ホワイトハットSEOを用いたアフィリエイトサイトの戦略・手法(サイト設計)

この記事では、僕のサイトの作り方について、紹介していきます。サイト設計は自分の中で3つに分けています。

  1. 大きめサイト(~500記事)
  2. 小さめサイト(~50記事)
  3. データ型サイト(外注さんにお願いして作成)

今回は、大きめサイトと小さめサイトについて、実際に取り組んでいるサイト設計について、記事にしました。

きちんと言語化するのは初めてなので、説明が拙いところがあるかもしれません。また、運営している具体的なサイト、ジャンルは公開しませんので、ご了承ください。

大きなサイト(~500記事)の作り方

大きなサイトの前提

ここでの大きなサイトを集合で表すと、下のイメージのように、いわゆる一ジャンルとしての取り組みになります。後ほど書いている小さめサイトは、この一ジャンルの中からさらにブレイクダウンした形で作成しています(後半で説明します)。

 

アフィリエイトサイトイメージ(あくまで個人の見解)

僕のサイトの設計方法に入る前に、少し一般的(だと感じている)アフィリエイトサイトのイメージを書いてみました(商標狙いを前提として)。

 

例えば、クレジットカードだと、たくさんの種類の商標があります。その分アフィリエイト案件もたくさんあります。そこを目がけてくるアフィリエイターさんが多く、サイト設計としては、アフィリエイト案件があるところに集中しているイメージです。

このようになっている場合、ガチガチなケースが多く、面白いほどに順位があがりません。そして、モチベーションが全く保てなくなります(過去何度も挫折しました)。

 

ホワイトハットにおけるサイト設計イメージ

アフィリエイトの案件のないものでも書く

一般的に感じるアフィリエイトサイトに対して、僕は裾野を広くとることを前提にしています(とにかく流入を生ませる)

具体的な実例としては、僕が作っている別のサイト「biwa-code」のイズミヤの電子マネー「ヒナタス(litta)」のカード記事がそれに当たります。このカードのクレジット案件(ソレーナstacia)は、アフィリエイトとしては、取り扱いがありません(少なくともオープンでは知りません)。

案件がないために、ドメインパワーがない状態でも、順位はすぐにヒナタス、littaで付きました。

 

このヒナタス(ソレーナStacia)に興味がある人は、わざわざ調べる訳ですから、節約も興味があるはずです。

そこで、訪問者にとって役立つものがある場合、アフィリエイト案件に繋ぎ、こういった記事を起点にして、流入を増やしていくようにしています(仮にそこで成約が無かったとしても)。

この「biwa-code」はアフィリエイトをメインにした設計にしたものではありません(ブログよりのサイト)。本格的に売り上げを上げているサイトはもっとゴテゴテしたアフィリエイトサイトです。

 

属性を絞って、裾野を広くとる

先ほどの、ヒナタスの記事もそうですが、次のアフィリエイト案件にアクションを起こしてもらうとすれば、属性をイメージすることが大切だと考えています。

ヒナタスの記事は、興味のあるジャンルという属性でしたが、他にも性別、年齢、生活環境からの属性もあります。

どちらにせよ、属性が同じなら、全く関係性のないジャンルでも、共感性をきっかけに流入を生むことができると考えています。

個人的には、「電車で調べものをしていたら、ついつい他のことを見ていた」というサイトが僕にとっての”理想”です。

そのため、どの集客記事でも、どうすればアフィリエイト案件に繋がるかを考えて、投稿しています(もちろん、1パス、2パスあったとしても)。

 

例えば、僕は30代前半で子持ちです。正直、お金がかかります。お金のワードは思いつくところでたくさんあります。節約にフォーカスして考えると、

  • 光熱費を抑えるための・・・
  • 食費を抑えるための・・・

など、お金を抑えるための、たくさんのワードが浮かびます。

他にも、お金がかかる、という観点で言えば、僕と同じ世代は子供が産まれたり、家を買ったりする人が多いので、お祝い事で出費があります。そうすると、

  • 百貨店で節約する方法は・・・
  • お祝い事におすすめのベビー用品店は・・・

たくさん出てくるので、クレジットカードを活用できる記事に、流入に繋がるように意識しながら、個別(集客用)記事を書くようにしています。

 

関係性が低いものは、直近での収益になりにくいですが、ライバルが少ない分、流入を安定的に作れる可能性が高くなりますし、検索ボリュームを解析するエイチレフスなどで見えない大きな流入を生むことがあります(最近は複合や、類似ワードでも合わせて上位表示されることがあるため)。

 

役立つ記事を書く

クレジットカードならポイント交換の仕組み、増枠など、使い方で分かりにくいポイントをまとめます。こちらの記事は、既存ユーザーが多いので、獲得には結び付きにくいと思います。

しかし、被リンクや、ソーシャルでの拡散が起こるのは、役立つ記事です。

最近は、LINE(ライン)で送付されることが多くなってきた気がします。LINEで送られるのを見るたびに、役立つ記事が書けたのかな、と自己満足しています。

 

書く記事で決めること

記事の中身の書き方は次の記事で説明します。この記事では、全体像を説明します。~500記事書くということですが、最初から全てを決めてとりかかることはありません。

特に新ジャンルをやるときは、Search Consoleデータ等がないので、まとめて決めていても意味をなさなくなると思います。

ただ、最初に決めておくべきは、アフィリエイト案件と必要最低限の記事だと考えています。biwa-codeでは、先ほどの記事を見れば、既にお分かりだと思いますが、特定のクレカ案件をまずは狙っています(まだ記事は投下していません)。

こちらは、商標周りでのCVワードを狙っています。

 

運営サイトを例にすれば

また、別のサイト「オウチデザイン」で言えば、脱毛をメインのアフィリエイト案件として取り扱うつもりですが、以下を最初に入れています。

  • 脱毛の体験談
  • 脱毛の考え方

見ていただくとわかりますが、美容を除けば、全く関係ない記事です。しかし、流入が起こり数パーセントでも流入が起こると、順位に影響を及ぼすため、アフィリエイト案件のない記事でPVを集める手法を考えています。

過去、脱毛はローラー作戦をして、一回やってオオコケしているので、自分なりのホワイトハット手法の適用は初めてです。あまりにも強力サイトが多いジャンルなので通用するかわかりませんが、長い目で育てていく予定です。

実はオウチデザインも、今回の例ではあまり適切ではないと考えています。最初に見せた集合から言えばオウチデザインの集合は一つ大きい、「女性」に当たるからです。ここで紹介している「大きめサイト」運営では、もう一つ小さいスケールで行なっています。

 

基本的に思い付きで記事を書く+To Doリストを使ってアイデアをメモ

メインの記事以外で書く記事のキーワードの決め方は、本音を言うと深く考えていません。

  1. 全く何も調べない状態で、イメージで下書きにキーワードを含むタイトルだけを打つ
  2. 作れそうな記事を考える
  3. サジェストツールを利用して、チェックする
  4. 足りないキーワード、思いつかなかった言葉を記事アイデアに足してみる
  5. 新しくできたキーワードとの組み合わせで記事が書けそうなものを考える
  6. (+α)移動中などで思いついたワードはできるだけ、To doリストにメモしておく

基本的に一日1万文字は今でも書いていて、思いついたものを片っ端から書くようにしています。非効率なんで辞めた方がいいんでしょうが、「書く事が好き」+「落ち着く」ので、兼業でも専業になってからほとんど変わらないです。

 

初期のサイトの構造~100記事

最初は、コンテンツがほとんどないので、どんな風に作ってても良いと思います。ワードプレスのテーマも何でもいいと思います。

こだわったデザインの重要性を感じておらず、ほぼフルノーマルで作ります(ユーザビリティが悪いデザインはNG)。

一点だけ調整するとすればサイドバーとグローバルメニューです。このAffi-Designではサイドバーにリンクをいくつか貼っています。ここで貼るべきコンテンツは、先ほどの「アフィリエイト案件のある記事」を入れておいています(税理士をお願いした体験談、自分なりのSEO対策、の部分)。

 

また、オウチデザインでも、上部のグローバルメニューも、順位が上がってほしい記事をセットしています。

本来、内部リンク遷移は、記事内が最も多いです(そもそもスマホだと、サイドバーは見えない)。しかし、属性を目がけて、集客している場合は、流入が少しでもあるサイドバーを侮ってはいけないと考えていますし、事実上がる傾向が強いです。

特にサイドバートップは考え物です。スマホで、サイドバーは見られてないよ、と言われますが、サイドバートップはメインコンテンツの次ですから…。

もちろん、サイドバー以外でも良いと思います。そこに置いたリンクに対して、クリックが発生するかどうか、がキモだと思います。

 

中期のサイト構造:100~300記事程度

アフィリエイトガチガチで、順位が付かないページばかり狙うのではなく、スキマのワードや属性を見つけて記事を書くようにすれば、アクセスが出てきていると思います。

ここで、僕がやることは、次の3つです。

  1. 記事内の内部リンク
  2. 思っている以上のPVのある記事をリライトして、キラーページ化
  3. Search Consoleの順位と表示回数のバランスが悪いものを探して、さらに流入を作る

 

内部リンクを張って、流入を促進する

100記事ほど作ったサイトでは、後期は内部リンクが付けているのですが、初期はコンテンツがないので、内部リンクがあまりありません。そこで記事内に内部リンクを施して、ページセッション、平均滞在時間を強化します。

 

PVのあるページをリライトして成約ページにする

僕のセンスがないこともあって、狙っている記事が上がらないことがよくあります。「そっちではなくてこっちで上がってほしいのに」と検索画面を見ながらうなだれることもしばしば。

しかし、上がることは喜ばしいことです。そこで、上がった記事を検索意図に沿いながら、リライトしていきます。

中期、後期に関係なく、リライトは、訪問者の方にとって、良いアフィリエイト案件があれば、それに合うようにリライトすることもありますし、内部リンクに向けてリライトすることもあります。

記事の中には、リライトし過ぎて原型をとどめていない記事もいくつか(稼いでいる記事で言えば、ほとんど)あります。時間によって、検索者の環境や、時事的に変化があることもありますから、リライトをしないことは、情報を腐らせていく行為だとも思っています。

 

Search Consoleでバランスの悪いところを探す

3番目が中期の最も大事なポイントです。Search Console で見るべきポイントは、検索アナリティクスです。そして、自分が上がっているページではなく、順位の低いページを確認します。

すると、順位に対して、明らかに表示回数の多いワードが見つかると思います。たとえば、mixhostに関連するワードはたくさんの表示回数があります。

 

こういったキーワードで表示されているものに対するアプローチは、

  1. 新規の記事を書く
  2. 既存の記事で追記、網羅させる

ようにしています。とはいっても、ほとんどが2のケースで改善しています。

網羅の方法はたくさんありますが、「meta keyword」、「ディスクリプション」、カテゴリのディスクリプション、見出し、などを利用して網羅性を高めるように、新規記事を書いたり、リライトを施したりしています。

さらにサイト全体から言えば、こういったバランスの悪い記事に、流入のある記事からつなげることで、記事に意味を持たせるようにします。記事単位での修正が必要なので、大変ですが、効果は高いと、肌感で感じています。

他にも、おすすめの記事、サイドバー、グローバルメニューに設置することで、こういった記事への流入を高めています(魅力がなく、クリックされなければ、あまり効果はありませんが)

 

後期:300記事~

基本的に、中期の繰り返しですが、修正の比率が高くなってきます。毎月のアナリティクスデータ、Search Consoleデータをもとに改善を続けていきます(今は1ヶ月に5~10記事:3000~5000文字のくらいのペースで執筆しています)。

後期の改善方法については、時間がある時にまとめたいとおもいます。

 

大きめサイトの設計まとめ

僕がやっている手法は、書く事が主体です。書く事が好きですし、自分がペルソナになることを中心にやっているので、あまり苦になりませんが、時間はかかります。

同様のサイト構成で、あるサイトは、80万円/月いくまでに、1年半かかりました(ライバルがとても強い)。市場規模はもっと、もっと大きいので、これから伸びてくれることに期待です。

 

小さいサイトの作り方

大きめジャンルから、ずらして考える

最近やっていて上手くいっている、小さいサイトのやり方も紹介します。最初に説明した大きなサイトの図を使って説明していきます。

小さいサイトを作るにあたって、いきなり別ジャンルを作ることはやっていません(過去やって、大損しました。先に書いた脱毛のサイトです)。小さいサイトは、今のジャンルから「切り出して」、「ずらしたところを」、「深掘り」して作っています。

 

例えば、クレジットカードの中から、海外旅行保険に特化したサイトを作る、といった流れです。

 

小さいサイトで成約できる?むしろ効率は良いです

簡単に言えば、カテゴリをサイトに昇格させるイメージです。実はこういう風にブレイクダウンした方が、カテゴリーで切り分ける分、上限は低くなるものの、効率よく成約する可能性が高くなる印象です。

下のアナリティクスデータは、僕のミニサイトのデータですが、直帰率、離脱率が低くなっています(17日まで自分を除外していないので、ノイズ有りですが)。このサイトはサイドバーをちょこっとカスタマイズしているだけで、ほとんど手を加えていないサイトです。

 

理由はシンプルで、関連記事だけでも自然と内部リンク構成ができるからだと考えています(キーワードが全て近いところにあるため)。

何より、検索に対してカテゴリが狭いサイトの方が、「その人にとって、どこを押しても知りたい事に繋がる、便利の良いサイト」であることは間違いないので、結果、順位が上昇することもうなづけます。

結果、このサイトの場合、運が良かったこともあって、作ってから1ヶ月経たないうちに、10000円ちょっと程発生しました。

 

追記)サイト作成から数か月経ち、記事は10記事ちょっとですが、デイリーPV150~200くらいで、上記のサイトですでに月4万ペースで発生するようになりました。これでもまだ狙いのワードで約10位なので、伸びが楽しみなサイトです。

 

「ずらし」は事前に、近しいsearch consoleの情報があること、そして基礎知識があることがメリット

ホワイトハットSEOのキモは、Search Consoleです。穴が開くほど見た方が良いと思っています。

特にこの「ずらし」を使って、小さいサイトを作る場合は、Search Conosoleの情報がとても役に立ちます。事前に、似たようなワードの流入がわかるからです。

もちろん、Search Consoleで得たアイデアを基に、エイチレフスに掛ければ、さらに詳しくわかります。

そして、近いジャンルであれば基礎知識がそれなりにあるはず。リサーチの時間を短縮できることは、間違いなく、メリットです。

 

ネタ切れを懸念するくらいのミニサイトは作らない

小さなサイトの場合は、ジャンルを絞っているからこそ、ゴールを見て作ることが前提で、~50記事位を考えておき、記事を作っていきます。

むしろ、あまりに少なすぎて、想定よりも記事を書けそうにないなら作ることをやめた方が無難だと思います。

 

大きめサイトと、ミニサイトの作り方の持論

この記事では、大きなサイトと、小さなサイトの作り方について自分のサイト作成の経験談をもとにまとめました。誰かの参考になれば嬉しいです。

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個別の記事の書き方については、なかじさんの「アフィリノオト」に「ホワイトハットSEOで成果を上げた記事の書き方と上位表示までの手順」として寄稿させていただきました。こちらをご参考ください。