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2018年1月24日 (水)

アーリーリタイア(セミリタイア)に向けた3つの視点

セミリタイア生活を始めて、3年目。アーリーリタイアに向けた視点をちょっと整理してみたいと思います。

アーリーリタイアをいざ、本気でしようと思って気付いたこと

アーリーリタイアをいざ、本気でしようと思ってから変わったのが、必要な最低限のお金に対する感覚です。

  • 昔の考え「必要な蓄えは死ぬまでに必要なお金」→長生きリスクを考えるといくらかかるかわからない(必要なお金は無期限)
  • 今の考え「必要な蓄えは年金受給開始までに必要なお金」→長生きリスクは年金で考え切る。(必要なお金は有期限)

「年金だけで死ぬまで生きる」と割り切ることで、アーリーリタイアに必要なストックが、無期限から有期限なもの変わったんですよね。必要な金額がより現実的になったのです。(ご参考エントリー:アーリーリタイアと老後の生活費に関する感覚

何度か書いていますが、日本の厚生年金は、けっこう偉大ということでもあります。(1)受給開始の繰下げ(2)夫婦合算(3)企業年金の活用などなどを積み上げれば、死ぬまで死なない程度の年金をもらうことは十分に可能です。特に受給開始の繰り下げは大きい。最大42%アップですから、国民年金だけだったとしても、夫婦で月13万円のところ、18.5万円になります。

アーリーリタイア(セミリタイア)に向けた3つの視点

これを踏まえて、私が、最近考えている「平凡なサラリーマンのためのアーリーリタイア(セミリタイア)に向けた大切な視点」を整理すると以下の3つになります。

  • 厚生年金を(できれば企業年金も)きっちりもらえるように働く。
  • リタイア後〜年金受給開始までの小さな収入源を作る。
  • お金を使わない生活基盤を作る。

「小さな収入源」を作ることができれば、年金受給開始までに必要なお金のストックが小さくなり、アーリーリタイアも、現実に近付きます。ただ、だんだん人的資本力が低下していく年齢からの収入源ですから、それなりに難しいのは、いうまでもありません。

「お金を使わない生活基盤」の第1は、住居に関する費用、第2は、子育ての終了でしょうか。

ありがちなのが、少しでも早くリタイアしたいと考えて厚生年金を軽視したり、「小さな収入源」ではなく「大きな収入源」を求めたり、支出を見切れず(割り切れず)いくらお金があっても足りないように思えたりすることです。結果、アーリーリタイア(セミリタイア)の実現は遠のきます。

大事なのは、これらのバランスです。

私も、いざアーリーリタイアをすることになって、それに気が付きました。

また、この3つのことがらは、アーリーリタイアしようと考えている人だけではなく、普通のリタイアを考えている人にとっても、いつ何時、と言う話も含めて、頭に入れておいても損はないような気もします。っていうか、普通のことばっかりです。

そして、あとは、覚悟だけですが、そこは、私は、えいっと、飛び越えちゃいました。ここは、論理では伝授不可能です。

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コメント

なるほどと膝を打ちました。
確かにこの世を去るまでの期間を過ごすための資金と考えると、下手をすると無限大のお金が必要ということになりかねませんね。

投稿: binboinvest | 2018年1月24日 (水) 07時49分

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