して買ったポジションは「ロングポジション」と呼ばれ、逆に下降を想定して売ったポジションは「ショートポジション」と呼ばれます。
保有したポジションを売却または購入し、取引を終えることを決済と呼びます。
得られた利益を確定させる、または損失をそれ以上大きなものにしないため決済を行います。ポジションは決済しないかぎりは利益も損失も確定しません。しかし含み損が出た場合、証拠金がその含み損以上に確保されていないと、FX会社の設定基準に基づいて強制的に決済されてしまいます。それが次の項目であるロスカットです。
ポジションと決済の詳細は「FXのポジションとは?決済とポジション保有の注意点を解説」でご確認ください。ロングポジションやショートポジションについては「FXのロング・ショートとは?エントリータイミングについて詳細解説」で詳しく解説しています。
自動で行われる強制決済「ロスカット」
先ほど触れましたが、ロスカットとは含み損(まだ確定していないが、現在のポジションが抱える損)が口座に預けた証拠金以上になった場合に実行される、強制的な決済のことです。
2008年のリーマンショックのときに、FXで取引をしていた多くの個人投資家が損失を被ったことから、投資資金以上に損失が膨らまないように金融庁がFX会社を行政指導して設定を義務付けたのが始まりです。
ロスカットのタイミングは各会社によって異なります。証拠金維持率100%でロスカットになるサービスもあれば、70%に設定している会社もあります。
通常ロスカットの前には、マージンコールと呼ばれるロスカットの予告が発せられます。そのまま放置しておくと、あらかじめ設定された損失レベルで強制的にロスカットが履行されます。
各社のロスカットの基準は「FXのロスカットとは?会社ごとの違いと回避のための3つのポイント」でご確認いただけます。
FXではそのほかにもたくさんの用語が登場します。FX用語についてさらに知りたい場合は「FX用語集」でご確認ください。
FXの投資法を決める「分析」と「トレードスタイル」
FXの投資は、どのような取引をするかを決めるための分析の方法と、売買の仕方にあたるトレードスタイルで大きく変化します。この2つの要素をどのように扱うかによって利益の出し方が異なります。ここでは分析とトレードスタイルの詳細についてご説明していきます。
チャートを使う「テクニカル分析」と指標を使う「ファンダメンタルズ分析」
FXの分析法には、チャートを使って相場の流れを読むテクニカル分析と、指標や経済状況などを利用して動向を予測するファンダメンタルズ分析があります。この2つの分析手法は二律背反ということではなく、その両方をうまく利用していくことが重要です。
テクニカル分析は過去のデータに基づくものなので、どこでエントリーするのが最善かを予測することには役立ちますが、必ずしも未来の相場を反映していないという弱点があります。一方でファンダメンタルズ分析は、大筋の流れは想定できるものの、どこでエントリーするのがベストなのかは判断できません。
このようにそれぞれの分析手法にはメリットとデメリットがあります。したがってこの2つの分析手法をうまく使い分け、売買に役立てることが重要なのです。
チャートを見て分析する「テクニカル分析」
チャートを見て分析するテクニカル分析では、過去から現在までの相場の動きが記されているため、足元の相場状況がどうなっているのかを把握することが可能です。
チャートでは相場にトレンドと呼ばれる方向感が出ているかどうかがわかる上、売られすぎ、買われすぎといった相場のその都度の状況を把握することができます。
テクニカル分析には様々なものが存在しますが、開発者によってそれぞれ意図が異なりますので、どれが最善のものかを決定するのは難しいでしょう。そのため複数を組み合わせ、利用できるものをうまく組み合わせて利用することが大切です。
テクニカル分析は「FXのチャートを徹底解説!見方と分析法・おすすめを紹介」で詳細に解説しています。
経済の動向を分析する「ファンダメンタルズ分析」
ファンダメンタルズ分析とは、経済状況や指標などから相場の先行きを分析する方法です。
各国から定期的に発表されるGDP、消費者物価指数、小売売上高、雇用統計など様々な指標を分析することで、今後の通貨の行方をマクロ的に予想します。ファンダメンタルズ分析は各国の相対的な関係によっても状況が変わることから、一国のみならず、売買する通貨の発行国の両方を分析することが重要です。
指標については「FXの経済指標はどれをチェックすべきか?重要度と分析法を徹底解説」をご覧ください。また発表される経済指標は「FX相場予想」で平日毎日紹介しています。
取引の期間で変わる「トレードスタイル」
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | ポジショントレード | |
---|---|---|---|---|
ポジション保有期間 | 数秒~数分 | 数分~数時間 | 数時間~数週間 | 数週間~数ヶ月 |
狙う利益 | キャピタルゲイン(為替差) | キャピタルゲイン(為替差) | キャピタルゲイン(為替差) | スワップポイント(金利差) |
狙う値幅 | 小 | 小 | 中 | 大 |
必要資金 | 小 | 小 | 中 | 大 |
投資機会 | 多 | 多 | 中 | 少 |
リスク | 小 | 小 | 中 | 大 |
取引の頻度 | 多 | 多 | 中 | 少 |
拘束時間 | 長 | 長 | 中 | 短 |
コスト | 大 | 大 | 中 | 小 |
スワップポイントの影響 | 小 | 小 | 中 | 大 |
主な分析方法 | テクニカル分析 | テクニカル分析 | テクニカル分析とファンダメンタルズ分析 | ファンダメンタルズ分析 |
チャートの時間軸 | 1分足~5分足 | 1分足~60分足 | 60分足~日足 | 日足~週足 |
FXの取引では、ポジションをどの位の期間保有するかでトレードスタイルが4つに分かれます。
こうしたトレードスタイルはそれぞれメリットとデメリットがあります。この章ではそれぞれのトレードスタイルの特徴やメリットとデメリットについてお伝えします。
超短期のトレードスタイル「スキャルピングトレード」
スキャルピングトレードは、数十秒から数分のなかで、限られた利益を狙って売買し、利益を積み上げていくトレードスタイルです。
スキャルピングはもともと、ネイティヴアメリカンが頭の皮を薄くはぐことを意味する言葉です。10銭から数十銭の利益を相場からはぎとるイメージからこのように名づけられました。
スキャルピングでは相場の方向性はほとんど関係ありません。予測を誤ったと思ったらすぐに損切りすることで、利益を大きく減らさずに済むというメリットがあります。ただ一回の利益が少ないため、ある程度の利益にするには回数を重ねる必要があるのがデメリットです。
スキャルピングのメリットとデメリットは「FXのスキャルピングを解説/3つのメリットと4つのデメリット」で解説しています。
短期のトレードスタイル「デイトレード」
デイトレードはその名のとおり売買する当日で完結させる取引法で、数時間程度で取引をする手法です。
デイトレードでは、50銭から70銭ほどの利益を取りにいくため、スキャルピングに比べ時間軸が長くなります。
デイトレードはエントリータイミングが悪く損切りばかりを繰り返すことになってしまうと、1日で大きく証拠金を減らしかねないリスクがあります。そのため相場にエントリーするタイミングが非常に重要です。
デイトレードも同じく「FXのデイトレードの手法/初心者必読の4つメリットとデメリット」で詳細をご確認いただけます。
中期のトレードスタイル「スイングトレード」
スイングトレードは、数日から長ければ数週間ポジションを保有し続け、大きな利益を獲得することを目指すスタイルです。
適切なタイミングで相場に参入すれば大きな利益を獲得できるのがスイングトレードの魅力です。
しかし、一般的にどんな通貨ペアでも数日で大きなトレンドが発生するのは年に数回であるため、よほどタイミングを選んで売買しないととなかなか利益にを上げられません。またエントリータイミングを誤ると、スキャルピングやデイトレードに比べに大きな損失を抱えてしまうリスクをはらんでいます。
初心者でも簡単にできるトレード法ではないことを、あらかじめ認識しておく必要があります。
スイングトレードについてさらに知りたい場合、「FXのスイングトレードの方法と必要資金/注意すべき3つのポイント」を参考にしてください。
長期のトレードスタイル「ポジショントレード」
スイングトレードよりもさらにポジションの保有時間をが長く、大きな利益を狙う手法がポジショントレードです。ポジショントレードは、一般的に潤沢な資金を持つトレーダーに向いているスタイルです。
たとえば2016年11月の米国大統領選挙でトランプ氏が勝利した瞬間、ドル円は101円台を割れる展開となりました。ここでロングポジションを持ち、12月後半の118円超まで持ち続けていれば、なんと17円以上の利益を得られたになります。
こうした売買チャンスはスイングトレード以上に少ないため、よほどの目利きでないと実際にはできないのが実情です。後から考えると簡単な話に思えますが、トランプ大統領の勝利時点では多くの市場参加者が相場は大幅下落すると見ていました。つまり実際の相場の動きとまったく逆であったため、これを見抜くには相当な相場に対する予見が求められます。
これだけは押さえておきたいFXチャートの見方
FXのトレードで成功するためには、チャートの見方を学習することが必須です。この章では、チャートを見るために欠かせない知識をご説明します。
チャート分析の基本「ローソク足」
ローソク足は、チャート上に表示されるローソク型のマークのことです。日本人が考案したテクニカルツールで、株などのチャートにも登場し、今日では世界的に為替のチャートに欠かせない存在になっています。
1つのローソク足から、始値、終値、安値、高値の4つの情報を得ることができます。
始値は特定時間における最初の取引値です。終値は逆に、特定時間での最後の取引の価格です。安値は期間中のもっとも安い価格で、高値はもっとも高い価格です。
ローソク足の始値よりも終値が高くなった場合、陽線と呼ばれる白いローソク足が表示されます。始値よりも終値が安くなると胴体に色がつけられ陰線となります。この色分けで上方向なのか下方向なのかが一目瞭然となるのです。
その間の高値と安値は上ヒゲや下ヒゲとして表示されます。
ローソク足については「FXのローソク足とは?基本とチャートの見方・酒田五法を解説」でご紹介しています。
相場の流れ「トレンド」
トレンドとは、相場に表れる流れのことです。
相場に方向感があるかどうかをチェックすることは、FXでもっとも重要なポイントです。一定の方向感がある状態をトレンドがあると呼びます。過去の動きと現在の動きをあわせて見ることにより、上昇または下降のトレンドが出ているかを把握することができます。
トレンドを把握するためのツールがFX会社ごとに用意されていますので、実際にトレードをする際は活用するとよいでしょう。
トレンドはFXの取引で重要な要素です。「FXのトレンドの見方と分析方法/トレンドを見つけるための指標」を見てしっかり知識を身につけましょう。
トレンドをつかみやすくする「移動平均線」
移動平均線は一定期間の相場の終値の平均値をつなぎ合わせて線にしたものです。
5日の相場の平均線ならば5日移動平均線と呼ばれ、20日なら20日移動平均線と呼ばれます。移動平均が上向きの場合はトレンドが上方向に向かっていることがわかり、逆に下向きならば下方向に向かっていることが理解できます。
移動平均については「FXの移動平均線の見方と注意点/テクニカル分析がしやすいFX会社」で詳しく紹介しています。
FXで失敗しないための注意点
FXについて理解を深めることで、改めて興味が高まり、始めてみたいと感じているのではないでしょうか。しかし、注意点を知らずに始めてしまうのはリスクが高い行為です。ここではFXで失敗しないため知っておく必要がある注意点を3つご紹介します。
余剰資金で取引をする
FXのトレードでは、ロスカットが設定されているとはいえ、入金した証拠金のすべてを失う可能性があります。そのため、失っても生活に支障のない資金を準備する必要があります。
あくまでも余剰資金を利用することが重要です。生活資金すべてを投入するといった取引はリスクの高い行為です。全額失うリスクもあることを十分に認識し、FXの取引をしなくてはなりません。
レバレッジをかけすぎない
FXには最大25倍のレバレッジが用意されています。しかし、相場の状況に合わせレバレッジを調整し、大きくかけすぎないようにすることが大切です。
レバレッジをかけることで、得られる利益を何倍にもすることができます。しかし、利益が何倍にもなるということは、損失も何倍にもなるということです。レバレッジはリスクが高まることを理解し、高倍率のレバレッジはできるだけ利用しないようにしましょう。
資金に合った運用方法を選択する
FXでは、投入した資金に見合ったボリュームの売買をする必要があります。
10万円の投入資金であれば1,000通貨単位で売買し、100万円の資金であっても10,000通貨単位からの売買が基本です。少ない資金に高いレバレッジをかけた取引は、非常にリスクの高いトレードです。必ず用意した資金に合った運用をするよう心がけましょう。
資金に見合ったポジション量をとることも重要です。無理にポジションを多くとってしまうと、あっという間に証拠金を減らしてしまうことがあります。適切なポジション量を維持し、しっかり管理しながら運用することがおすすめです。
FXの始め方
FXは下記の3ステップで始めることができます。
- 口座開設を申し込む
- 口座に入金する
- 取引を開始する
まず利用するFX会社を決定し、口座開設を申し込みます。その後数日するとFX会社からIDとパスワードが送られてくるので、それをもとにログインし、入金すれば取引を開始できます。
詳しい始め方は「FXの始め方/始める前に必要な知識と失敗しないための注意点」を参考にしてください。
初心者におすすめのFX会社
初心者におすすめのFX会社は、3つのポイントで考えることができます。この章ではそれぞれのポイントでおすすめのFX会社をご紹介します。
安心できる大手のFX会社
国内のFX会社で、安心できる大手といえばこの2社です。
世界最大規模のFX会社「GMOクリック証券」
GMOクリック証券は、世界一のFX取引高を誇る会社です。またFXの預かり資産は日本一です。安心できる大手という観点で選択するのであれば、もっともおすすめのできるFX会社です。
口座数日本一「DMM.com証券」
DMM.com証券は日本一のFX口座数を持つ会社です。GMOクリック証券と並んで安心できる大手のFX会社です。サポートが充実しており、業界で始めてLINEでのお問い合わせに対応しています。
少ない資金で始められるFX会社
FXのトレードに興味はあるものの、多額の資金を準備することが難しい方もいらっしゃるでしょう。そんな方におすすめのFX会社は以下の2社です。
国内最少額で取引できる「SBI FXトレード」
SBI FXトレードはなんと1通貨単位から取引可能で、国内ではもっとも少ない資金からFXが始められる会社です。SBIグループの会社なので、安心できる大手のFX会社でもあります。
100通貨単位から取引可能「マネーパートナーズ」
SBI FXトレードには及びませんが、マネーパートナーズでは100通貨単位で取引することができます。一般的な1,000通貨単位や10,000通貨単位と比べるとかなり少ない資金で取引を始めることができ、1万円の証拠金でも十分にスタートできます。
豊富な情報を提供しているFX会社
FXの取引では情報が非常に大切です。最後に初心者でも十分な情報を得られるFX会社をご紹介します。
相場情報に定評のある「外為どっとコム」
外為どっとコムは相場情報を的確に教えてくれる会社として有名です。そのため個人投資家にとって取引のしやすい会社です。1,000通貨単位から売買可能で、スプレッドは主要通貨で最狭となっています。
社長自ら相場状況を解説する「JFX」
JFXは、社長自ら相場状況を毎日解説しています。また初心者でも取引しやすい条件とツールを提供しています。1,000通貨から取引可能で、スキャルピングを公認している会社でもあります。
まとめ
FXは初心者でも始めやすい投資として知られています。しかし、必要な知識を持たないままFXを始めるのはおすすめできません。この記事ではFX初心者が身につけるべき下記の知識についてご紹介しました。
- FXは「外国為替証拠金取引」のこと。
- 初心者が知っておきたいFX用語は「スプレッド」や「スワップポイント」など。
- FXの投資法は分析方法とトレードスタイルで決まる。
- FXのチャートの見方を覚えるためには「ローソク足」や「トレンド」を知るべき。
- FXは余剰資金で取引をする・レバレッジをかけすぎないなどの注意点がある。
この記事でご説明したことをしっかり頭に入れ、必要であればさらに多くの知識を身につけましょう。FXは特有の業界用語がたくさん登場するので、始めは混乱するかもしれませんが、一つずつ疑問点をつぶしていけば、徐々に理解が深まっていくはずです。
この記事をお読みいただいたあなたがFXについての理解を深め、リスクの少ないトレードを楽しんでいただければ幸いです。