はてなダイアリーからはてなブログにお引越しをして2年以上経ちました。
はてなブログよりも、はてなダイアリーに今も残っている日記のほうが質が高い、みたいな話を書いたり、「私の好きな古参はてなダイアラー」なんて記事を書いて、加野瀬さんから『「お前らブクマされるようなブログしか読んどらんのやろ? それで古参とか抜かすとか片腹痛いわ!」感が非常に溢れる素敵な記事』などと言われこともありましたが
あのscopedogさんですら、はてなダイアリーからはてなブログに引っ越す時代ですし、もちろん、はてなブログにも楽しいブログはたくさんあるわけでして…。
そんなわけで、自分が読者登録しているはてなブログのうち、読者数は100人以下だけど面白くて読ませて貰ってます、というブログを紹介させていただきます。あくまでも自分は好きだ、というだけなので、万人が楽しめるか保障はできませんが。
自分にとって好きなブログとは、日々の記事の積み重ねによって、その人の人となりがぼんやり見えてくるようなブログであって、記事単体を抜き出して読んで云々するようなものではない。だから、今回ご紹介するブログも、そのような切り口になります。
昔からのブログっぽいブログ、ある程度の方向性を持った日記のようなブログ、ためにするブログではなく、日々の暮らしや活動が溢れて漏れ出てきてしまったようなブログに、どうしても惹かれてしまうんですね…。
1.フランス帰りのシェフの信州田舎暮らし。
『フランス料理修行から帰国したcuisinier(料理人)です。地元佐久市で独立目指して奮闘中。』とのこと。冬は白馬のホテルで厨房を任されていたり、出張で食事会(ワイン会)のシェフをしていたりする方なんですが、白馬のホテルの多国籍ぶり(お客さんも従業員も)、ワイン会の垂涎のラインナップ、フランス訪問時の食材探しの記録など、ワクワクしながら読んでます。独立してお店を持たれたら、是非行ってみたい。
2.白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ
『食の記事を企画・ライティングしています。雑誌『栄養と料理』で「減塩日記」を連載中。初の著書『にっぽんのおにぎり』を2015年6月に上梓。』という白央篤司さんのブログ。食のライターさんとして知られた方です。日々の食事や食材やお出掛けの記録が楽しいし、写真が綺麗で読みやすい。文字のフォントとか写真との割り付けのバランスとかも、読みやすさの参考になります。そしてご自宅の猫がかわいい。Twitterの発信が活発です。フォローして読ませて貰ってます。
3.kokeshiyamadaのブログ(仮)
『都内でフリーで働くおばちゃんのアジア旅の記録などなど』ということで、詳細で写真たくさんの中国はじめアジアの旅の記録が楽しい。更新頻度がさほど高いわけではないし、前回の更新も去年の11月18日なんですが。実はTwitterの旅の記録がすごいことになっていて、あちこちに突貫している様子が羨ましい…。いずれ、その旅日記がこのブログにも反映されることでしょう(期待)。とりあえず、Twitterを見ながら楽しみに待ちましょう(期待)
こけし山田 (@kokeshiyamada) | Twitter
4.船とエスカレーター
『東京エスカレーター』でおなじみの田村美葉さんのブログ。超かっこいいサイトもお持ちなんですが、こちらのブログは、エスカレーターに特化しない旅行記や日々の活動報告など。何かひとつ深く掘り下げたものがある人って、他のものを見たときの感性にも広がりがあるような気がするんですよね。田村さん、実は2003年からはてなダイアリーをやっている、はてな大古参でもあるのだ…。
5.日々帳
展覧会のレビューが中心ですが、それ以外も。まず「140字で足りないつぶやき忘備録。」というキャプションが良い。これだけで読みたくなる。そして展覧会の記録はとても詳細で静かな筆致の中に愛があふれてます。映画の感想とか旅の記録もとても良いです。やわらかい色使いのイラストも良いのですよ…。
6.コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記
コロコロさんに記事は、展覧会の記録に特化していて、情報が精密で参考になる。そして、ご自身のスタンスとして「昔から一貫して変わらないこと・・・・・それは自分のための記録」と表明しておられるところが好き。自分自身のスタンスとも重なり、非常に共感します。そして、「自分のために」展覧会で見たことを掘り下げっていって展開している記事が、とても勉強になるのです。
7.月猫ツーリスト雑記帳
国内の展覧会を見て回るフットワークの軽さで絶対に敵わないと思っている人が2人して、月猫さんはそのひとり。17才何百か月の月猫さん、鉄道と旅と展覧会と谷山浩子をこよなく愛する月猫さん、非常に言い方は悪いのですが、ここまで古き良き正しきマニアの生き様を体現している人、そうそういないのではないかと。あちこち旅行して列車に乗って展覧会をめぐる姿に、深いシンパシーを感じずにはおれません。
…
というわけで、思いつくままに7つ紹介させていただきましたが、他の方がご存知の好きなブログも知りたいなあ、と思うのでした