創価学会は、昭和49年9月2日に連絡会議で池田大作氏が「学会本部常住の紙幅の本尊
を板本尊にして頂きたい」と願い出て、翌3日に総本山第66世日達上人に伝達され同上人
は「いいでしょう」と承諾したという。そして平成3年に再び問題化すると「本尊模刻は
日達上人の許可を頂いたものだ」「創価学会が本尊模刻に触れないのは、耄碌(もうろく)
して模刻許可を件を忘れた日達上人を守るためだった」と開き直りの上に、本尊模刻の大
罪を日達上人に擦り付けた。
 だが板本尊には下部を台座に刺す「ほぞ」という部分があるのだが、正本堂賞与御本尊
を模刻した物のその「ほぞ」に「昭和四十九年四月 朝陽」と書かれていたのだ。つまり
学会が昭和49年9月2日に申請するより前の、昭和49年4月に学会系企業・赤澤朝陽によ
って模刻されていたことが証明された。
昭和49年4月   池田大作氏が無断で本尊を模刻
昭和49年9月2日 連絡会議で池田大作氏が「学会本部常住の紙幅の本尊を板本尊に
         して頂きたい」と願い出でる。
昭和49年9月3日 総本山第66世日達上人に伝達され同上人は「いいでしょう」と承
         諾する。以後、日達上人は新たに板御本尊御下附願いの正式な申
         請を待っていたが、ついになかった。
創価学会池田大作氏が日達上人に無断で板本尊に模刻偽造した本尊一覧
(模刻複製される御本尊の書写上人と書写年月日)
   1,創価学会本部安置常住本尊(大法弘通慈折広布大願成就・第64世日昇上人
                             ・昭和26年5月19日)
   2,関西本部安置本尊(第64世日昇上人・昭和30年12月13日)
   3,ヨーロッパ本部安置本尊(第66世日達上人・昭和39年12月13日)
   4,創価学会文化会館安置本尊(第66世日達上人・昭和42年6月15日)
   5,創価学会本部会長室安置本尊(第66世日達上人・昭和42年5月1日)
   6,アメリカ本部安置本尊(第66世日達上人・昭和43年6月29日)
   7,正本堂建立賞与本尊(第66世日達上人・昭和49年1月2日)
   8,御守本尊(第64世日昇上人・昭和26年5月3日)
 さすがに「池田先生が猊下に無断で複製模刻したのは“大謗法”」と疑問に感じた学会
員が多く、正信覚醒運動となって数十万ともいわれる会員が学会から脱会した。そこで後
年、創価学会は改めて日達上人に願い出て1の創価学会本部安置常住模刻本尊のみを開眼
入佛法要を行った。後に学会本部に隠された他の7体の模刻本尊も隠すことができなくな
り、総本山に納められた。
 昭和49年9月2日に池田氏が「学会本部常住の紙幅の本尊を板本尊にして頂きたい」と
願い出たとは、学会の主張である。この主張に沿うのであれば、「頂」くとは御宗門に板
御本尊にして頂くことを願ったことになる。板御本尊にして頂くことを願ったにも関わら
ず、池田氏は昭和49年4月に無断で模刻していたのだ。それも「学会本部常住の紙幅の本
尊」以外の7体もである。これで創価学会がいかに嘘つきの大謗法集団であることがわか
ったことだろう。
 8体の模刻だけでも大謗法なのに、驚くべきことに本尊模刻は8体だけではなかったと
の2人の証言がある。2人はいずれも元学会員で活動家であった。
 S・T 昭和三十九年九月十五日、千葉市・稲毛の稲丘に、小さな創価学会の会館(千
  葉会館)が建設されたのです。私達も、唱題会や大きな会合があると、よく稲丘の会
  館に行きました。
   そこで、初めて手を合わせたときは、板曼茶羅でした。
   紙幅の御本尊様だと、すぐわかりますよね。でも、その時は「板曼茶羅なのに、ど
  うして倒れないんだろう」という思いがあったのです。よく見たら御位牌の格好をし
  ているので、「だから、後ろに倒れないのかな」とか、「それとも後ろから何かで引
  っ張ってあるのかな」とか考えたことを覚えていますので、板曼茶羅だったことは間
  違いありません。
 斉藤  私は稲丘地区だったのですが、当時、十人くらいの人で、交代で千葉会館の宿
  直をしました。その時は、会館の広間に布団を敷いて寝るわけですから、はっきり見
  ていますが、あそこが板本尊だったことは間違いないです。黒地に金の文字でしたね。
   時期はブロック体制になる前でしたから、昭和四十一、二年頃ですね。
                       S・T(清涼寺所属・元B長)
                     斉藤チエ子(長久寺所属・元地区指導長)
 以上の2人の証言は事実であると思われる。というのも昭和50年代にはあちらこちらの
会館で「漆黒の御本尊を見た!」という声が出ているからだ。板本尊以外に漆黒の本尊は
ない。
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