人生祈念館への奉納は、聖堂で執り行われる「奉納の儀」によって、一つの結びの時を迎えます。ここでは、今は亡きご両親や伴侶の御魂を奉納され、八ヶ岳いのちの里・人生祈念館において「奉納の儀」を体験された方々のお声をご紹介します。
両親との約束がやっと果たせて安心しました
母が亡くなって3年、父が今年の1月だったのですが、ずっとここ(人生祈念館)ができるのを楽しみにしていましたので、約束がやっと果たせて安心しました。本当に素晴らしい場所ですね。
2人とも会員として30年以上歩んできましたので、その2人が最後、還る場所を用意していただいたことが、本当にありがたいです。父も母もかけ橋セミナーなどのプロジェクト(場を支えるボランティア活動)によく来ていて、母はおばあちゃんシッターで子どもたちのお世話をしたり、父は環境整備のはたらきに努めたり、思い出の場所だったものですから......。
「人生の栞」は、葬儀のときも一生懸命やったつもりだったのですが、今回、改めて取り組んで、2人の姿がありありと思い出されたり......。2人から受け継いだ3つの「ち」を引き受けて、乗り越えて行かなければと思いました。
50代男性 中京本部
「ああ、お母ちゃん、癒されているんだね」──本当にありがたい場でした
言葉で表すことができないって言いますか、もう本当に感無量という感じです。
今回「人生の栞」を書く中で、母の人生を振り返りながら、母って無償の愛を子どもたちや孫たちに与えてくれて......、本人は母親の愛情も父親の愛情も知らないで育ったのに、すごいなって思いました。ですから、母には、先生と神様の光がいっぱいの中で本当に癒されてほしいと願ったんです。(奉納の儀の)最後の方で、母の遺影を見ていると、すごく笑っている顔になって、何とも言えない、きらきら光っている感じで「ああ、お母ちゃん、癒されているんだね」っていう、本当にありがたい場でした。
母からもらった、すべての無償の愛をやっぱりお返ししないで還ったら申し訳ない。違う形で、いろいろな方々にさせてもらうのも、供養の一つと思います。だからこれからが、私の人生の本番なんでしょうね。そう思って生きてゆきます。
60代女性 東京本部
「大安心」の境地──。歳を取ってからこんな気持ちになれるんですね
すごく幸せっていうか、涙が出て仕方がなかったです。主人は急に亡くなったので、あのときは泣いている暇がないっていうか......。17年経って今、泣けちゃって。たくさんあった問題をクリアしてここまで来られたという報告ができたことは本当によかったです。
今日は、待ち続けてきた日だったので、最高に幸せだなって......。私も申し込んでいるので、よろしくお願いします。もう「大安心」の境地っていうか、歳を取ってからこんな気持ちになれるんだ。すごいことなんだと話しているんです。
聖堂は、厳粛っていうか、司祭の方やスタッフの皆さんの柔らかい波動に包まれて、こういう場がこの世にあるのかなっていう感覚でした。わかっているつもりでも、わかっていなかったな。こんな場はどこにもない。(地元に)帰ったらみんなに伝えなきゃって思いました。これから主人の分も、2人分神理実践していかんのかなって思っています。
70代女性 中京本部
先生が立てられた光の柱の一員に迎え入れていただいたことは、魂の誉れです
今の気持ちを一言で表せば、「感無量」ということに尽きますね。言葉にならない、何とも言えない歓び──。母親の歓びが直に伝わってくるようなうれしさがあります。開所して時間を置かず、こうして人生祈念館に入れていただいたこと、母はそれを意図していたのかとさえ思います。ちょうど10年前に狭心症で緊急入院したのですが、それから本当に心待ちにしていた10年だったのではないかと思えて......。
司祭がおっしゃったように、人生祈念館、この八ヶ岳いのちの里に先生が立ててくださった光の柱の一員に迎え入れていただいた、それは本当に魂の誉れであり、このことを願って願っての今であるなということを、改めて刻んだ場でした。
母親の人生をたどりながら、一つ一つをかみしめて(人生の栞を)朗唱させていただきましたが、やはり、母の後悔っていうか、もっと頑張れたという想いも感じ、それを引き受けて、私もこれから家内と共に、一生懸命、神理を生きてゆきたいと思います。
60代男性 北陸本部