オナニー(自慰行為)をし過ぎると薄毛になるという噂があります。
射精が問題なので、オナニーだけでなくSEXも含みます。
過度の射精が薄毛を促進させるという説は果たして本当なのでしょうか?
この説が広まった2つの理由をご紹介します。
射精によって男性ホルモンの分泌が増加するので、結果としてAGA(男性型脱毛症)の原因でもあるジヒドロテストステロン(DHT)を増加させてしまうのではないか?という懸念点から上記の説が広まったというのがまず一つ。
しかし、これに関してはまったく心配がありません。
ホルモンの分泌量は生理的に調節されているので、オナニーやSEXの頻度によって左右されることはほとんどないそうです。仮にホルモン分泌が盛んになっても、ジヒドロテストステロンの影響を受けやすいAGA体質でなければハゲる心配はありません。
射精によって体内の亜鉛が減少することで毛髪の生成がスムーズにいかないというのがもう一つ。
たんぱく質から精子を生成するのに欠かせないミネラル「亜鉛」は、別名「セックスミネラル」とも呼ばれ、多くのAV男優が一番気にかけて摂取しているミネラルであると同時に毛髪生成にも欠かせないミネラルです。
成人男性は1日15mgの亜鉛が必要と言われていますが、射精1回で約1~7mgの亜鉛を消費します。1日2回射精したら、それだけでほぼ成人男性の1日の必要量の亜鉛を消費することになりますから、毛髪生成にまわす亜鉛が足りなくなる可能性はあります。
亜鉛の減少は毛髪生成に少なからず影響は与えそうですけど、かといってすぐ薄毛に結びつくかと言えば全然平気そうですよね。
射精が薄毛を促進させるのが本当ならば、毎日射精している人やAV男優さんなどはみんな薄毛ということになりますけど、実際はそうとは言えません。
結局噂の域を出ないというのが結論です。
亜鉛が足りていようがなかろうが、ジヒドロテストステロンが多かろうが少なかろうが、結局はAGAの遺伝要因を持つ人が薄毛化するということで間違いないと思います。