「ムーンショットは難しかった」――民間の力で月面にロボット探査車を送るレース「Google Lunar X PRIZE」を運営する米国の非営利財団は1月23日、期日の2018年3月31日までに月に到達できるチームはないと結論付け、3000万ドルの賞金を受け取る受賞者はいないと発表した。日本からもチーム「HAKUTO」が参加していたが、受賞はかなわなかった。
Google Lunar X PRIZEは、非営利団体X PRIZE FoundationとスポンサーのGoogleが2007年にスタート。月面を最低500メートル探査し、動画、静止画データを地球に送信できるロボット探査車の月面着陸を目指し、世界中の私企業に競ってもらう企画だ。
日本のHAKUTOのほか、米国のMoon Express、イスラエルのSpaceIL、インドのTeamIndus、国際チームのSynergy Moonの5チームがエントリーしていたが、主催者側は、どのチームも3月31日までに月面に到達できないと判断した。
主催者は企画の成果として、参加チームが合計9000万ドルの資金調達に成功したことや、新たな雇用を生み出したことなどを挙げ、「月に着陸することは非常に困難だったが、各チームが月を目指す際にはサポートしたい」などとしている。
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