こんにちは,ひなたパパです。
1月24日,米国で世界初の仮想通貨の格付けが実施されます。
どの仮想通貨が暴騰し暴落するのか,世界が注目しています。
- Weiss Ratingsが仮想通貨の格付け実施
- 対象の仮想通貨は12種類
- 4つのサブモデルに分割される格付けシステム
- 過大評価されてきた仮想通貨
- 暴騰・暴落相場に賭ける投資家
- 投機から投資に代わるのか
Weiss Ratingsが仮想通貨の格付け実施
米独立系格付機関のWeiss Ratings(ワイスレーティング)が仮想通貨の格付けを実施します。
Weiss Ratingsは,1971年にMartin D. Weiss氏によって創設された機関です。
S&Pグローバル・レーティングやムーディーズ・インベスターズ・サービスなど大手格付け機関とは異なり,評価対象から一切報酬を受け取らないことが特徴です。
その独立性と正確さは米国会計検査院(GAO)などの政府団体や大手メディアから高い評価を得ています。
対象の仮想通貨は12種類
対象の仮想通貨は12種類で,次の通りです。
- Bitcoin(ビットコイン)
- Ethereum(イーサリアム)
- Ripple(リップル)
- Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
- Cardano(カルダノ)
- NEM(ネム)
- Litecoin(ライトコイン)
- Stellar(ステラー)
- EOS(イオス)
- TRON(トロン)
- Monero(モネロ)
- Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)
使用技術や用途,取引パターンなど数千の観点から評価されます。
時価総額1位であるものの送金が遅いという致命的な問題があるビットコイン,ビットコインの機能を拡張しスマートコントラクトを搭載したイーサリアム,送金システムとして開発されたリップルなど,このような特徴がどう評価されるのか注目されます。
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4つのサブモデルに分割される格付けシステム
Weiss Ratingsは,仮想通貨の格付けをより正確に行うために,4つのサブモデルに分割された格付けシステムを開発しました。
【リスク指数】
- 価格変動やボラティリティなどの要因に基づくリスクレベル。
【収益指数】
- 過去の売買パターンに基づいた収益性。
【テクノロジー指数】
- アナリストの手作業によるレビュー(ソースコードとホワイトペーパー)と,Query Treeによる評価。
【採択指数】
- 普及度合い,取引速度,決済時間などの測定値。
過大評価されてきた仮想通貨
仮想通貨格付けの生みの親であるMartin D. Weiss氏は「多くの仮想通貨は,過大評価されいつ大暴落してもおかしくないリスクを伴っている。仮想通貨市場には堅牢で,公平な格付けが必要とされている」と述べています。
本来開発された目的とかけ離れ,投機化した仮想通貨相場を正常化する取り組みの一環と考えられます。
暴騰・暴落相場に賭ける投資家
すでにバブル相場化している仮想通貨。
今回の格付けにより,暴落する可能性があるため,利益確定に急ぐ投資家が多いのではないでしょうか。
一方で,高評価を得た仮想通貨は暴騰するのでは?と思惑も広がっています。
1月22日(23時)現在,調整相場の様相を見せていますが,一攫千金を夢見,買い付けに走る投資家も多いかと思います。
暴落に掛け売りを仕掛ける人,暴騰に掛け買いに走る人…注目されます。
投機から投資に代わるのか
金融システムに革命を起こす可能性を秘めた仮想通貨ですが,残念ながら,投機商品として注目されている現状です。
私はスケーラビリティが高い仮想通貨が生き延びると考えているのですが,今回の格付けにより,より具体的な評価方法が分かることとなります。
つまり,どの仮想通貨が有望になるかホワイトペーパーを読めば,ある程度予想がつくようになります。
有望な仮想通貨は,開発者へ資金が集まり,金融革命に貢献できる仮想通貨に進化(拡張)することができるのです。
投機から投資へ変わる転換期を迎えているのかも知れません。
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