Appleが現地時間1月22日、Apple Musicで作品を公開しているアーティスト向けに「Apple Music for Artists」の提供を開始したと米メディアBillboardが報じています。アーティストは、自分の作品の再生回数などの分析データを得ることができます。
再生回数などの詳細データを把握可能に
Appleは「Apple Music for Artists」の機能を、まずはベータ版として数千人のアーティストを対象として提供を開始しており、今春には全アーティストへの提供を開始する模様です。
見やすくデザインされた操作画面では、楽曲やアルバムの再生・購入数を、最近24時間から2015年のApple Musicリリース以降の好みの幅で集計・表示することが可能です。
また、作品を聴いている人の属性として「ロサンゼルス在住の16〜24歳の女性が、この作品を何回程度聴いているか」といった情報を知ることができるほか、Appleが編成したプレイリスト内での再生状況も知ることができます。
先行するSpotifyやYouTubeに追いつく
2015年にスタートしたApple Musicは、「Apple Music for Artists」の提供開始で、先行するライバルであるSpotifyやPandora、YouTubeが提供していたアーティスト向けの機能で追いついた格好です。
Apple Musicは、2017年6月の時点で有料会員数が3,000万人を突破しています。
最近のAppleは、ライバルとの差別化によるユーザー数拡大のため、Apple Musicでのオリジナル映像作品の強化に取り組んでいます。
Source:Billboard
(hato)